午後2時過ぎ、小降りになった雨の中、散歩へ出掛ける。台風級でなければ、雨でも散歩は欠かさない。義務感、というか、ただ歩くことで頭の中をリセットする時間が必要なのだ。
大きな市営公園をへ向かう。人気のない広場で、社会から切り離されたような心地よい静けさを感じた。
屋根のある休憩所で、雨に濡れた芝生をぼんやりと眺める。すると、雨足はますます弱まり、鳥のさえずりが聞こえ始めた。切り離されていた世界が、再び僕と繋がろうとしているように感じた。
出口へ向かう坂道を下りながら、犬を連れた老人を見かけ、木々の間から、見慣れた町の風景が見えてくる。再び、日常の社会へと戻っていく。少し、それがさみしかった。
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