tatumi
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ほぼ読書感想
平原直美『クラーク・アンド・ディヴィジョン』小学館 1944年米国、WWIIの煽りを受けて収容所に収監されてた日系ニセイのアキ。両親と姉の待つ新天地シカゴへやってきた。ところが姉の姿はなく、亡くなっていた。 周りは自殺と言うけれど、誰よりも楽観的だった姉がそんなことするわけない。慌ただしい日々の中、アキは姉の死の真相を探ろうと決意する。 人種差別に性差別、加えて背後に蠢く戦争の影。 もう何重苦よって感じで、途中で何度も読むの止めようかと思ったけど諦めないで良かった。 後半に入ると物語に一筋の光が入るように謎が解けていくのが見事。爽やかな最後でした。
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クラーク・アンド・ディヴィジョン | 書籍 | 小学館
1944年、シカゴ。父母とともにカリフォルニア州の強制収容所を出てシカゴに着いた日系二世のアキ・イトウは、一足先に収容所を出てシカゴで新生活を始めていた姉ロー…
https://www.shogakukan.co.jp/books/09407268
about 18 hours ago
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publishing.parco.jp/books/detail..
. トゥパック・アマル・シャクール『ゲットーに咲くバラ』PARCO出版 ラッパーの2パックがデビュー前に書き溜めていた詩。見開きで対訳されているので、原文にもぜひとも目に通して欲しい詩集。 中学英語である程度分かる内容だし、リズムも散文詩に近いというか、英語特有の区切れのおかげで耳に心地よい。スタンザで分かれてるのもあるけど、形式なんか気にせず読める。 時に全力で恋の喜びを謳い、深く社会の情勢に憤り、名もなき草花に希望を託す。簡潔だけども表現力がエグくくて。読んでてジーンとした。
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2 days ago
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ミンディ・メヒア『ハティ最期の舞台』早川書房 ミネソタ州の田舎町で育ったハティは人の感情を読むのが上手く、演技の才能があった。卒業まであと2ヶ月、恋人もいたのにハティは高校演劇で主役を演じた後に殺された。 地元の人々の怒りを受けて保安官は捜査に乗り出すが_。 話自体は新聞の三面記事にもならないようなありふれた出来事なんだけども、この作者は凄い。「しょうもない話」で片付けてしまう事件の裏にあるドラマを描ききっている。 若者の愚かさも、経験があるゆえの大人の臆病さも、読む年代によって見方が変わるだろう作品。作者はこの作品でハティの肖像画を見事に描いた
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ハティの最期の舞台
演劇の才能に恵まれ、誰からも愛されていたはずの少女は、なぜ命を落としたのか。彼女はなぜ死んだのか。誰が殺したのか。保安官が突き止めたあまりにも切ない真相とは?…
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000612143/
4 days ago
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霜月蒼『ガールズノワール』左右社 格好いい女たちが活躍する海外ミステリを熱く紹介した書評集。 英国はアガサ・クリスティーのタペンスから、米国のサラ・パレツキーにスウェーデン、スウェーデンのリスベット・サランデル、韓国の爪角。 警察小説に、大戦期のスパイ活動、市民探偵として活躍する学生、生き延びるために武器を構えるアンチヒーローもの。 など、書かれた国やジャンルも幅広く、タフで、「悪くて」、くそ格好いい女たちを紹介しまくったイケてる一冊。 イケてる女が活躍する本を見つけたいなら、超お勧め! もう今年読んだ書評の中でベスト1って言ってもいいくらい。
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GIRLS NOIR ハードボイルドよりも苛烈な彼女たちのブックガイド | 左右社 SAYUSHA
世界に銃口を向ける女たちのミステリーー〈ガールズ・ノワール〉の傑作30作を論じた渾身の翻訳ミステリ・ガイド!
https://sayusha.com/books/-/isbn9784865284829
5 days ago
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アガサ・クリスティー『予告殺人』早川書房 英国のとある村、とある地方紙に殺害予告が載せられる。誰もが脱出ゲームならぬ、殺人ゲームだと思っていれば、なんと当日人が殺される。 警察が捜査に乗り出すも、犯人の実像が掴めない。ところがそこにミス・マープルが居合わせて? 数年ぶりに再読、犯人とラストはぼんやり覚えたんだけど過程をすっかり忘れて他のでめっちゃ楽しめた。 ただ最後に犯人を追い詰める下りが辛くて。ポワロものは読後「ああ、良かった。楽しかったー」なんだけどもマープルは読み手のみぞおちにドシンと来る人の業を扱う作品が多いんだよね。 そこも含めていい本。
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予告殺人
その朝、新聞の広告欄を目にした町の人々は驚きの声を上げた。「殺人お知らせ申しあげます。10月29日金曜日、午後6時30分より……」いたずらかと思われたが、しかし、それは正真正銘の殺人予告だった。時計の…
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000610191/
6 days ago
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中村圭志『聖書、コーラン、仏典』中央公論新社 キリスト教の聖書、イスラームのコーラン、仏教のお教の概要を紹介した本。 各宗教の持つ性格、主な信仰の地域、歴史も紹介しており、コンパクトながらそれぞれの聖典の違いが眺められる作り。特に日本における仏典がどう伝わってきたという説明は、原始仏教とどうしてこんなにも乖離が見られるのかという答え合わせになっていて面白い。 聖典から宗教を捕らえるという視点がまず面白い。 どの聖典でも広く世に知られる有名な翻訳や、一説を引用しているのでとっつきやすいのもいい。こういう比較宗教の本て初めて読んだから勉強になった。
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聖書、コーラン、仏典 原典から宗教の本質をさぐる -中村圭志 著|中公新書|中央公論新社
宗教にはそれぞれ教典がある。開祖やその弟子たち、あるいは教団によって書かれ、編まれ、受け継がれた「教えの原点」だ。時代が変わり、教義が揺れる時に、人々が立ち返る場所としての原典ともいえよう。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教から、ヒンドゥー教や神道、儒教・道教まで。歴史を超えて受け継がれてきた教典はどのように生まれ、何を私たちに伝えようとしているのか。信仰の核心に迫る新しい宗教ガイド。
