号福の妄想
昔は髪が長かった福。福が誰かと喋ってたり何かしているとき、幼少の号はその背中に流れる長い髪に埋もれたり絡まったりして、よくいたずらした。
福はこらいたずらっ子めと言いつつ、表情は柔らかいもので、号を捕まえると抱きしめるようにして膝の上に乗せる。いたずらを咎めたりはせず、一緒に遊ぼうかと誘っては共に色々な遊びをした。
号は福の夕暮れを切り取ったかの様な綺麗な髪も、あたたかくて安心できる膝の上も好きだった。ただ、何よりもいたずらしていたのは、福に自分だけを見て欲しかったから。直接伝えるのは小っ恥ずかしくてできなかったが、こうすれば福は必ず応えてくれるからといたずらをやめることはなかった
9 days ago