戦前、自分の暮らしを偽らずに率直に作文に書かせることで心を育てる「綴方教育」運動が起こり、それが北海道でも広がった。しかし、1940〜41年にかけて、治安維持法により弾圧され、多くの教員が逮捕されたのが、「北海道綴方教育連盟事件」ですね。 この事件を描いたとされるのが、三浦綾子の作品、『銃口』です。 www.hyouten.com/oshirase/661...

治安維持法から逃れるため、1932年1月にパリで結成されたとされる、在パリ左翼日本人組織「GASP」の活動実態がよく分からない…。

そういえば、『紅の豚』に出てくるファシストの秘密警察って、実在の機関がモデルだそうですね。イタリア王国の秘密警察で、共産党を監視していた「反ファシスト検束秘密警察（OVRA、Opera Vigilanza Repressione Antifascisimo）」のことで、ナチスドイツのゲシュタポと協力関係にあったとか。 それにしても、スタジオジブリで公式グッズで出してくれないかな。「ファシストになるより豚の方がマシさ」と書いた旗とか。

「野党って必要？」とかいうコメント見たけど、独裁政権になったとして、あなたが独裁政権に常に気に入られる人間であれば良いですけどね、独裁政権の政策には基本的に反対することは許されないですよ？、としか。

さらに言うと、ジブリの宮崎監督が改憲に反対されているの、親族の方が治安維持法で逮捕されていることもそうですが、治安維持法が文化活動を弾圧したことにもあるでしょうね。親族の方、文化活動に携わってた方なので。

ジブリの宮崎監督が改憲なんか許す訳ないでしょう。治安維持法で親族の方、特高に逮捕されてるんだから。

治安維持法ならびに特高の弾圧によって、1935年あたりまでに共産党はほぼ壊滅状態になった訳だけど、1937年12月に起こった人民戦線事件では、これまで合法運動とされた社会民主主義が治安維持法の標的となった。この時の反ファシズム運動は「国体変革」を目指したものではなかったが、特高は「反ファシズムは究極において国体変革につながる」という論理を作り上げ弾圧した。この「究極において」という、弾圧に便利な論法を編み出した訳ですね。 つづく↓

ちなみに、プーチン・ロシアにおいて反体制活動をして「外国エージェント」に指定された場合、以下のようなことが起こるそうですね。 例えば、指定された全ての個人・組織は、発するあらゆるメッセージの名前部分において、「外国エージェントの〜〜」という表示が必要で、表示なき場合は罰金が課される。また、「外国エージェント」の個人情報の公開。姓名、生年月日、納税者識別番号、個人口座保険番号が公開される。特に、個人口座保険番号は、政府が提供する行政手続の公式ウェブサイトのログインIDだそうで、これが公開されると、後はパスワードを破るだけで個人情報を不正入手して悪用できる。 つづく↓

ファシスト政権を一言で言い表わすと、「民主主義政権では通常起こり得ない、"ありとあらゆる事象"が起こり得る政権」になるのではないかな。 戦前の日本やナチスドイツ、現代のミャンマー軍事政権やプーチン・ロシアの諸制度や情勢を見ていると、そう思う。

ファシスト政権が極まってくると、自国外に移住した人に対してどういう態度を取ってくるか。期限付きで帰国を促すような施策を取ってくる（加えて、期限を過ぎると旅券を無効化するなどという行動に出てくる）のではないか。 一方で、政権に批判的な人に対しては国外に出ていけ、という態度を取ってくるでしょうね。

かつてベルリンに存在し、ナチスにより1933年に焚書破壊されたマグヌス・ヒルシュフェルトの「性科学研究所」、このお話自体は有名みたいだけど、それに関連して、Li Shiu Tong（李兆堂）のことはあまり聞かれないね。どんな人だったか、備忘も含め書いておく。 1931年にヒルシュフェルトが上海を訪れ、性科学や同性愛に関する公開講演を行った際に、聴衆の中にいた英領香港生まれの医学生だったLiに恋をし、Liはヒルシュフェルトのボーイフレンド兼助手となり世界一周講演ツアーに随行した。1932年にはヨーロッパに帰着し、ヒルシュフェルトのもう一人のパートナー、カール・ギーゼにも会っている。 つづく↓

国旗損壊に関連して思い出したけど、特高の資料の中に、補充兵として松山連隊に応召入隊の際、日章旗を褌がわりにしていて特高から取り調べを受けた愛媛県の人の話が出てた。 で、その最後に「左翼思想に関係なきこと判明に付き釈放」と書いてある。つまり、「特高の言う左翼思想」に関係していれば逮捕起訴・有罪にする気満々だし、また特高の言から、「思想的に全く無関係な人」でもこういった行為をすると、逮捕起訴までいかなくても、取り調べを受けることになった訳ですね。

タイの12歳の少女の件、怒りしか湧いてこない。まさに、怒吼。

レイシストやファシストなんかとより、移民の方々と共に暮らしていきたいわ。誰か、そういうプラカード作ってほしい。かっこいいプラカード。

しかも、この「シンガパルナ事件」が起こる前に、日本軍の憲兵隊が、祈りを捧げていたムスタファ師を暗殺しようとして、他の信者の方に銃弾が当たった、というようなことも書かれてますね。日本軍が最悪すぎる。 en.wikipedia.org/wiki/Zainal_...

