もう一つの本(敢ての表記)。豊満である表現。汁気というか、じっとりと滲むような液体と肉の動きと柔らかい表現が素晴らしい。行為や勢いそのものの構図や表情、漫画的表現があまりにも淫靡でありながら、丸い喘ぎとは違う角ばった四角の中で流れるモノローグの凄さ。温度差と質感、同時並行しているからこそ、耽溺しながらも自己嫌悪、だからこそ忘れるために貪るような没入が強調されていて、自分で行うような文章ではなかなかなしえない強みを感じ、何より背徳感で興奮した。ラスト3ページ、熱が冷め冷静になったから、だけでは無しえない、冷たさとぐじゅぐじゅとしたような自己憐憫の言及。特に~だらしなく埋め尽くされる、が白眉。凄い
16 days ago