https://www.chuko.co.jp/shinsho/2017/10/102459.html
9 days ago
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池澤夏樹、池澤春菜『ぜんぶ本の話』毎日新聞出版 父と娘の本を巡る対談集。方や詩人で個人で文学全集の編纂もする池澤夏樹と、方やSF好きの読書好きを通り越しての書痴で知られる声優で作家の池澤春菜。 テーマごとの対談も面白いけど、後半の祖父母の代まで詩人や作家がゴロゴロしてる池澤家の中の本についての対談もまた格別。 児童書、SF、翻訳小説、ミステリの下りが特にツボ。どのテーマでも語られる本の内容が濃くてたまりません。 再読だけどもテンポのいい会話にニタニタしながら一気読み。この本が出た直後にラジオのアトロクで二人の特集やってて、なんどもログを聞いたわ。
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ぜんぶ本の話 | 毎日新聞出版
ページをめくれば溢れだす、しあわせな時間と家族の思い出。さあ本の国へ旅にでよう――。本書は、文学者の父・池澤夏樹と声優、エッセイストの娘・池澤春菜のふたりが、「読書のよろこび」を語りつくした対話集です。
https://mainichibooks.com/books/essay/post-49.html
10 days ago
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ケイティ・ヘッセル『男性のいない美術史』パイインターナショナル 16世から現代に至るまで活躍した女性画家たちの歴史を辿った野心的な本。欧米中心ではなく、南米、アフリカ、アジアなど学校教育ではまず紹介されない周辺化された地区の美術も含めて、大量のカラー図版と共に紹介している。 芸術会の権威主義に抗った女性たちの多彩な活躍を知れる上に、どうして現代アートがここまで多様な表現になったのかも感覚的に分かる作りが良い。 陳腐な言い方だけどアート作品への視線が変わる。 特にテキスタイルの作家たちの作品なんて写真だけども凄い生命力に満ちてて驚いた。
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男性のいない美術史 女性芸術家たちが描くもうひとつの物語 | PIE International
あなたは女性芸術家を何人知っていますか?
https://pie.co.jp/book/i/5873/
11 days ago
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www.tokyo-shoseki.co.jp/product/book...
高梨尚之・翠香園『粥百選』東京書籍 精進料理のお粥と中華粥のレシピ合計100という、超お粥特化本。 お粥って割と無造作に作れちゃう料理だからこそ、改めて精進料理、中華料理の視点から改めてその歴史や効果を解説されると「ほえー」って目から鱗が落ちる。 精進・中華両方を読んでるとお粥って何を入れてもいいんだなぁって今さら感心した。シンプルだからこそ好き勝手に応用が出来るっていうか。 ともあれ、材料切って鍋に放り込んで煮とけば出来上がるお粥や雑炊って有り難いよね。参考にします
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13 days ago
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tatumi
18 days ago
Little My, character in the Moomin books by Tove Jansson first appeared in 1950. She is small, determined, mischievous & fiercely independent, & based on the author herself in a kind of characteristic self-portrait
#WomensArt
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古川日出男がアニメ『平家物語』についてインタビューを受けた記事。
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原作訳者・古川日出男に聞く アニメをより楽しむための『平家物語』ガイド① | Febri
TVアニメ『平家物語』はオープニングから最高です ――現在放送中のTVアニメ『平家物語』、いかがでしたか? 古
https://febri.jp/topics/heike-monogatari_interview1/
19 days ago
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古川日出男訳『平家物語 』河出書房新社 祇園精舎でおなじみ平家物語の現代語訳、文庫本全4巻。平安末期、荒ぶる世の中を平定し、栄華を極めた平家はなぜ滅びたのか。 22年にアニメ化された「平家」の原作。アニメが物凄く良かったのでこちらにも挑戦してみることに。 いや、面白かった。アニメを見ていたから登場人物がおいやすかったし、何よりも「語り」の企みとして琵琶法師の存在を全面に出すことで物語にアクセルを入れるからライブ感がある。 人の手によって書かれる前に、「語り」によってまとまった叙事詩として『平家物語』を味わえた。いや、満足。
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平家物語 1 :古川 日出男|河出書房新社
平家物語 1 混迷を深める政治、相次ぐ災害、そして戦争へ──。栄華を極める平清盛を中心に展開する諸行無常のエンターテインメント巨篇を、圧倒的な語りで完全新訳。文庫オリジナル「後白河抄」収録。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309419985/
19 days ago
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小川洋子『そこに工場がある限り』集英社 鉛筆、ボート、金属加工、ガラス製品、お菓子、ベビーカー。どんなモノでも、売られているものには作り手がいる。 その作り手たちを作家小川洋子が取材し、その商品の製作過程や歴史をまとめた本。工場(こうじょう)ではなく(こうば)と呼ぶのがふさわしい様な素敵な現場が次々登場する本。 工場だけども機械仕掛けの大量生産ではなく、人の手で作る手工業の世界の魅力がこれでもかと詰まっていた。 語り口も穏やかで片仮名が頻出しないせいか、読んでて気持ちが落ち着くし、心が荒れている時に読むのに丁度いいな、有り難いな。なんて思った。
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そこに工場があるかぎり/小川 洋子 | 集英社 ― SHUEISHA ―
作家小川洋子氏による、おとなの工場見学エッセイ。あのベストセラー『科学の扉をノックする』の工場版ともいえる本です。幼いころから変わらぬ小川さんの好奇心と工場愛がじわじわ心にしみて、今、日本のものづくりに携わる人々と、繊細で正確な数々の製品のこと、あなたもきっと、とても愛おしく思うようになるでしょう!<目次>細穴の奥は深い (エストロラボ<細穴屋>)お菓子と秘密。その魅惑的な世界 (...
