原始仏教といまの仏教は似ても似つかないもので、各国を廻って日本に辿りつくまでのあいだにどんな変遷を辿ったのか興味があったので調べてみた。解脱をもとめる哲学として始まったものが、お膝元のインドでヒンドゥー教と結びついてブラフマン的宇宙観がドーンと出来上がる。そこからめぐりまわって中国で魔改造され、ここで「祖先霊崇拝」と「地獄」というものがいきなり付けたされてしまう。まぁ、儒教の国だしなぁ。しょうがないことかも。祖先を敬え、なんてブッダは一言も云ってないんだけど。日本に来てからは歴史の授業で習った通り、神仏習合で土着の教えが混ざりあって仏教は死者供養の宗教になってしまう。ブッダ涙目。
11 days ago