テクポリ92年5月続き パソコンゲーム大賞'91。一般ソフトの人気ランキングに続き美少女と同人のランキングも。遊んだのは「ピンクソックス」ぐらい。「どしどしふんどし」が周囲で盛り上がってた。同人の1位は「ガイナロック」。OVAのようなAVG。後にテクノグラードから市販化、ソニアから続編も。黎明期は個人製作ソフトが市販化はよくあったが同人ソフトの市販化はそれ程多くは無い。88では帝国ソフト「魔法使いの弟子」とかONIONソフト「ぬけるマスター」とか。コミケ等にメーカー等の人が来て買って行き後で連絡が来る事も。自分もイベント販売後、テクポリ編集から連絡が来て、本で紹介したいと言われた事がある。

テクポリ92年5月続き 読者が選ぶパソコンゲーム大賞'91発表。大賞は元祖育成SLGの「プリンセスメーカー」ガイナックス。育成SLGのフォーマットを作った作品と言っても過言じゃ無い。軒並み98用ソフトの中で6位パロディウス（X68Kコナミ）、8位ぽっぷるメイル（PC88ファルコム）に注目。特にぽっぷるメイルは88のみなのにランクインしてるのは同人ソフトで88を現役稼働してる読者が多いからかも。新作ソフト発売予定表を見ると最後の現役8bit機として頑張るMSXはそこそこ予定はあるんだけどほぼ移植版。MSXオリジナルが少なくなって厳しいが、88同様同人向けとしてもうちっとだけ続くんじゃ

徳間書店「テクノポリス92年5月」 「美少女ソフトは永遠だ！」昨年91年11月に京都府の少年が成人向ゲームを万引き。そのゲームのタイトルから『沙織事件』と呼ばれる事件。メーカーのジャストとフェアリーテイルが家宅捜索、社長逮捕。大事件だけど、非アダルト系PC誌ではあまり触れられていない中、美少女ソフトに力を入れてるテクポリは重大問題として取り上げている。これ以後ソフ倫が出来て自主規制に進む中で某メーカーの力が強くなり過ぎて、反発して脱退するも18禁シールが無いと流通に～等ドロドロした話をゲーム批評だかで見たな。遅かれ早かれ自主規制の流れにはなっただろうけど、あの事件が無かったらとちょっと思う

ベーマガ92年4月続き 山下章のウインターCES'92レポートpart2。家庭用各機種の出展作品の一部を紹介。日本の市場の方が半年以上先行してて、日本版からのコンバートが多いと思われる。今回の記事とは関係無いけど、日本のゲームが海外向けになるとタイトルが変わる事がよくある。日本人発案のタイトルが英語圏では変な意味だったり印象が悪い事があるし、原作モノだとそもそも通じ無い。セガmkIIIの「北斗の拳」が海外版では「Black Belt」という空手家のゲームになったりロックマンがメガマンになったり。逆はどうだろ。海外オリジナルが日本移植時に名前が変わるのは、映画だと全然違う邦題が付くとかあるけど。

電波新聞社「マイコンBASICマガジン92年4月」 X68000Compact。前年のXVIを3.5"FDD内蔵でサイズを半分以下に。XVIのHDD無しモデルから7万円安いが68の主流は5"FDで供給されてて3.5"版はその後もリリースが少なく、メーカー交換か直販で買うかしか無かった。結局外付け5"FDDを買うと10万円近くの出費。トレンドは3.5"へ移行していたけど、メディアを変えるのはユーザーにもメーカーにも混乱をきたし普及の足枷になったと思う。それよりも68のノート型を出して欲しかった X68000芸術祭。エントリー作品を収録した書籍も出るなど結構話題になったけど第二回の開催は無かった

角川書店「コンプティーク92年3月」 日本ファルコム「英雄伝説II」PC88最後のRPG。80年代後半隆盛を誇ったPC88終焉の時。個人的に88には思い入れがあるので雑誌を振り返った時に多機種より注目しちゃう。でもこの頃メインがX68K、サブにPC286、MSXと88をたまにといった感じ。ファルコムに期待してたのはぽっぷるメイルのようなアクションだったので英伝IIは未購入。88やMSX迄は自分でプログラムしてゲームを作るワクワク感があったけど98以降は仕事でゲームは作るけどそういうのは無くなった。プログラミングがついて行けない。後にオニオンソフトのHSPで自作ゲームに復帰する迄に15年かかった