https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-744773-6
24 days ago
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ハンナ・アレント『革命について』筑摩書房 同時代に起きたアメリカ独立革命とフランス革命の結果を決定的に隔てたものは何だったのか? という問題を哲学者アレントが欧州の歴史、双方の革命を比較、検証しながら「革命」の果たす役割、目的、結果を論じた本。 超難解。読み終えたけども半分も理解出来た気がしない。 ローマ法、ルソーにモンテスキューと言った政治思想に加えて欧州哲学の伝統に則った言葉の定義についてと、話題が縦横無尽過ぎてついていくのがめっちゃ大変。 特に2章目と3章目なんか完全に刃が立たなかった。でも何とか最後まで読んだってことだけ自己満足で記録させて
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『革命について』ハンナ・アーレント|筑摩書房
筑摩書房『革命について』の書誌情報
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480082145/
27 days ago
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publishing.parco.jp/books/detail...
ケリー・グロヴィエ『いかにしてバンクシーは美術史を救ったか』PARCO出版 正体不明のゲリラアーティスト、バンクシーの絵を元ネタ或いは元ネタと思しき絵や彫像と共に紹介した本。 テーマと元ネタ、見開きにバンクシーの作品と比べられる様になっており、それぞれの作品の概要が紹介されている。 着眼点が面白い。過去の偉大とされつつ陳腐になってしまった作品たちをいかにバンクシーがリバース・エンジニアリングしているのかが分かるし、バンクシーから個々の作品への興味も持てるし。 これは良い本でした
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30 days ago
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三津田信三『妖怪怪談』光文社 雪女に座敷わらし、誰もが知る妖怪の起源や言い伝え等を趣味と実益を兼ねて調べたことのある筆者がどうもこれは変_。 いや、実はあの妖怪の実態、正体はこれなのでは?と疑いつつどうにも”障り”がある話をお蔵出しする。 って感じのファンにとってはお馴染みの三津田信三テイスト全開のホラー小説。 一人称でテーマとなる怪奇現象を理詰めで紹介した上で聞いたという話を三人称で淡々と語り出す。 毎回この仕掛けにまんまと引っかかって読んでて背中がゾクゾクするけど、それが堪らんのよ。派手な演出よりも、ジワーッとした怖さが好きな人にはお勧め。
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妖怪怪談 - 光文社
怪異は、あなたを見ている。そして、連れ去りに来る。伝承は警告する。決して深入りしてはならない領域があると。 三津田 信三 著
https://books.kobunsha.com/book/b10146823.html
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スティーヴン・グリーンブラット『一四十七年、その一冊がすべてを変えた』筑摩書房 15世紀、ローマはヴァチカンで法王に秘書として使えた男がいた。けれども法王と世俗君主たちとの争いに巻き込まれ、法王は退位となり失職。 普通なら次なる職場を探すところ、この男なんと旅に出てしまう。行き先は修道院、目的はその図書室だ。 そしてある時、旅先で後の欧州の知識人たちがそのラディカルさで度肝を抜かれるある失われた写本を見つける。果たしてそれは_? ウンベルト・エーコの『薔薇の名前』を地で行くような中世欧州のキリスト教社会と古典を巡るノンフィクション。いや面白かった
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『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』スティーヴン・グリーンブラット|筑摩書房
筑摩書房『一四一七年、その一冊がすべてを変えた』の書誌情報
https://new.chikumashobo.co.jp/product/9784480513328/
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松岡正剛『百書繚乱』アステルパブリッシング オールカラーで松岡正剛があらゆるジャンルを縦横無尽にお勧めの本を語った、内容も見た目も贅沢なグラビア本にして書評集。 眺めるも良し、好きなところを拾うもよし、頭からセイゴオワールドに突っ込むもよし、付箋まみれにするもよし お好き好きな読み方で、ぜひこの絢爛な本の伽藍を閲覧していって欲しい。 元は新聞連載だったので、テーマと本の紹介に割かれる情報量が小出しで松岡正剛の本の中ではダントツに読みやすい。 千夜千冊シリーズには刃が立たないと思う人は、これから読むといいかも。厚さ的にも読み終わったら満足感あるし。
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百書繚乱 – アルテスパブリッシング
稀代の編集者、松岡正剛の知を形成した500冊超の書籍をフルカラーで掲載!写真・デザインを駆使し、10章・100テーマで魅せる「ジャンル無用の読書案内」。
https://artespublishing.com/shop/books/86559-316-7/
about 1 month ago
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ノエル・キャロル『ホラーの哲学』フィルムアート社 タイトルずばり、なぜ人はホラーというジャンルに惹かれるのかを考察した本。 だけれども、「どうやって人はフィクションを処理、堪能してるのか?」という人間の想像力と作品の関係性を巡る第二章はどんなジャンルにでも当てはまるから、ホラーに興味がない人でもぜひ読んで欲しい一冊。 ゲーム、映画、本等で虚構に遊ぶ時、意識ってのはこうなってんのか!って膝を打つ。そこを踏まえて、ホラーという分野を著者がどう捉えていくのかをご堪能あれ。 前提、判例、結論の中で判例が結構多いので、しんどくなったら読み飛ばしがいいかも。
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ホラーの哲学
フィクションと感情をめぐるパラドックス
https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-1920-8/
about 1 month ago
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ホルヘ・ルイス・ボルヘス『闇を讃えて』水声社 ホルヘ・ルイス・ボルヘスの詩集。 過去の文学作品への言及があったり、現代からいきなり古代や神話の時代の戦にワープしてしまったりとてもボルヘスらしい。 キーワードというか、読んでて感じるのは砂漠と乾燥しきって肌を切りそうな空気と、ロングショット、煉瓦敷の床に映る影絵。 図書館の棚にささってたのをたまたま見つけて、「え、ボルヘスって詩も書くの?」ってだけで手に取った。 散文の時に感じる時間も空間も漠漠とした雰囲気は当然ながら詩にも通じていて、ボルヘスのエッセンスを違う味付けで味わえたようで嬉しい。
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闇を讃えて
“わたしは今すべてを忘れようとする。わたしの中心に、わたしの代数学、わたしの鍵、わたしの鏡に達するのだ。わたしは誰か、今それをしるだろう。”忘却、死、非在。散文と詩が混在する、70歳に達したボルヘスの5番目の詩集。
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784891765996
about 1 month ago
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ジャネット・ウィンターソン『フランキスシュタイン』河出書房新社 メアリー・シェリーが今まさに『フランケンシュタイン』を書こうとしているとこから物語は始まるものの、直後舞台は現代へ。 最先端の医療と人工知能を研究するカリスマ科学者ヴィクターを訪ねる主人公はそこで彼が意識を人体から新たな肉体へと移植する術を模索しているのを知る。 19世紀と現代の双方で繰り広げられる人間とは、意識とは何か?という問いかけはそれぞれに冒涜的な色を帯びていく。 小難しいテーマが組み合わされているのに、軽快な会話につられて読み切ってしまう。さすがジャネット・ウィンターソン!
