プラトンのアンドロギュヌス論、あるじゃないですか。人間はもともと片側が女で片側が男の両性具有の存在で、それが分たれて今の人間になったと。で、その本来の姿に戻るためにかつての片割れを求めて人と人は惹かれ合うのだと。その話を初めて知ったとき、直感的に「あー、私の片割れはこの世界のどこにもいないんだなあ」と思ったんですね。プラトンに言わせりゃ私は間違って生まれてしまった不具の存在ですよ。紀元前のおっさんが考えたことに過ぎないですけども。でもこれは私の人生のひとつの象徴であり、そういう孤独感はずっとある。
10 months ago