ベーマガ92年3月続き 山下章のウインターCES’92レポート。米国家電製品発表会。ゲーム機も家電の一つ。91年末までの各社ゲーム機累計出荷台数、ソフト集荷数、サードパーティ数等が載ってる。米国はゲームの返品が可能なので買ってすぐだと返品ができてしまう。今ならsteamがそうだね。昔いたゲーム会社が米国法人作って米国でソフト売ったら、沢山売れて喜んでたら大量の返品があった。ゲームのデキが悪いとかでは無く、小売りは売り逃しが嫌なので必要以上に発注してくる、どうせ返品できるから。という訳で会社が傾いたという話。 他にもSFCのCD-ROMとか変な周辺機器とか盛沢山。

コンプ2月号にエニックス以外のヒューマンやバンタンの募集広告が。この時習った事が10年後には使い物にならないなんて思いもよらないだろうな。卒業後も勉強し続けるのは当然だけど。今から10年後AIが当たり前に…いや多分予想を遥かに超えてくだろう。昔必死に覚えたBASICやマシン語、ドット絵の技術…は今でも使ってるけど、思い出話以上の活躍の場が無い 「おたくのビデオ」ガイナックス。10数年外注で仕事してたので、毎年コスプレ忘年会にお呼ばれしてた。コスプレが参加条件なのが😅。ある年にはうる星のあたるのコス（仮面武闘会の猫の仮面とハンマー）でラムのコスした一本木蛮先生とツーショット撮れたのは良い思い出

ADV時空伝説秋葉原編を[フリーゲーム夢現]に登録させていただきました。これで期間限定でなく、いつでもダウンロードしていただけます。 freegame-mugen.jp/adventure/ga...

電波新聞社「マイコンBASICマガジン92年3月」 エニックス・ゲームスクール。今のコンピュータ専門学校にはゲーム学課がある所が多い。メーカーのヒューマンも世界初のゲームクリエイタースクールやってた（ヒューマンアカデミーとは無関係）。エニックスのスクールはwikiによると結構マジなやつで、数学や物理も履修させる本格的なものだったらしい。最初からやる気のないのが3割くらいいて卒業は4~5割とか。自分もデザイン専門学校出だけど、確かに何しに来たんだと思うやる気の無いヤツは3割くらいいたもんな。 並びで珍しくAMIGAの広告。ウゴウゴルーガとか。映像関係が強く海外では評価の高い米国版X68K（違

角川書店「コンプティーク92年2月」 デコ「キャプテンアメリカ」。アメコミと言えば、スーパーマンやバットマンのDCコミックスとスパイダーマンやX-MENのマーベル。近年のマーベルはディズニー傘下として…まぁ色々勘弁して欲しい。 デコ「ウルフ・ファング」。SS版買い損ねてプレ値化したのでイーグレットツーミニが楽しみ。 SNK「餓狼伝説」。色々間違ってる。テリーのバーンナックル「しゃがんでからの飛び込みパンチだ」入力の途中で下に入るので一瞬しゃがむ絵が入るかもだけど違うやろ。「骨法を得意とする東の～」いや、骨法はアンディーやろ。関係無いけどテリーはスマブラの持ちキャラの一人（メインはベヨ姉さん）

ベーマガ92年2月続き ZOOM X68K「GENOCIDE2」。91年に映画「T2」こと「ターミネーター2」が大ヒットしたのにかけて「G2」と呼ばれた。SFCに移植された時のタイトルは「G2ジェノサイド」 トレーサーと呼ばれるロボットを操りベティというオプションを駆使して戦うアクションゲーム。1はグラもモッサリした感じだったが、2ではスタイリッシュになり動きも軽快でトレーサーのアクションがカッコイイ。特に剣が忍者の逆手持ちなのが最高。この年末はずっとG2のデモ観てた。以前エミュ解説本の付録に収録されたり、無償公開されてた事も。書籍はプレ値だけど今はプロジェクトEGGで購入できるのでお薦め

ベーマガ92年2月続き セガ「アラビアンファイト」。拡縮で奥行きを表現したベルスクアクション。必殺技はキャラが画面手前でアニメーション。残念ながら地元では見かけなかった。家庭用はアストロシティミニが初。期待して遊んだらなんというか。必殺技を使う為のアイテムがシーン跨ぎで持ち越せないのでほぼ拾ったらその場で消費。連打でコンボ攻撃、しかしその途中で敵がコンボから抜ける、がプレイヤーはコンボが終わるまで操作できないので一方的に反撃を喰らう等々。主人公の紅一点ラマーヤが90%のゲーム。 パーフェクトカタログも買ったけど内容が薄くて… 不満言ってるけどゲームは銭ゲバで最後まで行けるのでそれなりに楽しい

