関連記事： https://x.com/100nen_/status/1698199142408089760

速報◆16日、浅草の仲見世が、改造されて再開する。関東大震災の後、浅草は96パーセントが焼失し、死者、行方不明者約3600人と被害が大きかった。浅草寺だけが奇跡的に残っていた。　＝百年前新聞社 (1925/11/16)

経済◆16日、アメリカの自動車会社「ゼネラル・モーターズ」が、イギリスの「ボクスホール・モーターズ」を買収する。国王ジョージ5世の御料車としても名を馳せたが、経営が悪化していた。　＝百年前新聞社 (1925/11/16) ▼ボートのような独特な外見を持つスポーツカー「ウェンサム・ツアラー」

速報◆16日、「クー・クラックス・クラン (KKK)」のデイヴィッド・スティーヴンソン(33)に正式に終身刑の判決。女性教師を強姦し自殺させた。清廉潔白なイメージが地に落ち、全国500万人のKKK会員は失望。次々に退会していき、組織としてのKKKが全国規模で崩壊する。　＝百年前新聞社 (1925/11/16)

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1950164645521580325

科学◆16日、ヴェルナー・ハイゼンベルクとマックス・ボルンによる論文「量子力学について2」が発表される。すでに発表されている「動学的および力学的関係の量子論的再解釈について」「量子力学について」と合わせて、行列力学を支える3つの基本論文となる。　＝百年前新聞社 (1925/11/16)

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1988940138378924064

速報◆16日、大阪市の東淀川で、寺院に強盗が押しかける。住職にピストルと短刀を突きつけて脅し、現金160円を奪う。13日に茨木に現れた強盗と同一人物か。　＝百年前新聞社 (1925/11/16)

【社主のニュース解説】《科学》 ツタンカーメン王のミイラは、外側から4重の厨子、石棺、寝台、3重の棺の中に厳重に収められていました。考古学的には副葬品にこそ価値があり、ミイラそのものは価値が低く、写真撮影ののち元通りに戻されました。この後は修復作業などを経て、調査を終える予定です。

【社主のニュース解説】《科学》 ミイラの首元には王を邪悪な力から守ると考えられたハゲワシの飾り物。エジプトの二つの地域の支配者の象徴であるヘビとハゲワシの装飾は、帯状の冠から外れて脚のそばに落ちていました。17層の包帯を剝がして見つかった護符や宝飾品は、全部で140点以上に及びます。

【社主のニュース解説】《科学》 王の脳は摘出されており、頭髪は剃り上げられてビーズを縫い込んだ亜麻布の帽子がかぶせられています。また、耳にはピアスの穴があり、鼻は包帯の圧力でつぶれていました。親知らずの一部が生えかかっていることから、亡くなった年齢は二十歳前後と推測されます。

【社主のニュース解説】《科学》 王の頭にかぶせられたマスクは、ミイラづくりのときに使われた樹脂が数千年のうちに固まって遺体と一体化していました。ハンマーとたがねを使い、最後は熱したナイフを使って何とかミイラからマスクを外すと、マスクの空洞部分には亜麻布が詰め込まれていました。

【社主のニュース解説】《科学》 本日、古代エジプトのツタンカーメン王の墓所で、王のミイラにかぶせられた黄金のマスクが外されました。イギリスの考古学者ハワード・カーター氏(51)は、最後の部屋を開けてから約1年間、慎重に棺の調査を続けてきました。 関連記事： https://x.com/100nen_/status/1883115330735575103

速報◆16日、ツタンカーメンのミイラのマスクが外される。考古学者ハワード・カーター(51)は、約1年間かけて丁寧に棺を開けてきた。　＝百年前新聞社 (1925/11/16) ▼マスクが外されたツタンカーメン王のミイラ

速報◆16日、ツタンカーメンのミイラのマスクが外される。考古学者ハワード・カーター(51)は、約1年間かけて丁寧に棺を開けてきた。　＝百年前新聞社 (1925/11/16) ▼マスクが外されたツタンカーメン王のミイラ

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文化◆15日、レーニンの『帝国主義論：資本主義最後の階段としての帝国主義』が、希望閣から出版される。青野季吉（すえきち）(35)の訳。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

