花の旅 夜の旅
聖女の島/皆川博子
血と炎に彩られた孤島で、静かに確実に狂っていくわたくしは、いつか許される時が来るでしょうか。心を苛む美しい亡霊が今も見えるのです。露悪的で魅惑的な少女たちの中に住む、あの亡霊が、どこまでも追い詰めます。更生させるべく日夜尽力しているはずなのに。
花の旅 夜の旅
とろりと滴る優しい刃。憂いの花が散る夜に降る、書き記された言葉たちの狭間を、たゆたいさまよう真実たちの思惑。旅から生まれた物語に沈む幻想は、現実との境界線を曖昧にしてゆく。
どっちの話も面白かったので、別々にレビューを書いた。幻想と狂気の狭間の美しさの余韻が深い。
3 months ago