電波新聞社「マイコンBASICマガジン92年2月」 91年末AC話題作タイトー「プリルラ」。AMシー時点では海外のみだったが、急遽日本でも発売に。可愛い見た目と序盤はゴリ押しでもいける難易度で楽しませてくれる。癖のある敵だなーと思ってると3面の誇大妄想家の街でキャッチ・ザ・ハート。SFCに移植されててもおかしくは無いけどスペックだけじゃ無い色んな意味で無理だったか。TOWNS、SS、PS、PS2に移植された。お薦めはイーグレットツーミニで気軽に銭ゲバプレイが楽しい。ゲーム中の実写の人は当時の社員で、イーグレット～収録にあたりちゃんと許可を貰ったらしい。現行機で遊べるのはイーグレット～だけ？

角川書店「コンプティーク92年1月」 タケルX68K「ヘビーノヴァ」。メガCDにも移植された横スクACT＆格ゲー。期待して買ったけど、操作性が悪く、しゃがむと無敵だが攻撃できないという謎仕様が自分には刺さらず コスモスコンピュータPC98「魔彩子雀（まーさいこーじゃん）」。名前のインパクト。双六マップで敵と麻雀で対戦してレベルUPという麻雀クエストみたいな。久しぶりに名前を聞いたコスモスコンピュータは結構老舗 アートディンクPC98「アトラス」。大航海時代船で冒険や貿易して地図を埋めて行き発見した場所や宝が歴史の事実となるSLG。人によって違った世界が出来上がる。アートディンク躍進のキッカケ

ベーマガ92年1月続き スト2から遅れる事約半年ネオジオ「餓狼伝説」登場。スト2に比べると荒い部分が多く急ごしらえな感じがスト2のパクリと言われたのかも。だが2人協力プレイや奥行きを出す2ラインバトル、ストーリー展開等スト2との違いを打ち出した。いまだスト2は大人気、というか対戦台の普及で益々人気沸騰中。スト2待ちに餓狼という感じだったがいよいよネオジオ始まったな。 「G2」ZOOMのX68K用人気アクション。兎に角メカがカッコイイ。出たツイ＆G2でこの年末年始は68三昧だった。 「エイリアンシンドローム」。X68K版はコンティニューあるので遊びやすい。AC版もコンティニューできたらなぁ

ベーマガ92年1月続き FC末期の超大作HAL研の「メタルスレイダー・グローリー」。FCのAVG最高峰のグラフィックに大容量8Mbitで目パチは当然、色々アニメーションする。それを制御する特殊チップMMC5採用。僅か1万2千本初回生産のみで一時期凄いプレミア化。「～ファンブックリマスター」は本作と同時期に発売された書籍の加筆復刻版。旧ファンブックは本作より多い1万6千部売れたらしい。この頃自分はSFCの開発してたのでFCはノーマークだった。持ってるカセットは中古だけど裏側が白く変色してるので裸カセットでも1万円相場の頃に4千円程で買えた。なんかTMネットワークライブインパワーボールみたいだなと

ベーマガ92年1月続き ファルコム「ぽっぷるメイル」（91年12月20日発売）。PC88末期の超大作アクションRPG。98全盛期に88用で一切手抜きなしの渾身の逸品。98やメガCD、PCECDROM2、SFCと移植されたけど、キャラデザやグラフィックはこの88版が一番良い。88版のキャラデザは後に漫画家として「一撃殺虫!!ホイホイさん」等を手掛ける田中久仁彦先生。当時はファルコム社員で開発途中で退社した為以降の機種ではキャラデザが変更に。 広告では年内1万本限定出荷という事で異例の88ユーザーは全員買うようにという呼びかけも。 途中で止まったままなので久しぶりに続きをしてみようかな

電波新聞社「マイコンBASICマガジン92年1月」 花王、マクセル、データライフ各社FDにゲームの体験版が付いてくるという記事。自分が初めてFDを買ったのはPC88FRを買った時。マクセルの3枚入りで3000円（1枚1000円）だったのが、この頃にはブランド物でも10枚1000円程。88全盛期の頃にはJ&Pで売ってたノーブランドの10枚500円とか300円なんてのを使ってた。この広告の中のマクセルの8インチFDは新品が今でもうちにある。 インターネットどころかパソ通も一部の人のみ、雑誌にFDやCDが付く全然前なので、体験版配布の方法としては意味があった。フォーマットすれば1枚おまけだしね

