國分 功一郎 『暇と退屈の倫理学 (新潮文庫)』
退屈の構造を解き明かすことが中心で、タイトルは倫理学としているが倫理学的論考や規範の提示はない。その観点では新しい倫理学の入口紹介という立ち位置である。退屈と共にいかに生きるべきかについては読者に投げられている。
退屈の構造も何かしらの行為はすべて退屈をしのぐために行われていると言っているように感じ理解できなかった。
そもそも退屈であることが苦痛でそこから逃れたいと自覚したことがないのでよくわからんなあと言う凡人ならではの感想に落ち着いた。
25 days ago