※ウルトラ妄想 アストラとタイガ 様々に捏造
「探したよ。タイガ」
そこは鍾乳洞の中だった。鉱物がネオンのように輝いている。その光が地下水の泉に反射して岩天井を青く照らした。鍾乳石の柱はまるで神殿のようだった。柱に囲まれた中心に彼は座り込んでいる。
ようやく見つけた。
アストラは胸を撫で下ろす。
彼のカラータイマーは赤のまま光続けている。蜂蜜色の目を訪問者であるアストラに向けた。
「昔の名前は捨てちゃった。いまはクェーサーで通ってる」
甘えたな口ぶりは昔のままだった。アストラは石階段をゆっくりと登る。
「無理に連れ帰る気はないさ。僕もさすらいの身だし」
茶目っ気たっぷりにアストラは言った。
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