コンプ91年12月続き ベーマガ12月号に続きコンプもAMショーレポート。こっちの方がよりゲームにフォーカスしてる感がある。『ゆうゆも乱入だ！！』って事は「ゆうゆのクイズでGOGO」も出展されてたんだろうか。ベーマガの方のレポートでは書かれていなかったビデオゲーム以外の出展の事も記事になっている。AMショーには行った事が無いのでアミューズメントのお祭りなんだというのが分かる。地方のアミューズメント施設が軒並み廃業してるので、最近のトレンドがさっぱりだけど、ピンボールとか今もあるんだろうか。デジタルじゃ完全再現できないあの何とも言えない手触り感とか無くなるのは寂しいね。

角川書店「コンプティーク91年12月」 RPG大特集'91の中にアリスソフトの「ランスIII」が。基本アダルトソフトはコンプ名物福袋の中のハズ。ランスIIIは未プレイだけど遊んだ人の話ではランスシリーズ自体面白いらしい。自分はX68Kで「闘神都市」は遊んだ。作りに荒さを感じたもののゲーム自体は面白かった。で、雑誌コンプティークに触れながら福袋に触れないのも何なので軽く。アダルト系のゲーム、コミック、アニメ、ビデオを紹介してて、本誌と同じくソフトハウス伝言板もある。自分がイラストを提供したアリスソフトアーカイブでは旧作をフリーで公開してる。消える前に急げ！ retropc.net/alice/

ベーマガ91年12月続き ネオジオ「餓狼伝説」。初代のもっさり感が好き。一部ではスト2のパクリとか言われた（格闘ゲームというスタイル以外完全オリジナル）けど、ディレクターは初代スト１の人でスト2発売前から製作してたらしい。ロボアーミーも８マンも良作。ネオジオ来てる感じ X68K「出たな!!ツインビー」この年末にXVI本体と一緒に買った。年末になると遊びたくなる。 FC「平成天才バカボン」ゲーム屋時代、親子がこれを売りに来た。FCは買い取って無いと言うと子供はがっかり。売ったお金で別のゲームを買う予定だったようだ。で、個人的に買い取る事に。それがゲーム集め出すきっかけに。当時は中古も安かったし

ベーマガ91年12月続き '91AMショー。今、各社必死に格ゲー作ってるんだろうなぁという感じでSTGとベルスクACGが多い。ナムコの「コズモギャラクシアン」は「コズモギャングザビデオ」の事。出展時に名前が違うのはよくある事。ナムコ「ソルバルウ」、タイトー「メタルブラック」、データイースト「ウルフファング」等々結構良作揃い。 AMショーというと、鈴木みそ先生の「あんたっちゃぶる」の”ゲーセンのニューマシンをみるぞの巻”を思い出す。折角新作ゲームを体験したいのにお揃いのジャケットを着た某ゲーム誌のスタッフが上手すぎて…という。スト２ブームに乗って部数を伸ばしてブイブイ言わしてたんだろうな

電波新聞社「マイコンBASICマガジン91年12月」 X68K「スターウォーズ(以下SW)」（ビクター音楽産業）。SWマニアが個人レベルで製作した物があまりに出来が良いので各所の働きかけでライセンス取得して市販化。噂ではルーカスフィルムに一度断られたけど、動いている映像をジョージ・ルーカスが見て許可が貰えたとかなんとか。実際凄く出来が良い。元々ATARIのAC版があり、それを参考にしていると思われるが移植では無い。移植は32X版があるけど難易度が高く評価も低い。FC版といいSWのゲームは難易度が高い。しかしSWのゲームってめちゃめちゃ出てるな。ガンダムとどっちが多いんだろう

コンプ91年11月続き メガCD発売でセガの戦略発表会。ソフト供給の為に3社設立。その中の一つがセガ・ファルコム。メガCD版「イースIV」は期待したけどね。セガファルコムのメガCDは「ぽっぷるメイル」のみ。メガCDの約5万という価格が普及の足枷に。うちでは兄貴も持ってたので100%の普及率。AC移植が遊べる物は流石に今遊ぶのはキツイけど、シルフィードとうる星はメガCDオリジナルで今からでもお薦め。 結局セガ・ファルコムは5年程で解散。イマジニア・ズームとかあったので、スクウェアエニックスとかコーエーテクモとかバンダイナムコとか社名を繋げたとこはヤバイってイメージがあったけどそうでも無かったね

