おそらく俺は本質的には死にそびれていて、長い人類史の中で安定かつ平和な場所に生まれていなかったらば、大抵のケースでは10代の頃には突出して死んでしまっていたのではないかな。
この俺の10代は、ゲバラやホーチミンの伝記に溺れていたし、革命思想の実践さえあれば命をポンと投げ出していたであろう。そんな危うい自分が、なんだか生き延びて美術をやったりしている。
成り上がるとか必死に食らいつくとか、そういうのでもなく、ただずっと戸惑いながら出来るだけ実感のこもったことを言えるように努めている。大体の人からすたら「くだらない」と一蹴されることに悩みながらも、天寿は全うできると証明したい。
14 days ago