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自已流妖怪図画
稲穂峠の賽の河原
和人に伝わる怪異。岩内郡共和町と余市郡仁木町の境にある稲穂峠には賽の河原と呼ばれる場所がある。この付近の海では潮流が速く、強風が吹くため昔百人もの人々が命を落とした。そのため夜になると犠牲になった人々が波間から迫るという。また都に石を積んで作られた塔が強風で倒れても、晴れた日にはいつの間にか元のように積まれている。これは死者たちが行っており、その際に手から赤い血が流れるため、辺りには淡く赤い話が咲く。そのような場所だから、この場所には魔が入れないサエ(幸)の場として伝わっているという
「日本怪異妖怪辞典 北海道」より
3 days ago