国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年11月号その1です。私は梓崎優『狼少年ＡＢＣ』(東京創元社)を紹介しました。著者にとって約12年ぶりの新刊で、青春の情景を際立たせるものとして謎解きを組み込むという部分に技が光っています。 ちなみに動画内で言及していたアンソロジーは、『宮内悠介リクエスト！ 博奕のアンソロジー』(光文社文庫)で合っていました。梓崎さんは「獅子の町の夜」という短編を寄せています。 youtu.be/ASLPM7ME0gM?...

12月18日発売予定の『日本ミステリ新世紀MAP 現代ミステリ25年の歩みと31人の作家たち』(実業之日本社)の書影がアップされておりましたので、こちらでも添付にて公開します。版元の内容紹介も更新されておりました。 www.j-n.co.jp/books/978-4-...

先ほど担当編集者氏より連絡があり、12月18日発売予定の『日本ミステリ新世紀MAP　現代ミステリ25年の歩みと31人の作家たち』(実業之日本社)が校了になったとのことです。かなりバタバタした展開になりましたが、これでひと段落。明日以降、内容について告知していきます。 同時に色々と滞っていたことも進めてまいります。ただ今晩はひと息入れます……。 www.j-n.co.jp/books/978-4-...

本日発売の『ミステリマガジン』2026年1月号にて、「ミステリが読みたい！」に合わせて翻訳ミステリの年間回顧を書いています。なお、『ミステリマガジン』では次号より新連載が始まります。翻訳ミステリ関連で、共著の企画になります。お楽しみに。

あ、やっぱりXは不具合なんだ。

12月発売の著書、念校を週末に返したら執筆者側の作業は終了。あとひと息でございます。

知念実希人さんと梨さんの対談記事の司会・構成を担当しました。いわゆる“モキュメンタリー”と呼ばれる疑似ドキュメンタリー形式のホラーについて、あれこれ意見が交わされて興味深い対談でした。 realsound.jp/book/2025/11...

「ダ・ヴィンチWEB」にてアンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭訳『マーブル館殺人事件』(創元推理文庫)の書評が公開されています。久しぶりに同媒体で書きましたが、今後は書評を寄せる機会が増えるかも。 ddnavi.com/article/1306...

本日、『日本ミステリ新世紀MAP』(実業之日本社)の表紙デザイン案を拝見しました。良い、とても良いです。公表できる日が楽しみ。

12月発売予定の『日本ミステリ新世紀MAP』(実業之日本社)、本日再校ゲラの作業を終えて担当編集さんにお渡ししました。 来週校了予定なので、目次などはまだお見せ出来ないのですが、ぼちぼち内容は本の構成などについてはお知らせしていこうと思います。 最初の著書である『新世代ミステリ作家探訪』(光文社)を刊行した2021年夏はコロナ真っ盛りの時期だったために、あまりプロモーションを積極的に出来ず、本に携わってくれた方々に申し訳ない気持ちがありました。 その反省も踏まえ、本作ではPRには気合いを入れて取り組むつもりです。ご紹介いただける場にはどんどん出ていきますので、興味がある方はぜひお声がけ下さい。

著書再校ゲラ作業、明日１日で片を付けるぞ……！

著書再校ゲラ作業が今週末までにつき、もろもろ返事が遅くなる場合があります。ご了承下さい。

「道玄坂上ミステリ監視塔」、今月分が更新されました。今月はこの作品一択でしょ、と思っていたら皆さんバラバラ。だからこそ楽しい連載なのですが。 realsound.jp/book/2025/11...

12月発売予定の著書の作業は、来週を乗り越えれば一段落する感じである。あともうちょっと。

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年9月に出た本です。その他の動画もよろしく。その３でおしまい。 youtu.be/Aa3XwyX94Bg

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年10月号その3です。私は我孫子武丸・神永学・背筋・真梨幸子・矢樹純・歌野晶午『●●にいたる病』(講談社)を紹介しました。我孫子さんの『殺戮にいたる病』のトリビュートアンソロジーという「その企画、よく成立したな」と驚く１冊です。 youtu.be/Aa3XwyX94Bg?...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年10月号その2です。私は霞流一『スカーフェイク　暗黒街の殺人』(原書房)を紹介しました。もし岡本喜八映画に多重解決という概念があったなら、とでもいうべきユニークな小説で、多重解決が提示される前提で組まれたロジックの面白さが光る作品です。 youtu.be/7IOWxsYXo5k?...