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フランキスシュタイン :ジャネット・ウィンターソン,木原 善彦|河出書房新社
フランキスシュタイン 1816年、メアリー・シェリーの手で生命の禁忌に触れる怪物譚が書かれようとしていた。一方現代では、若き医師ライ・シェリーがマッド・AI・サイエンティストと危険な恋に落ち……。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208589/
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tatumi
日経電子版
about 2 months ago
AIデータセンター、50万人分の水がぶ飲み アメリカで招く枯渇
www.nikkei.com/article/DGXZQO...
「川の魚や我々に興味はないだろう」。ネバダ州でネーティブアメリカンの元代表は声を荒らげます。 アメリカでは税制優遇などの条件がよい土地に建設が集中し、水資源を脅かしています。 2025年12月
#注目された記事
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AIデータセンター、50万人分の水がぶ飲み 米国で建設急増が招く枯渇 - 日本経済新聞
【ニューヨーク=谷本克之】人工知能(AI)の開発や運用に使うデータセンターの建設が米国で急増し、サーバーの冷却に使う水の大量消費への懸念が広がっている。米データセンターの年間水使用量は日本で50万人分の生活水に相当する660億リットルと9年で3倍となり、増え続けている。建設地では住民が地下水枯渇と干ばつにおびえている。巨大産業団地の半分がデータセンターに米西部ネバダ州の砂漠に位置するタホ・リ
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF2705X0X21C25A1000000/?n_cid=SNSBS001
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川原繁人『日本語の秘密』講談社 著者が歌人、ラッパー、声優、言語学者と自身の専門である言語について対談した本。 歌人の俵万智やラッパーのMummy−Dとはそれぞれの分野で 創作理論や、構造を語り、声優の山寺宏一とは言語の身体性に注目する。 トリの川添愛とは言語学それ自体を巡る冒険を語りあう、欲張りすぎにも程あるだろ!ってなる超おもろい一冊。 気張らずに言語学のジャンルに触れられる上に、短歌やラップの創作理論にも触れられて大変楽しかった。 特に日本語でいかにラップをするかの下りは、なるほど!と目から鱗が落ちまくり。芸術でも必要は発明の母なのね。
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『日本語の秘密』(川原 繁人) 製品詳細 講談社
気鋭の言語学者が「ことばの達人」に出会ったら――。思わず誰かに話したくなる、日本語の魅力とことばの楽しみ方が満載の対談集! 【本書の主な内容】 ●「あかさたな」は美しすぎて怖い! ●SNSでことばの事故を起こさない方法 ●すぐに始められる「韻の楽しみ方」 ●「3人の学生が来た」と「学生が3人来た」はどう違う? ●RとLは聞き分けられなくていい ●発声で感情を伝えるテクニック ●日本語は「音の大食い...
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000387059
about 2 months ago
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森安達也『東方キリスト教の世界』筑摩書房 ラテン語と教皇でまとまるカトリック圏とは異なり、コンスタンティノープル(現イスタンブール)を中心に緩やかに広がるキリスト教を一般的に正教会とか東方教会と呼ぶ。 何かとカトリックのイメージで語られがちなキリスト教の歴史を、教義の違いや東欧各国の歴史と共に敷衍したもう一つのキリスト教史。 前半はやや専門的で細かい話が続くので、後半のキリスト教全体の歴史や教義にまつわる内容から手を付けた方が読みやすいかも。 東欧史と東方教会の世界にどっぷり浸かったわ。前半で挫折しかけたけど、諦めずに読んでよかった。
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『東方キリスト教の世界』森安 達也|筑摩書房
筑摩書房『東方キリスト教の世界』の書誌情報
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480511409/
about 2 months ago
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www.tokyo-shoseki.co.jp/product/book...