日本軍占領下のインドネシア・ジャワ島で1944年2月に起こった「シンガパルナ(Singaparna)事件」を調べてたけど、イスラムの教えに反する天皇崇拝や最敬礼、皇居遥拝、神社参拝などを日本軍から強制されたことに抵抗するため、蜂起したキアイ・ハジ・ザイナル・ムスタファ師を始めとするイスラムの人々や寺院に対して日本軍が徹底的に弾圧し、ムスタファ師や蜂起した人々を逮捕・拷問して処刑し、蜂起を鎮圧したのですね。極悪すぎるわ。

手元の本、ニューヨーカーのトランスジェンダーのインタビュー集『TRANS NEW YORK: Photos and Stories of Transgender New Yorkers』に出てきてる人たち、ファシスト大統領のせいで気の休まらない日々を過ごしておられたのだろうけど、昨日の市長選がきっと朗報になったはず、と想像したよ🏳️‍⚧️

バージニア、ニュージャージー、そしてニューヨークが、ファシスト大統領に打撃を与えた！

マムダニさん、当確万歳！！！🏳️‍🌈🏳️‍⚧️

今日の日経新聞朝刊にも出てたけど、東欧チェコの右派ポピュリズム政党「ANO」（党首のバビシュはチェコの実業家・富豪で「チェコのトランプ」と言われる）が極右政党と連立政権を組むという記事、そこに書かれてる極右政党というのが「自由と直接民主主義（SPD）」で、このSPDを率いるのが実業家で日系のトミオ・オカムラ氏なんだと。人種差別を受けた経歴がある人間が、人種差別をするというね… 憎悪扇動でチェコ検察に起訴されたことを報じる記事 www.jiji.com/sp/article?k... 「イスラムは悪のイデオロギー」との妄言を報じる記事 courrier.jp/news/archive...

パロディー us.macmillan.com/books/978125...

九州レインボーパレード2025事件を踏まえ、ファシストがイベントに出現したら、こういう旗を持っていないといけないことを再確認させられたね。

名刺をSNSに晒す時点で、社会常識と品性の無さを指摘されても仕方ありませんね。完全に弁解不能ですよ。あと、言論弾圧。

今日が投開票ですね、ニューヨーク市長選挙！

「遁辞」（とんじ）という言葉を久しぶりに見た。言い逃れのための屁理屈のことね。

特高の資料を見てると、落書き事案（書くだけでなく小刀などで彫ったもの）に対して「捜査中」「内偵中」「厳探中」となってるのが多いですね。特に公衆便所の落書き。 内容は、打倒（反）「陸海軍」「内閣（近衛・東條内閣など）」「軍国主義」「ファッショ」「侵略体制」「天皇制」「財閥（三菱・三井・住友など）」といったものの他、「共産党」「労農運動」「プロレタリヤ」「革命」「中国」「ソヴィエートロシヤ」礼賛（万歳）といったもの、あるいは「皇室関係の荒唐無稽や卑猥な流言」が多いです。場所は駅の公衆便所が多いようですが、 つづく↓

トランスジェンダーで「戸変・埋没」してるからと言って、ファシスト政権を甘く見ない方が良いと思いますね。何らかの抜け道でもって個人情報保護を掻い潜り、迫害を加えようとしてくるはずなので。

先日の九州レインボープライド2025で、「反LGBTQ」を党方針として掲げるファシスト政党のテーマソングが壇上で歌われたとの情報あり。 これはファシスト政党による「明白な示威行動」と言わざるを得ず、断固抗議する！

NHKで放送された「ボスニア 30年前の父へ “戦後欧州最悪の虐殺”の地をたどる」、1995年7月にボスニア東部のスレブレニツァで、国連が部隊を派遣していたにも関わらず、ムスリムの住民8000名がセルビア人武装勢力に虐殺されたジェノサイドが発生。第二次大戦以降、ヨーロッパ最悪の虐殺と言われ、その虐殺のさなか、ある父親が殺害される前に、娘に残したビデオを巡るお話。 30年後、その娘さんが当時の関係者に話を聞いて回るのだけど、虐殺を報道していた元ドイツ・ヴェレの記者は、「平和を取り戻すためには何が必要ですか？」と娘さんから問われて、 つづく↓

「危ない法は必ず、もっともらしい仮面をつけ、仕掛けは見えないように仕込み、可決されるまでは、どんな答弁も憚らず、いかなる付帯決議にも同意したふりをする。だが法は、法となった途端、権力が仕込んだままに独り歩きを始める。だから、とことん手を抜かず仕込みを見抜いて追い込み、条文を変えさせなければならない。」 治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟 編『治安維持法と現代 2025春季号No.49』特集Ⅲ 研究報告・治安維持法下の抵抗とたたかい 一 国家権力が捏造した「宮澤・レーン・スパイ冤罪事件」p139より

