【306号室】 前科持ちの人間 # y荘 メモ
父、母、弟のごく普通でそれでも幸せな4人家族だった。
ある日を堺に父親は捌け口とでも言う様に暴力を振るうようになる。初めは母に。次第に子供にまで手が伸びた。幸いにもまだ幼い弟には手を出されずにいた。
母子共に限界が近付いたあの日____
日常の一部となった父の暴力。
幼い弟は泣き叫んでしまった。いや、いつもは放置していた泣き声がたまたま父の癪に触ってしまった。
幼い弟に忍び寄る命の危機に、近くにあった硝子の重い灰皿を手に取り正常な判断が出来るようになった頃には一面に広がる赤と息絶えた塊が横たわって居た。
4 days ago