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年9月に出た本です。その他の動画もよろしく。続いてその２。 youtu.be/7IOWxsYXo5k

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年9月に出た本です。その他の動画もよろしく。まずはその１。 youtu.be/LM6ewKuksc0

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年10月号その1です。私は佐々木譲『佐伯警部の推理　道警・函館方面本部』(角川春樹事務所)を紹介しました。〈道警〉シリーズ、第2シーズンが開幕。群像劇的な雰囲気から少し変わり、佐伯が地道な推理で真相に迫る謎解き要素が強い作品になっています。 youtu.be/LM6ewKuksc0?...

【予告】今年12月に実業之日本社より『日本ミステリ新世紀MAP　現代ミステリ25年の歩みと31人の作家たち』という著書を出します。2000年代から現在に至る約四半世紀の日本ミステリを社会的な出来事や文芸全体の流れとともに振り返る概論および作家小論から成る本です。現在、Amazonなどで予約受付中。 詳しい内容については、発売日までの約2ヶ月間で順次お知らせ致します。どうぞお楽しみに。 www.j-n.co.jp/books/978-4-...

「道玄坂上ミステリ監視塔」、今月分が更新されました。私は「収録作すべてが“消失の謎”を扱う、ハイレベルの謎解き短編集」を選びました。久しぶりに迷わずベストを選んだ気が。 realsound.jp/book/2025/10...

仮に仲間を鼓舞するための言葉だとしても、「粉骨砕身頑張るので、みなさんもよろしく」みたいな感じで別の言い方があっただろうに、どうしてあんな言葉のチョイスになった。

『ユリイカ』2025年10月号の「澤村伊智」特集にて、澤村作品の解題を幾つか書いています。ホラー書評家の朝宮運河さんと分担し、私はミステリの要素が強い作品を担当。 www.seidosha.co.jp/book/index.p...

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年8月に出た本です。その他の動画もよろしく。その３でおしまい。 youtu.be/wtRWkFNjeVI

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年9月号その3です。私は潮谷験『誘拐劇場』(講談社)を紹介しました。いつも行先の検討がつかない物語で楽しませる潮谷験ですが、今回は特にスリラーの側面に力点を置き、1章ごとに予測不能の方向へと読者を誘導する作品になっています。 youtu.be/wtRWkFNjeVI?...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年9月号その2です。私は杉井光『羊殺しの巫女たち』(KADOKAWA)を紹介しました。『世界でいちばん透きとおった物語』(新潮文庫nex)で読者を驚嘆させた作者が、今度はホラーの骨格にミステリの作法を組み込むことで怖くて驚く小説に挑みました。 youtu.be/jRO82CjA46M?...

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年8月に出た本です。その他の動画もよろしく。続いてその２。 youtu.be/jRO82CjA46M

専業になって良かったと思うことの１つに、仕事とは直接関係ない本、特に非ジャンルの文芸評論や現代思想関連をじっくり読む時間が増えたこと。いま読んでいるのは渡邉大輔『セカイ系入門』(星海社新書)。

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年8月に出た本です。その他の動画もよろしく。まずはその１。 youtu.be/7iplyPitpus

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年9月号その1です。私は阿津川辰海『最後のあいさつ』(光文社)を紹介しました。「相棒」をはじめとする刑事ドラマへのオマージュが楽しいと同時に、インタビュー小説の形式を取り１人の人物像を掘り下げていく興味で読ませるミステリです。 youtu.be/7iplyPitpus?...

「道玄坂上ミステリ監視塔」、今月分が更新されました。私は「芥川賞作家による正道をいく娯楽活劇にして、国家と個人の関係を問う重厚な冒険小説」を選びました。 realsound.jp/book/2025/09...

10/13(月・祝)に大阪・梅田にて開催される本格ミステリ作家クラブ25周年記念トークショー&サイン会、私も講演パネル②の司会として出演します。 詳細確認および予約については、紀伊國屋書店の下記サイトから。 チケットは先着順で、上限に達した段階で販売終了ですのでお早めに。 store.kinokuniya.co.jp/event/202510...

本日発売の森バジル『探偵小石は恋しない』(小学館)の書評を書きました。必要最低限の情報に留めつつ本書の本格謎解き小説としての魅力について触れました。 shosetsu-maru.com/review/oshit...

ＳＦについてもう一度ちゃんと読み直したいけどずぶの素人だけでは、と思っていたら『ＳＦマガジン』で書評連載中の香月祥宏さんが力を貸してくれることになりました。お互い３冊ずつ薦める月例ＳＦレビュー番組、今回紹介するのは2025年8月刊の作品です。まずはその１。 youtu.be/-ViqLiQWaqU

毎月刊行される翻訳ミステリーの中からいち早く選んでお届けする、それが月例書評番組「翻訳マッハ！」です。「小説推理」「本の雑誌」などで書評連載中の酒井貞道さんと杉江松恋の二人が３冊ずつ紹介しますよ。今回は2025年8月刊の作品です。続いてその２。https://youtu.be/NwPYf5qZi3Q

