「家のメイドさんに任せた方が良くないかい?」
「フォンリがいい」
優しく丁寧に、だがどことなく雑さがある手洗い。
いま、マグナとフォンリの二人は、お風呂で身体を洗っている。
「でも、要人と会う用事に、俺の手洗いっつーのはなんつーかさ…
恐れ多いって感じさねぇ」
「大事な人に洗って貰った毛並みが一番。
……ネーヴェントのお墨付き」
「ネー坊のお墨付きかぁ~。
それじゃあ何も言えないさ」
気楽に話ながら、ガシガシと洗っていく。
マグナの毛皮はとてもボリュームがあり、
それを洗うとなると、とてもとても時間がかかる。
手慣れてる人物であっても、一筋縄ではいかない。
4 days ago