治安維持法の起訴内容で、「犯罪事実」のところに「目遂」と書かれています。 これは、1928年に緊急勅令により同法が改正された際に、国体変革目的の行為に対しては死刑・無期懲役が定められたことに加え、「結社の目的遂行の為にする行為」（目的遂行罪）が新設された形で、その「目的遂行罪」を略して「目遂」と記載したもののようです。 なお、「結社の目的遂行の為にする行為」は、文字通り「一切の行為」であり、共産党員である家族に対して行った家事や金銭を用意した行為でも処罰された事例（1933年7月6日大審院第1刑事部判決）があるとか。

治安維持法の危険性は、「物証」がなくとも「自白」だけで起訴有罪にもっていけたことですよね。 つまり、取調べでのあらゆる「手練手管や拷問」によって有罪にできた訳です。その裁量が思想警察・思想検察に与えられていたので。 とはいえ、ごく稀ながら「物証もなく自白だけ」の案件が非常に多いことに、その信憑性に対して懸念を示されていた検事もおられたようです。

国旗損壊罪、例えばですが、日章旗の赤丸部分に、消えない黒い塗料でハーケンクロイツが描かれていたとします。 この場合、「日本はナチスのような強権国家だ」という批判を示しているのか、「日本はナチスのような強大な国家だ」という礼讃を示しているのか、一体どう判断するのだ？ 仮に「内心や思想」を判断するとして、警察や検察は何を基準に判断する？ 厳密な定義が存在せず、その「基準」が警察や検察に一任された場合、一体何が起こる？

『となりのとらんす少女ちゃん』の公式ライナーノーツ、素晴らしい出来ですね！🏳️‍⚧️ 良くここまで言語化できるなぁ… ライナーノーツ中にもあるけど、そういえば「帰郷もの」って確かに良く見かける気がする(そりゃそうだよね、という納得感と共に)。

特高の記録を見てると、道に落ちていた硬貨の紋章部分に、釘のようなもので故意に傷がつけられていたのを発見して、「捜査中」となっているのがあるね。

国旗損壊、そのうち日本でも「意図的に消去」すると逮捕されることが起こるかもよ。「日章旗抹消事件」のように。 www.donga.com/jp/article/a...

松田解子さんは戦前に治安維持法で数々の弾圧を受けながらも、1933年に「階級闘争する人たちの愛慾や、子供を抱え現実生活に行き悩む女性の姿」を描いた『女性苦』という、今日でのジェンダー小説を刊行する際に、約800箇所、3000字超もの削除や伏字といった「検閲」に遭ったそうですね。 ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%...

ファシスト政権、そのうち、本当に焚書によって歴史を抹消しにかかってくるのではないかな。OnePieceのオハラのように。

「差別するつもりはないですが、」というような前置きExcuseを入れたところで、その差別的意図を含む「発言の悪どさ」は一切、減免されることはありませんね。

『赤旗』というのは、横暴で欺瞞に満ちた権力者の急所に刺さる「紙で出来た寸鉄」のようなものかな？

治安維持法に反対して右翼に暗殺された山本宣治の演説文も、青空文庫にありますね。 www.aozora.gr.jp/cards/000319...

昨今の情勢を鑑み、青空文庫で無料で読める石川啄木の『時代閉塞の現状』を改めて読む。 www.aozora.gr.jp/cards/000153...

佐藤栄作元首相は、米国の資料によれば「非核政策はナンセンス」と言うてたらしいですね。最近の「非核三原則は邪魔」と、同じ考えです。

最近のマレーシアの出来事を考えると、この前に被団協がノーベル平和賞を受賞したことすら、苦虫を噛み潰したような気持ちで現地で報道を見ておられた方がいたのではないか、と改めて思う。

あぁ、なるほど。1974年のノーベル平和賞を日本人で受賞した自民党の佐藤栄作元首相は、安倍晋三祖父の岸信介(A級戦犯容疑者)の弟で「非核三原則の提唱」により平和賞を受賞したものの、沖縄返還前の1969年にニクソン政権と、有事の際の核持ち込み密約を結んでいたことが、後から判明したのですね。その密約の証拠資料を米国で、日本共産党の幹部の方が見つけてきたと。

なかなかの内容ですね。欲しい方おられたら、国賠同盟までTELされると良いですよ。

日本の国民が米帝の尖兵として米軍の「弾除け」にでもされる日は、そう遠くないのかもしれないね。

米帝のファシスト大統領の横で、うれしそうにはしゃいでるのが写った写真を見ると、失笑を禁じ得ない。

「心情刑法」あるいは「心情主義刑法」というのは、行為者の「内面的な動機や意思、意図、性格」といったような主観的な事情を重視して刑罰を科そうとする考え方だそうですが、治安維持法はまさにこれでしょう。 この類いの法律は、「政治的な意図」および「予防主義的な取締り」への重点が強く現れるもので、内心の自由を抑圧するファシスト政権が好むところでしょうね。

「陛下に指を指すとは何事か！」って、米帝の大使館に抗議に押し寄せるのが「筋金入りの右翼」だと思てたねー