角川書店「コンプティーク91年11月」 「UFOキャッチャー攻略講座」。所謂クレーンゲーム機。”UFOキャッチャー”はセガの商標。昔からカプセルを拾いあげるタイプはあったけど、80年代後半UFOキャッチャーの登場で人気に。ソニックのBGMを聴くとなんか切ない気分になる。ゲーセンの店員さんに聞いた話この頃の景品原価は法律で安く制限されて、ぬいぐるみ程度しか景品にできず、それも1個50円～版権物で300円くらい。5回以上プレイして貰うと利益がでるくらいの設定だったとか。後に法律改正で景品原価が引き上げられて魅力的な物が並ぶようになった代わりに、もうテクニック云々じゃ無くなって遊ばなくなった。

ベーマガ91年11月続き コナミのアーケード新作STG「XEXEX」。リリース前からコナミがグラディウスを超える横シューを出すらしいという噂になっていた。リリースされた本作をゲーセンで初めて見た時はそのグラフィックに2度驚いた。当時の最高峰の画像処理。凄いぞコナミ！。ステージ間の圧倒的？ビジュアルデモ。どうしたコナミ！？。ゲームの特徴はフリントという所謂オプション。フリントで敵の弾を相殺できたり、3段階にパワーアップしたり、本体から飛ばしたり装着したりできる事などがR-TYPEを連想させる。画像処理が特殊過ぎて移植に恵まれず(PSPやアケアカ有)続編も出ずコナミSTGの新たな柱にはなれなかった

電波新聞社「マイコンBASICマガジン91年11月」 89年頃から基板を個人で楽しむ人が増えてPC、コンシューマに続くお家ゲームの選択肢に。さらに91年のスト2登場で基板始める人が増加。自分もこの頃日本橋の基板屋さんと同人仲間になってよく週末に店に集まって色々教えてもらってた。 大人気スト2は新品で23万円、今は4万円程度だけど、この時捨て値の基板が今やプレ値だったり。経年劣化や電池の問題、ROM乗せ換えで別のゲームに流用など現存数は減ってるので仕方無い。そもそも出荷数が数千枚というのも多いらしい。今はエミュだけど物が家庭用に完全移植されて手軽に遊べる。でもあの時の感覚までは完全再現できない

角川書店「コンプティーク91年10月」 ゲームミュージックフェスティバル'91。セガのS.S.T BAND、カプコンのALFH LYRA、デコのGAMADELIC、ファルコムのJ.D.K BAND、コナミの矩形波倶楽部が参加。サウンドチームバンドといえばタイトーのZUNTATAやSNKの新世界楽曲雑技団等も有名。昔は音の無いゲームもあったくらいで、添え物的な役割だったのがいつの頃からか主役になるくらいの存在感を示すように。80年代ACナムコの神がかったサウンドのレコード聴いてたよ 拙作のマイコンスレイヤーはBGMもパロディ要素なんだけど海外の実況動画でBGMオフで違う曲流されてたのはがっかり

電波新聞社「マイコンBASICマガジン91年10月」 「ロングラン・ソフトの魅力を徹底研究 アーケード・ゲーム編」 90年4月からのインカム調査から各ジャンル動向を検証する。他誌での検証企画は、茶化したりエンタメよりだったりするが、ベーマガは親元が電気関連の業界新聞社という事もあってか（読者の闘技場以外は） 真面目な記事になる印象。インカムではファイナルファイトやテトリス以外にも雷電やスーパーモナコGPもロングランなのが面白い。NEOGEO(MVS)はソフトを6本内蔵して切り替えられるからか纏めてのインカムとなってる。ゲームの画面を見ると大阪梅田の第4ビルのゲーセンによく行ってた頃を思い出す

コンプ91年9月続き アメリカのCES（全米家電見本市）レポート。今回のレポートの目玉は『CD-I』。なんか聞き覚えあると思ったら、88年4月のログインで新世代ゲームマシンとして紹介されてた。当時はまだPCEのCD-ROM2もFM-TOWNSも未発売。CDは夢のメディアだった。今月号にはPCE＆MD最新ハードとしてPCEのスーパーCD-ROM2、MDのMEGA-CD発売の記事。なのでCD-Iは凄い今更感。 CDメディアで動画や静止画やCD音声をコンピュータがプログラムで制御してコントローラーが付いてるハード…ってプレイディア(94年発売)か。そういやCD-Iにゼルダの伝説とか出てたような

猿の惑星について、やっと書けたどー(*´∀｀*) note.com/kiyotan0248/...