スポーツ◆15日、「アメリカン・バスケットバール・リーグ」が設立後、初のリーグを開始する。アメリカ初のプロ・バスケットボール・リーグ。開幕戦は、ワシントン・パレス・ファイヴがブルックリン・アルカディアンズを32-30で破る。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1978702447913865263

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1980986481272365154

速報◆15日、日本領台湾の高雄・鳳山で、「鳳山農民組合」が結成される。製糖会社「新興製糖」が農園の拡大のため、小作農に土地の返還を求めたことに対する抵抗を目的とする。彰化・二林（にりん）地区の農民らが先月、運動を起こして逮捕された「二林事件」を受けた。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

速報◆15日、京都の同志社大学で、軍事教練反対のビラが掲示板に貼られていることが判明。警察の特別高等課は、これを見て同志社大、京都帝大の学生の自宅や下宿を襲撃。33名を逮捕する。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

速報◆15日、立教大学の学生新聞に、立教大学、早稲田大学、東京帝国大学の学生新聞の連名で、学生への軍事教練に反対する共同声明が掲載される。大学当局が新聞の配布を禁止し、押収する。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

▼怪人役のロン・チェイニー

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1964282674392015272

文化◆15日、ホラー映画『オペラの怪人』が、アメリカで全国公開される。怪人役のロン・チェイニー(42)は自分で骸骨のような特殊メイクをした。怪人の姿に、観客はだれもが驚く。　＝百年前新聞社 (1925/11/15) ▼クリスティーヌが怪人の仮面を暴く場面。観客からは悲鳴が上がり、気絶する人もいた。

文化◆15日、「読売新聞」が、朝刊の別刷り付録として「ラヂオ版」を設ける。東京の新聞初のラジオ番組表で、部数を伸ばす。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1984619166079361453

文化◆15日、日活画報から『映画小説 荒木又右衛門』が発行される。尾上松之助主演の大ヒット映画『荒木又右衛門』のノベライズ版。　＝百年前新聞社 (1925/11/15) ▼映画のワンシーン

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1989291200927445389

速報◆15日、ツタンカーメン王のミイラの包帯第11層から第17層が剝がされる。胸元から多数の宝石や宝飾品が見つかる。これで17層すべての包帯が剝ぎ取られたことになり、明日からはマスクをつけた頭部の調査がおこなわれる。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

速報◆15日、ツタンカーメン王のミイラの包帯第11層から第17層が剝がされる。胸元から多数の宝石や宝飾品が見つかる。これで17層すべての包帯が剝ぎ取られたことになり、明日からはマスクをつけた頭部の調査がおこなわれる。　＝百年前新聞社 (1925/11/15)

文化◆14日、アイルランドの首都ダブリンで、国内初のラジオ局「2RN」のテスト放送が始まる。第一声は「こちらは2RN。ダブリンより放送しています」だった。来年1月1日から本放送開始予定。　＝百年前新聞社 (1925/11/14)

速報◆14日、インディアナ州で、白人至上主義団体「クー・クラックス・クラン (KKK)」のスティーヴンソン元州支部長に対し、終身刑判決が下される。怒ったスティーヴンソンは、KKKから資金を受け取った公職者の名簿を公開する。　＝百年前新聞社 (1925/11/14) 関連記事： https://x.com/100nen_/status/1900882402148254156

【社主のニュース解説】《国際》 また、首相在任中は反ユダヤ的な課税政策を取り、多くのユダヤ人がイスラエルに移住したことも賛否両論を呼びました。国内では政治・経済の行き詰まりに、ピウスツキ氏に期待する声も聞かれるようです。 ▼「グラプスキのアリーヤー（イスラエルへの移住）」の風刺画

【社主のニュース解説】《国際》 ロカルノ条約への批判は強く、ユゼフ・ベック駐フランス武官(31)は「ドイツは西部の平和と引き換えに東部への攻撃を公式に認められた」と述べ、ユゼフ・ピウスツキ元参謀総長(57)は「ポーランド人はみな、『ロカルノ』と聞くとつばを吐く」と述べるありさまです。

