丘の上で風に吹かれながら、少女はつぶやいた。
「……ねぇ、どこ行こっか?」
もちろん返事をする相手はいない。
でもそのかわり、風がふわっと彼女のリボンを揺らす。
「え? “好きなところへ行けばいい”って?
……うん、そうだよね」
少女は笑って、段丘の向こうのタワー都市を見つめた。
「じゃあ……今日はあそこ。
なんとなく……呼ばれてる気がするし」
そして軽くスカートを握ると、くるっと踵を返した。
「行ってきまーす!」
風が背中を押すように吹き、
少女は桃色の丘へと駆け下りていった。
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3 months ago