クリス・ホートン『ヒストリー・オブ・インフォメーション』東京書籍 人類の歴史を「情報」という観点で文化の発展、科学の歴史、メディアと生活の関係性などの項目に分けて綴った本。各項目が簡潔に書かれており、各ページに挿入されたイラストも美しくて楽しい。 人種やジェンダー、時代の偏見など最新の研究も反映した歴史書であるのもポイント高い。女性の学者や技術者なども紹介されているし。 古代史から現代の環境問題まで網羅されてて、読んでて楽しく歴史をさらえた。これはプレゼントにもいいかも
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ハン・ガン『すべての、白いものたちの』河出書房新社 米、雪、雲、吹雪、思いつく限り白いものに関して書いてみよう。そう思い立った作者が白いものに託して描くのは、会うことのなかった姉であり、姉を見送った母であり、亡骸を埋めた父であり、ナチスに抗い爆撃を受けたポーランドの都市だった。 この本を読む前に詩集『引き出しに夕方をしまっておいた』を読んでおいてよかった。この著者に出会うのに、いきなりこの本は参ってしまう。 詩人てだけあって言葉運びが凄まじくって、読んでる間中ずーっと幻惑されてた。きちんと消化できるのはまだまだ先になりそうだけど、出会えて良かった
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すべての、白いものたちの :ハン・ガン,斎藤 真理子|河出書房新社
すべての、白いものたちの アジア初のブッカー国際賞作家による奇蹟の傑作が文庫化。おくるみ、産着、雪、骨、灰、白く笑う、米と飯……。朝鮮半島とワルシャワの街をつなぐ65の物語が捧げる、はかなくも偉大な命への祈り。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309467733/
about 2 months ago
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ALT235『リミナルスペース』フィルムアート社 会社、学校、商業施設、普段人々で賑わう場所から人気がなくなると薄気味悪くなる。 そんなガランとした空間はリミナルスペースと呼ばれ、ネット上でゲームや動画等で莫大な数の作品を生み出した。 本書はまだ美術書には載ってない概念、リミナルスペースを紹介したもの。 現代建築、絵画のシュールレアリズムからその起源や意味を求め、更にゲームや動画といったバイラルな媒体がどう発展させて来たかまでを包括的に追いかける。 恐ろしいのにどこか懐かしくて、郷愁を覚える蠱惑的なリミナルスペースの世界をご堪能あれ。
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リミナルスペース
新しい恐怖の美学
https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2400-4/
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ドキュメンタリー映画「ロッコク・キッチン」、川内有緒の同タイトルの本の映画版というか、企画本体。 ↓こっちは予告編
youtu.be/HrRTahmwIYI
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ドキュメンタリー映画「ロッコク・キッチン」| 2026年2月14日公開
「ロッコク・キッチン」は、川内有緒(ノンフィクション作家)と三好大輔(映画監督)が、国道6号線沿いの町を旅しながら、そこに住む人々の「食」「キッチン」「レシピ」を切り口に、暮らしを紐解き、エッセイとドキュメンタリー映像を制作するプロジェクトです。
https://rokkokukitchen.com/
about 2 months ago
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川内有緒『ロッコク・キッチン』講談社 福島第一原発の側を走る国道6号線を旅して出会った人々と話し、何を食べているかを見せてもらう。そんなドキュメンタリー映画を作りたい!と思い立った著者の記録というか、紀行文の様な本。 読み終わっても感想はまとめにくい。 でも読んで良かった。避難生活を経て戻って来る人、仕事、旅行などで外から入ってきた人、いろんな人が生活してる。十人十色な人生模様が語られて、読んでてつい涙腺が潤むことも。 かつサンドにナポリタン、熱々の中華丼に有り合わせの野菜を煮込んで作るスープなど美味しそうな料理の写真も堪らない一冊だった。
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『ロッコク・キッチン』(川内 有緒) 製品詳細 講談社
2025年度(第35回) Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞作 みんな、なに食べて、どう生きてるんだろ? 福島第一原発事故から14年、国道六号線(ロッコク)を旅して綴った 温かくておいしい記憶 再生と希望に出会うノンフィクションエッセイ 「福島第一原発事故後を描くのにこんな方法があるのかと驚き、 最後まで見届けなければと思った。(中略) 川内さんが聞き取った孤独な語りも、積み重ねてみれば深い場所...
https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000418492
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散歩してたらサギを発見。このアングルはなかなかない
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八島良子『メメント・モモ』幻戯書房 広島県の離島、百島に住む著者が豚を貰い受け、育て、自らの手で殺し、食べるまでを綴ったエッセイ。 いずれ食べる予定の豚の世話をし、その成長に喜びつつも、いずれくる最期に揺れる日々。本当に自らモモに手をかけるとこなんか、よくぞこんな決断をして、実行したなぁと言葉を失ってしまう。 食事の本質というか、普段の生活では絶対に見えない食肉の姿が垣間見える。 ほぼ同じことを内澤旬子が『飼い喰い』でやってるけど、あっちは最期は業者に頼んでたっけか。あっちもあっちで凄まじかったけど、こちらも重たい、でも読んでよかった本でした。
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【重版出来】メメント・モモ 豚を育て、屠畜して、食べて、それから / 八島良子
———————————————— わたしは生きて死ぬことを 日々カウントしている。 コロナ禍の瀬戸内海・百島。 愛豚と向き合った333日の記録。 写真+図解100点超 青臭い理想の先に待ち構えていた不条理。 ———————————————— 「……ラップ! ラップください!」 見境なく叫んだ。そして手渡された梱包用のラップを何層にも重ねて炭酸ガスが漏れないよう塞いでいく。穴の奥に見えるモ...
https://genkishobou.stores.jp/items/669f0dd08b0406003a47beec
2 months ago
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マーティン・クルーズ・スミス『ゴーリキー・パーク』早川書房 70年代のソ連、モスクワ、市民の憩いの場であるゴーリキー公園で三体の死体が発見される。指紋と顔が奪われた異様な死体の捜査に乗り出した捜査官のレンコはこれが単なる猟奇殺人ではないことを知る。 タイトルだけ長らく知ってたけど読んだことなかったので、読んでみた。結論、超面白かった。 ジョン・ル・カレのスマイリーの裏番組みたいな雰囲気とでも言いますか。中間管理職の悲哀と、体制の本音と建前が滲み出てて常に思っ苦しい空気なのが良い。 前半はミステリ、後半はスパイものとして楽しめた。
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ゴーリキー・パーク 上: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ
早川書房オフィシャルサイトのゴーリキー・パーク 上ページです。当サイトでは、ミステリ、SF、海外文学、ノンフィクションの名作から最新刊まで、幅広いジャンルを網羅した書籍の情報を提供しています。早川書房の世界を、こちらの公式サイトからご堪能ください。
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000031182/
2 months ago
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えぬびい『田んぼのまん中のポツンと神社』飛鳥新社
www.asukashinsha.co.jp/bookinfo/978...