角川書店「コンプティーク91年9月」 角川製作のアニメ「サイレントメビウス」が劇場公開、「ロードス島戦記」がOVA化と猛プッシュの2作品が今月の特集。両方ともゲームも出てるしね。これだけ見たらアニメ雑誌みたい。サイレントメビウスはLD持ってた。今時、吉幾三じゃ無くてもレーザーディスクは何者だって時代だけど。また掘り返したら絵コンテ集も出て来た。昔アニメーターもやってたので、絵コンテ見るのが好きで、見てると頭の中で絵コンテ指示から自分で原画と動きを妄想しながらアニメを再生できて楽しい。ただアニメーター時代が一番キツかったなぁ。夜中のコンビニと掛け持ちで睡眠時間1時間とかざらだった。モームリ

電波新聞社「マイコンBASICマガジン91年9月」 SNKネオジオ。続々ソフトが登場。「あしたのジョー伝説」は餓狼伝説より先だったか。スト２の待ち時間に友達のジョーを観てた記憶がある。この時点でラインナップは17タイトル。ネオジオはこの「あしたのジョー伝説」や「８マン」などの版権物があるので全てを移植する事が難しい。麻雀ゲームの「みなさんのおかげさまです」は某人気番組のキャラそっくりだけど無許可なので版権物より移植は不可能。 モノクロページからアーケードゲームギャラリー。「コットン」のラフスケッチ。WIILOWは甘いのにゲームは辛口。どんなゲームも、初見でも２，３面は遊ばせて欲しいよなぁ

角川「コンプティーク91年8月」 ドラゴン解放区、あさりよしとお先生のトイガンコレクション。エアガン好きとは聞いた事あったけど、昔北海道の漫画家が実銃所持で逮捕ってニュースを聞いた時、あさりよしとおだ！って思っちゃった。 あさり先生といえばOVAにもなった「宇宙家族カールビンソン」始め多くの作品がありうちにも沢山単行本があるんだけど、個人的には「まんがサイエンス」や「なつのロケット」等の科学ものがお勧め。大人でも楽しめる。というか大人には「HAL はいぱあ あかでみっく らぼ」がお勧め。科学をネタにどこまで本当でどこから嘘なのかネタを見抜ける大人だけが楽しめる作品

ベーマガ91年8月続き PCE ROM2用ハドソン「コブラII」 。原作寺沢武一先生が総監督・シナリオさらに絵コンテや3000枚の原画を描き下ろした力作。CDの読み込みや低レートのPCM等モッサリ感はあれど非常に面白かった記憶。IもIIも手元にあるのでまた遊んでみたい。コブラはTVアニメのラグボール（野球＋ラグビーのような競技）の回が面白かった。 X68K 電波新聞社「イース」。期待して発売日に購入。凄い洋ゲー感のグラで、なんか違うなぁと。２も出なかったし（３は出た） コナミ「生中継68」。土の色が良い。夏の夜の野球中継感のあるグラ。当時慣れると数十点獲れるようになって50点目指して遊んでた

ベーマガ91年8月続き 米国CES'91レポート。CESは家庭用電気製品発表会。レポートでは日本未発売の作品を紹介。目玉はSNES。SMASH TVは後に日本でも発売された。周囲からわらわら湧いてくる敵をバンバン撃ちまくるのが気持ちいい。近年流行ったバンパイアサバイバーを見てSMASH TVを思い出した。ソニックザヘッジホッグが目玉のGENESISも盛り上がってるようだ。さすが海外で強いセガ。日本では大きな勢力のPCEは海外ではさっぱり。 4枚目はCESのソニック着ぐるみと東京おもちゃショー'91のソニックの着ぐるみ。中華製というかゆるキャラというか、セガの看板だけに今なら許されないクオリティ

電波新聞社「マイコンBASICマガジン91年8月」 編集部スタッフのベーマガ杯争奪ストリートファイターII大会を物語的に書き綴った「バトル・オブ・ストリートファイターII」。何を編集部内のゲーム大会を長々と、と最初は思ったけど読むと面白い。ただ月刊誌の連載で翌年4月に未完のまま連載終了。単行本化の予定も消えた。まぁそんな企画は山程あるわなぁと思ったら、25年ぶり（'18年時点）に「バトルオブベーマガライターズ」にて完結↓ www.beep-shop.com/blog/9000/ 関係無いけど妖刀伝の下巻も91年からずっと待ってるんですがね。大貫健一・鳴海丈両先生共覚えて無いだろうなぁ

