相手の頭に触れると自分の記憶を忘れさせることができるようになった🕶君が除籍されて卒業と同時にしのうと考えて縁があった人皆の頭にさりげなく触れていく。
さっきまで話していた生意気な後輩も、ずっと一緒にいてくれた幼馴染も、つるんで色んな思い出を作った仲間達も皆🕶を忘れていった。さりげなく撫でて、しかもこの力が発揮されるのは触れてから暫くしてから。だからこそ誰にも違和感を感じられることなく自分を忘れさせていけた。
卒業まであと2日。もう誰も自分を覚えていない。周りにいた人達ももう誰も自分の傍にいなかった。
寂しいと感じる心を必死に押し留める。決めただろう、もう独りになると、消えようと。
10 days ago