日本各地にある田んぼの中に取り残されたような神社の写真集。時に桜が舞い散り、夏の新緑に囲まれ、落ち葉や雪に埋もれる神社の姿がただただ良い。 ぼけーっと写真を眺める幸せよ。 ほぼ確実に木とセットで佇む社に、色褪せた鳥居、そういや近所にもこういのあったなぁと懐かしい気持ちにさせられる。 温暖化が進んで将来、「昔の日本には四季ってものがあったんやで」って証拠となる一冊にならないように願いたいもんだね。
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2 months ago
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トーマス・ヘザウィック『HUMANISE』草思社 世界には200以上の国があるのにほぼ全ての都市生活が退屈なのはなぜなのか? を多種多様な写真、タイポグラフィを用いて近代建築が現在の社会に及ぼす影響と、今後に向けての提案をまとめた真面目な、でも絵本の様に愉しい本。 建築の世界における美学の大切さを真正面から説いてるのが印象的だった。美的感覚は贅沢ではなく、人間らしさなのだと。 これを読むとなぜ時としてフィクションの中で登場する架空の都市が魅力的に思えるのかが分かる。(SWのナブーとか、フィフス・エレメントとか、LOTRのミナス・ティリスとか)
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HUMANISE 建築で人間味のある都市をつくる
建築が人間的らしさを取り戻すための「ビジュアル・マニフェスト」登場!麻布台ヒルズ、上海万博イギリス館などの設計で世界を熱狂させる建築家のデザイン哲学。 ■目次・人間的な場所、非人間的な場所・いかにしてつまらなさ信仰のカルトが世界を席巻したか・世界を再び人間的なものにする方法
https://nanyodo.com/products/79422808
2 months ago
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原田裕規 編著『ラッセンとは何だったのか』フィルムアート社 現代アートを語る際、必ずと言っていいほどハブられてる画家:クリスチャン・ラッセン。 CGなの?って感じの色使いとド派手な構図。見れば誰もが「ああ、コレね」となるあの絵は芸術なの?それとも露悪趣味の権現なの? 局所的に日本で受容されたラッセンの受容のされ方を、美術、哲学、博物館学など多様な視点から切った評論集。 蠢く群衆の欲望を的確に描き出した画家・ラッセン。その正体はビジネスマンでもあり、サーファーでもある。 山師的な魅力と、それに魅せられたがった当時の人々の精神史って感じで面白かった。
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ラッセンとは何だったのか?[増補改訂版]
https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2322-9/
3 months ago
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港千尋『ヒルマ・アフ・クリント』インスクリプト モンドリアンやカンディンスキーよりも先に抽象画を描き、美術史を書き換える大事件を引き起こした天才ヒルマ・アフ・クリント。その生涯、作品の題材、19世紀に大流行した神秘主義を背景に紹介した評伝。 謎に満ちた画家の育った環境、制作環境、交友関係など知られざる画家の素顔が描かれる。 特筆すべきは神秘主義っていう、ともすればペダンチックに溺れそうになる分野を作品のテーマに絞って、小出しに解説しているところ。 発見されたのが現代故に、伝記皆無なこの御方。その知られざる生涯に迫ってみるのは如何でしょう?
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ヒルマ・アフ・クリント 抽象画 女性画家 霊媒ドローイング 神秘主義 神秘主義絵画
アジア初の大規模展、3月4日より東京国立近代美術館で開催!(主催:国立近代美術館、NHK、日経新聞社) 彗星のごとく世紀をまたいで現れた、抽象画のパイオニア、ヒルマ・アフ・クリント。躍動する色彩と神秘的な体系をそなえた絵画群は女性たちによるスピリチュアルな世界との交信から誕生した。その仕事と人生の場所をたんねんに訪ね、多くの作品と対話を続けてきた第一人者による書下し!
https://inscript.co.jp/b1/86784-009-2
3 months ago
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ジョーダン・ピール編『どこかで叫びが』フィルムアート社 今をときめく黒人作家19人が寄せた傑作ホラー短編集。 奴隷制、公民権運動など歴史を色濃く反映した作品から、土地の精霊、ヴードゥーの魔術など超常現象ホラー、人怖系、エイリアンが登場するSF的なものまで幅広く収録されてる。 ホラーでなくても、面白い短編集探しているなら是非手にとってご一読を! 自分の心身の安全を確保した上で恐怖と戯れるホラーの醍醐味を存分に味わえて超満足。 トニ・モリスンの『ビラヴド』やマット・ラフの『ラヴクラフト・カントリー』が好きな人なら、なおのことお勧め。
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どこかで叫びが
ニュー・ブラック・ホラー作品集
https://www.filmart.co.jp/books/978-4-8459-2505-6/
3 months ago
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マリオ・バルガス・リョサ『楽園への道』河出書房新社 妻子を、仕事を捨てタヒチに旅立ったものの、生前は売れなかった画家ゴーギャン。 その祖母で女性が労働力として頭数に入らない時代に、世の貧困を撲滅するため男女同権の労働組合を結成しようとしたバリバリの社会運動家フローレンス。 最先端を行き過ぎて社会と真正面から戦わざるを得なかった二人の奮闘ぶりを交互に描いた、読むのすっごく疲れる、でも止められない激しすぎる作品。 稀有な才能を発揮する人っていうのは得して当の本人も大変なんだなぁって思わざるを得ない。骨太な小説を読みたいときにお勧め。
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楽園への道 :マリオ・バルガス=リョサ,田村 さと子|河出書房新社
楽園への道 ゴーギャンとその祖母で革命家のフローラ・トリスタン。飽くことなく自由への道を求め続けた二人の反逆者の激動の生涯を、異なる時空を見事につなぎながら壮大な物語として描いたノーベル賞作家の代表作。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309464411/
3 months ago
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モーム『月と六ペンス』光文社 時は19世紀、英国にて金融会社に務め、妻子もちの平凡な男がいた。ところがある日、妻子を捨ててパリに、その数年後なんとタヒチにまで出奔してしまう。それはなぜか? ひょんなことから男と知り合った語り手は男から理由を聞き出すことに成功する。男は画家になりたったのだ_。 天才画家を巡る小説ってイメージだったけど、読んでみると語り手こそが主役だった。 自分が絶対に到達出来ない「天才」への羨望と、でも自分の方が真っ当だしっていう卑屈さもあって。その塩梅がすごく上手い。平凡であるが故に魅力的な語り手の創出をやってのけたモーム凄い!