コンプ91年7月続き 初心会レポート。初心会は任天堂ハード用ソフトのゲームショウ。元々は問屋向けだが今回は一般も有料で入場可能に。日の出の勢いSFCだけで無く、GBやまだまだ現役FCも。任天堂の初心会に対してセガの問屋・小売りに向け展示会リテラーズミーティングというのもあってゲーム屋やってた頃によく行った。関係者のみの展示会なのでメーカーの人に直接話しを聞いたり意見を言ったりできた。名刺を配りまくってたけど、店に直接営業の人が来たのはテクモとカルチャーブレーンだけだった。会場ではポスターとかチラシとか販促グッズを山ほど貰った。その頃を中心に集めたチラシコレクションはまたいつか

角川「コンプティーク91年7月」 特集「エメラルド・ドラゴンの系譜「エメドラ」を超えて」。グローディア「ヴェインドリーム」とライトスタッフ「アルシャーク」というエメドラ開発スタッフが独立して設立したメーカーによるRPGを特集。どちらもエメドラの影響がありエメドラの系譜というのも分かる。ただ元の会社と独立した会社を並べて特集するのは珍しい。しかもエメドラの版権が絡むととてもややこしい。スタッフ独立で新会社というのは度々ある事で金銭問題から、社長と対立、作品の方向性の違いなど理由は様々。日本テレネットから独立したウルフチームは長らく同じ住所の同じビルにスタジオを構えてたりして仲は良かったみたい。

コンプ91年6月続き NEOGEOの家庭用ハードが7月11日に1万円値下げで本格的に家庭用参入。既にレンタルと個人向け販売はあったが価格は58000円。新価格は48800円。家庭用としては高価だが業務用としては破格の安さ。あとはソフト次第。ネオジオは縦シューも横画面になるというそんなハンデを背負った「ASOII」。関西風FF「バーニングファイト」は阪急梅田駅ぽい所が出てきて当時よく行ってた場所なのでちょと嬉しい。KOFで出て来る江坂もよく行った場所なのでちょと嬉しい。「餓狼伝説」は11月。 角川系ゲーム雑誌感謝イベント。正しいゲームの歴史を伝える方の岩崎さんとか今見てもおっと思う方々の姿が

コンプ91年6月続き ENIX「ジーザスII」。88最高峰のグラ。640x200ドット、アナログ8色。タイルパターンを駆使した独特の手触り感。PC98に移植の際も絵は88のベタ移植。X68Kの移植も98のベタ移植。多色だと逆に見劣りするのかも。フィルム時代の名作映画をデジタル化するとチープになる的な。PC60の「リザード」も低解像度、低容量故の苦肉の策のローレゾが逆に味に。88へ移植の際にローレゾ感を出そうとしている。XANADUも88で背景2色、キャラ3色なのはVRAMの構造上、高速でグラを表示させるテクなのだけど、それが味となってるので98のリバイバルザナドゥでもあえて似た表現に

スト2でカプコンが大人気。ゲーメスト増刊でメーカー本が出た。それまでメーカー単体で本になったのはナムコくらいだった。随分後になってセガや任天堂のメーカー本が出たりNEOGEOの本は出たけどSNK単体では無かった。後はファルコムも何かあったような気がする。ゾルゲ市蔵著「謎のゲーム魔境２」はほぼATARIなんて本もあったり。 「オールカプコン」では全ての作品や歴史を紹介。カプコンのゲームは歴代ハードに移植されてるし、今もSWITCHなんかで遊べるのでありがたい。 開発と販売が別なのが当たり前になって、販売会社名で作品を選ぶ時代ではなくなった今、メーカー単体本が出る事はもう無いかもしれない。

91年ゲーセンに登場して大ブームを巻き起こしたスト2。対戦文化が花開き、6ボタンのコントロールボックスVEGAが登場してここから基板にハマった人も。SFC移植も発表されたが、発売までの枯渇感は凄まじく格ゲーに飢えてSFCらんま1/2やMDファットマンとか買った。関連グッズも入れ食い状態だった。LD、1枚目はただプレイ動画が収録されてるだけ（買ったけど）。これは2枚目、今観ると大人しいけど当時としては凄いプレイが収録されてる。そしてドラマCD。春麗飛翔伝説と復讐の戦士の2枚。3枚目が出たかは不明。ゲームの取説みたいなブックレット。うるし原智志氏の13p漫画風イラスト。アニメ版とは声優が違う