【社主のニュース解説】《国際》 また、同盟国フランスによるドイツ領内の通過の認める提案は退けられたため、仮にソ連がポーランドに侵攻してもフランスは助けられません。ドイツの国際復帰と引き換えに、相対的にポーランドの地位は不安定になったと言えます。 関連記事： https://x.com/100nen_/status/1978702447913865263

【社主のニュース解説】《国際》 先月のロカルノ条約では、ドイツ西部の国境維持を定める一方、東部国境については触れられませんでした。そのため、ドイツが平和的手段によってポーランド国境を変更させることは可能であり、こうした点も国民からはグラプスキ首相の外交失策と捉えられています。

【社主のニュース解説】《国際》 グラプスキ首相は報復関税としてドイツ製品への関税を引き上げましたが、かえって国内通貨の価値は下落。特に鉄や石炭を産出する上シロンスク（シュレジェン）への影響は大きく、ポーランド国内の工業生産はさらに縮小する結果となり、首相の責任問題に発展しました。

【社主のニュース解説】《国際》 そうした中の今年6月、ポーランドが戦勝国として持っていたドイツに対する関税特権が有効期限を迎えて消滅しました。ポーランド側の更新要求をドイツは拒絶し、ポーランドの全製品の関税を引き上げるだけでなく、石炭などについては輸入の全面停止措置を取りました。

【社主のニュース解説】《国際》 結果的にポーランドは、西方のドイツへの依存度が増し、対外貿易の40パーセントを占めるまでになりました。一方、両国の関係性は領土問題、民族問題をめぐり悪化。国内の反独感情が高まる中、経済的には依存しつつ、政治的には対立を深める繊細な関係が続きました。

【社主のニュース解説】《国際》 ポーランドは1918年、123年ぶりに独立を達成したものの、大戦による国土の荒廃に、工業生産額は終戦時点で戦前比70パーセント減。また、ソ連の成立で東方の大きな市場を失っただけでなく、同盟国フランスも貿易関係が薄く、経済的な苦境に立たされていました。

【社主のニュース解説】《国際》 本日、ポーランドのヴワディスワフ・グラプスキ首相(51)が内閣総辞職しました。貿易協定失効をきっかけにドイツとの関係を悪化させ、相互に関税を引き上げる「関税戦争」を招いて国内経済に大打撃を与えた責任を取った形です。 関連記事： https://x.com/100nen_/status/1934204470788800886

速報◆14日、ポーランドのヴワディスワフ・グラプスキ首相が辞任する。ドイツとの「関税戦争」により、国内経済に大幅な打撃を与えた責任を取った。　＝百年前新聞社 (1925/11/14)グラプスキ首相

速報◆14日、オーストラリアで連邦選挙がおこなわれる。義務投票制が導入されたため、投票率が91.4パーセントに跳ね上がった（前回59.4パーセント）。国民党が37議席で第1党。与党の労働党を14議席差で破る。　＝百年前新聞社 (1925/11/14)

関連記事： https://x.com/100nen_/status/1988937623704830199

速報◆14日、ツタンカーメン王のミイラの包帯第6層から第10層が剝がされる。胴の下半分、腕、脚が完全にむき出しになる。首や胴に、護符である「ジェド柱」がつけられていたことが分かる。　＝百年前新聞社 (1925/11/14)

文化◆14日深夜0時1分、パリのギャラリー・ピエールで、初の「シュルレアリスム展」が開幕する。クレー、マン・レイ、キリコなどが出展。主催のブルトンの強い意向でピカソ(44)もキュビズム作品を出展したが、明らかに場違いだった。25日まで。　＝百年前新聞社 (1925/11/14) ▼展覧会パンフレット

経済◆13日、テキサス州のスピンドルトップ油田で、深さ800メートル地点から2番目となる油田が発見される。1901年に開削され、1日10万バレルの産出量で石油産業を生み出して石油産業の先駆となったが、産出量を減らしていた。　＝百年前新聞社 (1925/11/13)

速報◆13日、マサチューセッツ州で、女学生のアリス・コーベット(20)が行方不明となる。友人が寮の部屋で、ガスによる窒息死していることも分かり、捜索が始まる。自室に残された書き置きからは、精神的に混乱している様子も。　＝百年前新聞社 (1925/11/13)