嵐 自分の内の静けさが際立つ

なんなんだろうこの世界

久しぶりに衝撃を受けた。歴史から意図的に葬り去られようとしたにも関わらずその魂に触れたひとによってそれは消えなかった。

消えたい

目が覚めて眠れなくなった. 身体をおこして電気は付けないまま、開け放った窓から入る風で揺れるレースのカーテンを眺め、虫の声と木々の葉がこすれる音をきいている.

おどけたパラジャーノフをうつしたこの写真すき

" 海の中の魚のようではなく、海の中の一滴の水のように "

久しぶりに朝の川辺 雨粒がひかりをうけてすべてがきらきらと輝いていた　身体の奥でぐつぐつと煮え繰り返る悲しみと怒り 景色の中に入ってゆけない ここに居ないみたいな気分

きれい

ずっと前に受け取ったものが今なお私の中にやさしく息づき守られていることに気づく時間があってやっと心からさようならと言える どうか どうか お元気で

カメラロールを開くと6月の終わりからほとんど写真を撮っていなかった 言葉を失っている間にも数えきれない灯が消えてゆく こんなふうに生きていることが恥ずかしい

開かれたままの眼にこの世界は最後どんなふうに映っていたのだろう あんなにも小さな身体でどれほどの苦痛に耐えたことだろう 想像もつかない　こんなふうに命がもぎ取られ続けてはいけない

" 私たちはいま、飢えによる絶滅の段階にある。シオニストをあなたの場に迎え入れないで下さい。これは意見の相違などではない。 耳を塞ぎ、居心地の悪い対話から逃げてはならない。これは、生と大量死の問題だ。 シオニズムは人種差別であり、ジェノサイドである。決して、それを普通のこととして扱ってはならない。"

There are no words. Only rage. Children turned into skeletal frames before our eyes. Emaciated families in tents. State death by starvation. Bombs dropped on aid seekers. Bullets fired at kids with empty pans. Humanity turned on its head. The world shows its depravity

ずっとElliott Smithの Everything Means nothing to meが頭の中で流れている

人間のやることじゃないという言葉をたまに目にするけれど、個人的には物心ついた時から人間に対する印象はあまり変わらない. 虐殺や戦争が終わらず行為の卑劣さが増してゆくことに激しい怒りと悲しみで我を忘れそうになるのと同時に、同じつよさでこれがよく知っている人間のすがただとも思う. ただ、その上で、そこに抗いたい.

どんな状況になっても深く共鳴してつながっている灯台のような存在のことを忘れない. いかなる熱狂にも陶酔することなく自分にやれることを考え続ける. 掻き消されてゆきそうなあらゆる声とともに生きていたい.

国とか日本人みたいな大きな主語で捉える前に血の通った個人がそれぞれの生のなかで社会の構造や選びとるものを問い直さなくてはならない場面だと思うけれど、排除したり破壊することでは根本的な変化には繋がらない. それではまた別の差別と破壊を招くだけ.

昨晩久しぶりに古本屋を訪れると店主から「あれ、待ち合わせ？」と声をかけられぽかんとしていたら、店の奥から信頼する大切なふたりの友人が現れた. 思いがけず約束もせずに会えたことがとても嬉しかった. パレスチナや政治の動きについて言葉を交わすうちに疲れて堂々巡りだった思考もすこし動きだす. しかし依然として消え去りたいという衝動が強く、踏ん張って1日が終わるという感じ.

冨原さんはトーベ・ヤンソンの研究者としても知られているが、私が小学校に入るか入らないかの頃に初めて自力で読んだのがまさにムーミンシリーズだった. それまでは父親が毎晩眠る前になにかしらの物語を読み聞かせてくれていた.

シモーヌ・ヴェイユの研究者である冨原眞弓さんが今年の2月に亡くなられていたことを今更知る…。その仕事に受けた恩恵(そしてこれからも受け続けるであろう)は計り知れない。

お互いの写真や絵や文章を通じてずいぶん前にSNSで知り合ったウクライナ人の方がいて彼女は今もウクライナに住んでいるのだが、最近ひょんなことからすこし踏み込んだ長文のやりとりをするようになった. 彼女の住むエリアはこのところ爆撃が激しく、夜もイランのドローンが飛んでいて怖くて眠れないという(ロシアはイランが設計した無人機を導入し国内でも生産している). 「他者を消し去ろうとすることは政府だけが行なっていることではなく、人びとが自らの手で行なっている」と彼女は書いていたが本当にそうだと思う. パレスチナの虐殺も日本国内の動きや自分の生活圏内の出来事でもそう感じる.

いつも心のどこかで冬が恋しい. 夏は光が強すぎる.

今朝. ここまで生きてきて11,517回目の夜明け.

昨日職場でいきなり比較的年配の男性に自分の身体をジャッジされるようなことを言われたのが未だに気持ち悪い. 咄嗟に笑って受け流した自分のことも気持ち悪い.

狼の遠吠えが心に迫る. 5月の初めに根室の岬を訪れたときに反射的に海に向かって遠吠えのように声を上げたときのことを思い出した. 言葉にならない声がある. 自分の内からも外からもそのような声が届いてくる. 応答したい. youtu.be/ifGDsYTbMoc?...

寝て起きるたびくじけそうになる心を立て直すことから始まる. 虐殺をやめろ.

am4:23 溢れかえる鳥の声　ひんやりとした空気に満ちる緑と花たちのかおり

きつねのこども. 自然界ではいたるところで新しい命に出会う季節.

Ganavyaの新しいアルバムが良かった. 1曲目の ' Land 'はスヘイル・ハンマードの詩に着想を得たものとのこと. アルバム通して素晴らしいけれど最後の' Sees fire 'という曲が深く印象に残った. " little one, i wish i could  build you a palace  tiny little one, i wish i could build you a palace tine the right fires in you " music.apple.com/jp/album/nil...

近づけたら　こころで

庭の芍薬、しばらく迷った末に部屋にいけるため一輪摘んだ. 一緒に持っているのはオレガノ、麻紐で枝をくくって乾燥させる.

本当に微力ですが寄付をしました. 前回までのプロジェクトによって作られた井戸は現在も稼働して持続的に現地の人びとに安全な水を届けているとのことです. 虐殺への抗議や抵抗の方法はさまざまあるかと思いますが、もし余裕がある方がいればフォームから寄付を行うことができます. (お会いしたことはありませんが私がパレスチナやパレスチナからうまれる言葉と深く出会った大きなきっかけは新土さんでした. それ以来パレスチナの人びとの存在に、そして新土さんの存在に私自身の生を何度救われ励まされたかわかりません.このようなプロジェクトを3度にわたり立ち上げてくださっていることありがとうございます.)

咄嗟に言語で縁取れない無数のうごきをよく見つめたい.

人間の歴史を振り返ればいつだってこうだった. 本質的にはずっと同じことを繰り返している. でもそれは今起こっていることへの向き合い方の結論にはならない. 私は今を生きている. だから抗いたい.

暑さに弱いのと日光が強い夏の日中は苦手だ. 外はもちろん家の中でも活動する気になれない. ただ朝と、そして特に夕方の美しさはさまざまなものを呼び起こす.

前のアカウントがいきなり海外のアカウントに大量にフォローされ、とても居心地が悪くなったので作り直しました.