コンプ91年6月続き 遂にアーケードに怪物登場「ストリートファイターII」。まさか後にゲームセンターが格ゲー一色になるとは知る由も無かった。落ち物パズルのマンネリ化や多ジャンルの硬直化など閉塞感を感じる状況にドでかい風穴を開けた気がした。格闘ゲームは昔からあったけど、あくまでアクションゲームの延長線だったものが、操作性が格段に良く個性的なキャラと必殺技で一気に人気が出た。当初は横並びの対人対戦だったのが、通称通信台（通信してる訳では無い）と呼ばれる2台を対面に並べて自由に乱入できるようにした事で、対CPUから対人という∞の対戦パターンが生まれ駆け引きを楽しむようになると人気はさらに爆発した

先日ハート電子の話の中でインターハートというアダルトメーカーの話をしたけど、古いソフトを漁ったら1本だけ。「ムーンライトエナジー２」それもMac用。確かPoweMac4400を買って、中古でソフト探してたら見つけたやつ。フル音声、フルアニメ、CD2枚組！とあるのでどんなアニメーションなのか期待して買った記憶。裏にMADE WITH MACROMEDIAとある。マクロメディアと言えばFlashの会社。QuickTime的なムービーなのか、データウェストのDAPS的な奴か…スクウェアのWillもしくはT&Eのサイオブレード的なやつでした。ムービーじゃ無いドット絵でのアニメって好きなんだけどなぁ

コンプ91年6月続き セガの40bit級マシン、テラドライブ。DOS/V(286)とMD(68K+Z80)を合体。シャープのX1+PCE=X1twinてのも。この手のは大体PCとゲーム機が機能的にリンクしないが、テラドラはPC側から68Kと連携できた。 遊演体のネットゲーム。TRPG好きでも経験者は少ない？Play By Mailの略でPBMとも。ネットやメールと言ってもデジタルに非ず。封筒で物語が送られて来て、どういう行動をとるか書いて送り返すと1か月後にそれに合わせた物語の続きが送られて来る。それを複数の人が参加して1年続ける。昔パソ通時代に友達数人相手にマスターやったけど結局完結できず

角川書店「コンプティーク91年6月」 恒例の読者投票による'90 SOFT大賞発表。大賞は「サイレントメビウス」。AVGが大賞を獲るなんて80年代前半以来かも。原作人気があるとはいえ2位の「XakII」にダブルスコアでの圧勝というのがコンプ読者らしい。ガイナックスはその他ソフトでも「電脳学園III」が1位獲得。91年はプリメがあるし来年のSOFT大賞も狙えるか？ そして今年から始まった「'90 家宝大賞」。過去全てのソフトから好きなものを投票。票は分かれるだろうと思ったけどファルコムソフトを抑えて「エメラルド・ドラゴン」が2位にダブルスコアで大賞決定。しかし「ザナドゥ」は時代超えてんなぁ

コンプ91年5月続き 特集SLG新作大事典。98主流の時代となり、高速＆高解像度＆大容量化したが、家庭用のようなハードウェアスクロール（厳密に言えば無いわけではないんだけど）やスプライトの無いPCではアーケードのようなアクションよりも、SLGに向いているし、ユーザー層も家庭用より年齢が高く思考型が好まれたからなのか、SLGが大人気になっていた。個人的にはSLGは苦手でサクラ大戦とスパロボが限界かな。この頃は一応中古のPC286Vも使っていたけどメインはX68K、サブで88FH＆MSX2+が現役でアクション系のゲームばかり遊んでた。なのでPCゲーム界隈に自分の居場所が無いような寂しさも感じてた

角川書店「コンプティーク91年5月」 ハート電子。87年「ヴァクソル」で登場した時は凄い技術力のメーカーが現れたと思った。「探偵団X」辺りから、どうした？という感じに。91年に脱衣麻雀。そして92年にスタッフ独立でアダルトメーカーのインターハート設立。エロゲは悪くない。自分もエロゲ製作に関わった事もある。でも技術力の高さを期待してたから 新声社「スコルピウス」X68K。あのACゲーム専門誌ゲーメストが作った横シュー。サソリの触手の様な武器を伸ばしたりひっこめたりして操る。癖が強くて難易度も高い。ACゲームのプロ集団がテストプレイしたらそうなるわな。テストプレイは下手な人を入れなくちゃダメ絶対