「僕と付き合って下さい!」
人生二度目の告白だった。前回と同じ言葉を勇気を出して言った。
「ああ、いいぞ」
予想に反して師匠はあっさり言った。だけど、コートを手にしたところで、鈍い僕でも理解してしまった。フラれるどころじゃなくて、そもそも何も伝わってない。
「で、どこに行くって?重い物でも買うのか?」
意味を取り違えていることも気づかず平然としている姿が憎らしい。
「そうですね。二人きりで遊園地とかプラネタリウムとか行きたいですね。ラーメンじゃなくてレストランなんかも行きたいです」
「お前そんなに退屈してたのか…」
僕が言うとポカンとしてた。今に見てろ、デートを重ねてきっと好きにさせてやる!
8 days ago