ネレウスは穏やかな海の神で、美しいガラテイアという娘が居ます。彼女に恋をしたのが気性の荒いポセイドンの息子、一つ目の巨人ポリュペモス。ガラテイアは海の精霊、ポリュペモスは陸の怪物、異なる海の神から生まれた2人は住む世界が違います。ポリュペモスは「世界中の季節の花を贈るのには一度会うだけじゃ足りない」と身分を超えてロマンチックに口説きますが、ガラテイアほしさに結局彼女の恋人を巨岩で撲殺してしまいます。
…というのが私の好きな「牧歌」という詩集の身分違いの恋なのだけど、ネレウスがガラテイアとポリュペモスを取り持つようなほっこり世界だったら?と妄想して「ネレウスは莫迦がお好き」という本を出した。
2 days ago