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月と六ペンス - 光文社古典新訳文庫
創造の悪魔に憑かれ、すべてを捨てた天才画家の数奇な生涯。作家の「私」が情熱の謎に迫る。
https://www.kotensinyaku.jp/books/book57/
3 months ago
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藤井恵『ちくわファンクラブ』誠文堂新光社 一冊丸ごとちくわを使った料理で構成されたレシピ本。だけれども、ちくわの種類、タの練り物との比較などちくわについての情報もたっぷり。 動物性タンパク質が豊富なちくわの持つポテンシャルを見逃すな! 表紙が反則的にいい。普段そんなに料理本て読まないんだけどもこれには負けた。ちくわファンクラブって響きが良いのよ。 磯辺揚げや、きゅうりとちくわっていう定番からヤンニョムチキン風から唐揚げ風までと「よくこんだけ考えるなぁ」っ感心半分、呆れ半分になるほどちくわ料理が繚乱してる。 作者のちくわ愛が伝わってくるね。
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ちくわファンクラブ | 株式会社誠文堂新光社
ちくわファンクラブへようこそ。昔からなじみがあり、とても身近にある食材ですが、こんなに便利な食材は他にありません。
https://www.seibundo-shinkosha.net/book/cooking/92794/
3 months ago
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角悠介『呪文の言語学』作品社 日本で悪いことが起きたら神社仏閣に行くように、呪文を唱える人達がいる国がある。東欧のルーマニアだ。日常生活にお呪いが溶け込んでいるこの国には今もってたくさんの魔女がいる。 この本は著者が長らく滞在したルーマニアで出会った魔女たちが唱える呪文の秘密を言語学の視点から分析したもの。 呪文を通して知るルーマニアは、生活空間に幽霊や妖怪がいるって当たり前に受け止めて来た日本とちょっと似ている。格式張ってなくて、生活の知恵の結晶って雰囲気なんだよね。 言語学的な分析も具体的で楽しい一冊。ルーマニア語勉強の息抜きにいいかも?
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呪文の言語学
ルーマニアの魔女に耳をすませて
https://www.sakuhinsha.com/nonfiction/31042.html
3 months ago
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アマンダ・ゴーマン『わたしたちの担うもの』文藝春秋 バイデン大統領の就任式で登壇した詩人、アマンダ・ゴーマンの詩集。 圧倒的なリズム感とライブ感に酔う。 ほぼ散文の様な詩から、俳句よりも短い詩、消去詩という意図的に言葉を省いた詩と、多種多様な詩でもってコロナ、温暖化、戦争などで乱れる現代の空気を真空パックして、自らの視点で語り直す様は詩人にして闘士のよう。 身近な話題から一気に歴史の流れに身を任せて、現状を敷衍する視点の移動の巧みさよ。詩を読んでここまでビビッとする感覚に襲われたのは初めて。 見事な翻訳を手掛けた鴻巣友季子氏に感謝しかない。
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『わたしたちの担うもの』アマンダ・ゴーマン 鴻巣友季子 | 単行本 - 文藝春秋
若き桂冠詩人、初の詩集が待望の邦訳 3年前、大統領就任式で世界を驚かせた若き桂冠詩人。パンデミックと分断の日々を尖りまくった表現で描き出す、驚愕の作品集が登場。『わたしたちの担うもの』アマンダ・ゴーマン 鴻巣友季子
https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784163918662
3 months ago
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チ・ヨンジュン『韓国インスタントラーメンの世界』原書房 日本で発祥したインスタントラーメンがどの様に韓国に根づき、現在に至る大規模な市場へと発展したのかを、豊富な図・資料を使って紹介した本。 歴史、主だった企業、世界情勢と包括的にまとめてあって、読んでて楽しいし、近所のスーパー行ってラーメンの棚を確認したくなる。空腹時読むに読むのは危険な一冊。 表紙を見た時「こんなん面白いに決まってるじゃん」と思ったけど、やっぱり超絶面白かった。特に各国の商品についての章では、例え即席麺であれどその土地の食文化が色濃く反映されてるのが分かって大変興味深かった。
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韓国インスタントラーメンの世界 - 原書房
http://www.harashobo.co.jp/book/b668295.html
3 months ago
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野田努『完全版 ブラック・マシン・ミュージック』河出書房新社 1970年代、電子楽器の登場と、経済格差が生んだ都市空間に萌芽した音楽は後にテクノと呼ばれ、今ではクラブで人々が踊り狂う定番のジャンルとして成長した。 ヨーロッパの音楽のイメージがあるテクノは実は米国、NY、デトロイトという二つの都市が育んだものだった。その共通点は黒人の人口が多いこと。 経済格差や、ぶり返す差別を二つの都市、特にデトロイトがどう過ごして来たのかを語ることで、テクノ音楽の精神と歴史を炙り出そうとする力作。 テクノに対してのイメージが激変したわ。背景を知るって大事。
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完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下 :野田 努|河出書房新社
完全版 ブラック・マシン・ミュージック 下 ポスト・フォーディズム以降のブラック・ミュージック史。下巻はいよいよデトロイト・テクノの誕生へ。荒廃したモータウンに響く絶望と抵抗の音楽。未来を切り開くアフロフューチャリズムの世界。
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309421872/
3 months ago
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これはズルくない?っていうくらいの可愛さ過剰なWicked本国のアピール動画。 シンシアとアリアナがJimmy Fallonの番組で元ネタを歌ってたけど、こう捻るとは。もう見事に釣られちゃう。