毎月刊行される翻訳ミステリーの中からいち早く選んでお届けする、それが月例書評番組「翻訳マッハ！」です。「小説推理」「本の雑誌」などで書評連載中の酒井貞道さんと杉江松恋の二人が３冊ずつ紹介しますよ。今回は2025年8月刊の作品です。まずはその１。 youtu.be/KzpnPuL4rUw

実は書評が出にくい出版形式に文庫オリジナルがあります。各紙誌に乗らないならここでやってみよう、ということでメフィスト評論賞法月綸太郎賞の坂嶋竜さんと杉江松恋が毎月気になった作品を紹介していきますよ。今回対象となるのは2025年8月刊の文庫です。まずはその１。 youtu.be/hCReUmzT4Hk

＞兼業だって我慢の限界はあるし。 仰る通りで「兼業ですらライター業は難しくなりつつある」というのが、つい昨日まで兼業だった私の感覚です。

今野敏『審議官─隠蔽捜査9.5─』(新潮文庫)の解説を書きました。〈隠蔽捜査〉シリーズのスピンオフに位置づけられる短編集第3弾。竜崎の妻が主役を務める謎解き要素を含めた短編など、警察小説という器に多様なジャンルを盛り付けたような1冊になっています。 www.shinchosha.co.jp/book/132166/

今月末で現在の勤め先を退職し、書評家・ライターとして当面は専業で活動することにしました。 専業になろうと思った理由は色々ありますが、一番は書きたいこと、やりたいことにひたすら打ち込む時間が欲しい、これに尽きます。 このご時世に専業を選ぶことの厳しさは重々承知していますし、正直に言えば正社員の身分を捨てることへの不安が無いわけではありません。 が、もういい加減、好きなことだけに集中する人生を送っても良いだろ。 という具合に腹を括りました。 というわけで今まで以上に書評家・ライター業に励んでいく所存でございますので、引き続きよろしくお願いいたします。

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年8月号その3です。私は方丈貴恵『アミュレット・ワンダーランド』(光文社)を紹介しました。犯罪者専用のホテルを舞台にした連作謎解き短編集で、活劇の骨法とパズラーの要素を上手く融合させる手付きに光るものを感じます。 youtu.be/m6OttKwCfso?...

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年7月に出た本です。その他の動画もよろしく。その３でおしまい。 youtu.be/m6OttKwCfso

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年8月号その2です。私は東川篤哉『谷根千ミステリ散歩 　密室の中に猫がいる』(KADOKAWA)を紹介しました。谷根千エリアを舞台にした謎解き連作集の第2弾。のほほんとした雰囲気とは裏腹に強固な推理が光る短編集です。 youtu.be/2ZIAbt-XnKk?...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年8月号その1です。私は笛吹太郎『コージーボーイズ、あるいは四度ドアを開く』(東京創元社)を紹介しました。アイザック・アシモフの〈黒後家蜘蛛の会〉シリーズにリスペクトを込めた短編集の第2弾。前作以上に謎のバリエーションが豊かになっています。 youtu.be/NVgpUjYexNA?...

書評家・若林踏と杉江松恋がその月に読んだ国内ミステリーから気になった作品を挙げてお薦めするミステリー好きのためのレビュー番組「ミステリちゃん」です。 今回扱うのは2025年7月に出た本です。その他の動画もよろしく。まずはその１。 youtu.be/NVgpUjYexNA

原稿に集中していたら、いつの間にか更新されていました。「道玄坂上ミステリ監視塔」、今月分でわたしは「犯罪者専用ホテルで繰り広げられる活劇&謎解きが楽しい連作短編集の2冊目」を選びました。 realsound.jp/book/2025/08...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年7月号その3です。私は上條一輝『ポルターガイストの囚人』(東京創元社)を紹介しました。〈あしや超常現象調査〉シリーズの第二長編で、ホラーの定番である“ポルターガイストもの”を意外な展開で楽しませる作品です。 youtu.be/pknDXh3kaI0?...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年7月号その2です。私は柴田祐紀『リゼル13』(光文社)を紹介しました。新種の麻薬を巡る犯罪小説で、登場人物たちが己の弱さや情けなさ故に暴力と犯罪の世界へ飲み込まれていく様子が圧巻。著者にとって２作目ですが、出来映えはデビュー作より数段上。 youtu.be/JwaCWdaWV_U?...

国内ミステリ書評番組「ミステリちゃん」2025年7月号その1です。私は水見はがね『朝からブルマンの男』(東京創元社)を紹介しました。第１回創元ミステリ短篇賞受賞作を含む短編集で、大学ミステリ研究会の先輩後輩コンビが探偵役を務めます。 youtu.be/UfZstC6gYNU?...