此度も私は、孤独を選んだともいえる。
人の縁ほど儚く脆く、否応無しの因果律にて断ち切られるものを、私は到底大切には出来なかった。
だからなのかは知らないが、似た傾向の者どもが、付かず離れずの距離で座っている。
一人よりも独りを恐れる、偏屈な精神を持ち合わせている故に、針鼠よろしく近付かない者もいる。
それは周りに集う者一概には言えず、平然と距離を詰める者もいるが、それはそれで喧しいが心地よい喧しさだ。
此度の孤独は、孤独らしからぬ。
角が取れに取れ過ぎた、まあるいものである。
それはそれで良しとしようではないか。面白いから。
about 1 month ago