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Young Elphaba, Glinda, and Nessarose Recreate This Iconic Song About WICKED! | WICKED: FOR GOOD
YouTube video by Universal Kids
https://youtu.be/-5vZV2drDlw?si=eKbhl4Gx2EPxG1Un
3 months ago
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マキャヴェッリ 『君主論』光文社 15世紀、諸侯が林立し、ローマは教皇がいるイタリアの地でいかに権力を維持し、政体を統治するかを綴った実用書。これを読めばあなたも君主になれるかも。 初めてこの本を読み切れた。巻末にはマキャヴェリの生涯、本書の書かれた時代背景が完結にまとめてあり手堅い仕上がり。 自らの政治機構を維持するには聖人君子でいられたら大変結構。 だけれども、現実はそうでない。理想と現実には常に差があり、妥当な落とし所をいかに見つけるかが大事なのだと説く、超地に足のついた権力保持の処世術。 権力闘争の構図を見事に解説した本でもある。
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君主論 - 光文社
マキャヴェッリ 著
https://books.kobunsha.com/book/b10126446.html
3 months ago
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山崎佳代子『ベオグラード日誌』筑摩書房 ベオグラード在住の詩人が綴った01〜12年までの日誌を書籍化したのもの。生活の中に常に戦争の気配が漂っていて、読みだすと止め時が分からず一気読みしてしまった。 ベオグラードという土地がトルコ、オーストリア・ハンガリー帝国、ナチス、ソ連圏の大国と地続きであり、列強たちの思惑に奔走されてきた歴史が淡々とした文章から透けて見える。 でもだからこそ、難民センターを訪ね、旧友を訪ね、詩を発表し、大学で授業をし、料理をする。自宅マンションのエレベーターで新たな隣人を作るという日々の営みが瑞々しくて、眩い。 いい本でした。
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『ベオグラード日誌 増補版』山崎 佳代子|筑摩書房
筑摩書房『ベオグラード日誌 増補版』の書誌情報
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480440198/
3 months ago
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メアリー・シェリー『フランケンシュタイン』新潮社 若き天才ヴィクターは生命の神秘に取り憑かれ、研究に研究を重ねてとうとう神の御業に等しい偉業を成し遂げる。しかし、それは人が神を真似るという禁忌だった。 創られた怪物はヴィクターに責任を問うのだが_? 粗筋も知ってるし、映画も見てるしであまり内容的には驚くこともなかったんだけど読んでよかった。 怪物に語らせるという図式を採用することで、勧善懲悪の図を脱してることにまず脱帽。帝国主義に疑問を呈する登場人物もいるし、読んでてメアリー・シェリーって結構主流から距離を取った人だったのかなという印象を受けた。
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『フランケンシュタイン』 メアリー・シェリー、芹澤恵/訳 | 新潮社
若き科学者ヴィクター・フランケンシュタインは、生命の起源に迫る研究に打ち込んでいた。ある時、ついに彼は生命の創造という神をも恐れぬ行いに手を染める。だが、創り上げた“怪物”はあまりに恐ろしい容貌をしていた。故郷へ逃亡した
https://www.shinchosha.co.jp/book/218651/
3 months ago
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No Good Deedが映画本編より先にお披露目されてたー。 歌詞は一部抜粋だし、アレンジが本編とは全く違うのだけど伴奏が弦楽器だからかCynthiaの艶のある声とぴったり合っててつい何度も聴いてしまう。 特に1:24あたりでシームレスに音程を変えていくところなんて、もう圧巻で…人の声がここまで出来るのかぁって感動しちゃう。映像的にもライトが効果的に使われてて美しい。
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Wicked: For Good | Cynthia Erivo x Misty Copeland - "No Good Deed"
YouTube video by Wicked: For Good
https://youtu.be/rNl21uPXOqo?si=zmGvrv7C258m9_B4
4 months ago
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池澤夏樹『池澤夏樹の世界文学リミックス』河出書房新社 池澤夏樹が文学全集を編纂時、夕刊フジで連載していたタイアップ企画の書籍版。連想ゲームの要領で次々に面白い本を紹介してくれる、めくるめく本の万華鏡世界。 名前は知ってるけども、難しそうで手が出ないと思っていても、粗筋を紹介してもらえばそんな事ない、って出会いがそこかしこにある楽しい本。 15年に出た文庫を再読。当時、気になった作品に付箋をはっていたので再読すると自分の変化を実感する。何年かしたらまた再読したい。 思えば池澤夏樹を通して私はアンナ・ポリトコフスカヤや石牟礼道子を知ったんだった。
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池澤夏樹の世界文学リミックス
ケルアック『オン・ザ・ロード』から石牟礼道子『苦海浄土』まで、世界文学全集を個人編集した著者が、20世紀を中心に、いま読むべき世界の傑作を独自の視点で紹介する現代の世界文学入門。
https://impala.jp/work/%E6%B1%A0%E6%BE%A4%E5%A4%8F%E6%A8%B9%E3%81%AE%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%96%87%E5%AD%A6%E3%83%AA%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-2/
4 months ago
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