「悪魔の布 : 縞模様の歴史」(ミシェル・パストゥロー) 欧州での「縞模様」について文化的歴史の解説 縞模様は「悪魔の印」で、道化師や吟遊詩人が身に着け、絵画でもそうした背景を示す記号に使われた ただ、どの意味合いが薄まった近世以降の解説がほぼ主観だったのが残念 dl.ndl.go.jp/pid/13165024

「中世のパン」(フランソワーズ・デポルト) 中世のパンをで小麦を挽く、パンを焼く、買うそれぞれを解説 パン屋は早くからギルドがあったけど、市外からも多く売りに来てたとか、小麦が高いとサイズで調整したとか色んな話があって面白い ただ粉挽きが賎民という話は無かった dl.ndl.go.jp/pid/13204762...

[3DCG] 古民家の道具・設備(台所) 67種 家のモデリングするなら家具や道具も必要かと始めたモデルも、気が付けば合計150種を軽く超えました。 用途や分類、時代背景も調べて解説資料も作るようになり、こちらも購入者はDLできます。 購入者は追加分もそのままDL可でお得です pen-and-dice.booth.pm/items/4265116

[3DCG] 京都の町屋 都市の民家で人が住んでいる建築は、外観資料はあっても内部までの完全な資料はなかなかありません。 これは昭和46年に大学が調査した資料を基にモデリングしたもの。 内部まで完全に作っているので、明治以降が舞台の創作で使っていただけます。 pen-and-dice.booth.pm/items/4246375

文学フリマ、お疲れさまでした。 参加した感想。 「あれ!?ずいぶん話のレベルが高いな」 来られる方の知識レベルも高くてびっくりでした。 あと、お手伝いする問題は「ご本人の解説をまじかで聞き続けるので全部ほしくなる」こと。 結局買ってしまった。 #文フリ大阪13 #文学フリマで買った本

「フランス中世史夜話」(渡辺昌美) コラム集だが、一つ一つの内容が濃い。 大体時系列に話が並ぶが、フランスからも中世からも外れる話もあって、話題が尽きない。 僧院・騎士・異端・狼男・紋章・亡霊。 一つでも気になるなら、読めば楽しめる事は間違いない。 dl.ndl.go.jp/pid/13254949

読んでいる本で、スペイン国旗の紋章（ブルボン家）が出てきて、「PLVS VLTRA(プラス ウルトラ)」って書いてあって、ヒロアカだー！ってなった。 こんな所から取ってたんだ。 今更過ぎる話だけど。 自分には今知った話なので。 adelante.jp/noticias/blo...

blender→fbx出力→Unity　でマテリアルが反映できたけど、Scene画面では画像ではなく単色で反映されてる。 なんでだ… Unity分からん… でもすべてのマテリアルが反映されるようにはなったので、以前よりだいぶん改善しました。

娘が高校の美術の教科書を「もう要らない」というので見せてもらったんだけど、大判でページいっぱいに美術作品が載ってるとか、めちゃめちゃ贅沢なページ構成なので、貰って見てる。 「浮世絵解説の本」とかではこうは行かないのよ。判型も小さいし。 教科書、なかなか良いな。

「路地裏の大英帝国」(角山 榮/川北 稔) 18~19世紀のイギリスの都市化に伴う生活史変化についての本。 清教徒は「清貧」を旨とするが、「貧乏は怠惰の現れ」としたこと。また工業化による共同体の崩壊が自力救済を求める格好になり、ここから日本の「講」のような小規模互助会「友愛協会」が生まれた事。 これってアメリカの悪い面そのままで、「ここから繋がってるのか！」というのが一番の気づきだった。イギリスの話じゃないけど。とにかく面白いのでお勧め。

イギリス近世の文化史を読んでて意外だったのが、イギリスでメイドが隆盛したのは19世紀。貴族は中世から当然召使をたくさん抱えていたけど、「女性の黒服メイド」は19世紀中～後半にかけて広がった。 日本は幕末か。 結構最近。 どちらも理由は工業化で、 雇う側はミドル層が裕福になりステータスとしての使用人が必要だった事、 雇われる側は男性は高級な工場勤務により、使用人のなり手が減ったこと（使用人の男性比率19世紀 初85％→末5％）が理由。 雇用・被雇用者の身分が近くなり、差別化のため「制服」が重要になったと。

欧州の刑罰で「車裂き刑（車輪刑）」があり（ベルセルクでも出てくる）、これに限らず欧州文化で「車輪」がどうも神聖視されてたっぽいけど、その背景や神聖さ加減がなかなかピンとこない。 （太陽信仰と繋がるらしい） 文化史でこういうニュアンスの部分って凄く難しい。何か資料無いかな。

「中世ハンザ都市の研究」(斯波 照雄) 14C末～15Cにハンザ各都市で立て続けに起こった動乱を個別に分析し、各都市の特性と背景を調べた一冊。 注釈が本文20pに100以上とか超多い。 歴史を勉強済みの上級者向けで、「北ドイツ全然知らないから読んでみよう」と軽い気持ちで読む本ではなかった。 この時期のハンザは拡大しきって停滞を迎えていた、周辺国との闘いで都市民に増税せざるを得なかった等が分かる。 反乱も、中間層が参政権を求めた権利拡大闘争で、市民運動でも独立闘争でもないこと、南ドイツと異なりハンザは完全に独立しておらず、領主の支配下にあったことなど、自分の知らないことばかりで面白かった。

連休明け、遅れちゃいけないと思いすぎたら一時間早く来てた。 朝って、分針しか見てなくない？ おはようございます。

和風の門・塀のデータを追加・更新しました。 ・種類を2つ追加 ・塀の角のモデルを新規作成 ・fbxモデルにテクスチャ貼付け対応 (Unity/ CLIP STUDIO MODELERで動作確認) 画面はそれぞれ blender/ Unity/ クリスタをキャプチャしたものです。 pen-and-dice.booth.pm/items/4982927

「西洋職人図集-17世紀オランダの日常生活-」(小林 頼子) 1694年に刊行されたヤン・ライケンの図集を翻訳、解説を付けた一冊。 当時の生活が垣間見えることもそうだが、解説で参考資料や画像を示してくれるのが助かる。 職人尽絵や洛中洛外図と比較すると、日本との違いが判って面白い。

「絵語りと物語り」(徳田 和夫) 「参詣曼荼羅」と言われる寺社の案内と縁起を兼ねた中世日本絵画の解説。 実際の地図・観光案内と縁起の解説を一枚の絵で兼ねるため、本来ある解説を想像・分析したり、描かれている人数が多いので当時の風俗を分析する。 面白いけど前2冊に比べると難しかった。

「中世の愛と従属」(保立 道久) 絵巻物から読み解く日本文化史の第2弾。 被差別民ではない従者の微妙な役職の上下、 巫女が神職・産婆・娼婦を兼ねてた、 背負う・抱く姿勢の意味と、誰に対して行ったものか（夫婦や死体担ぎ等） 等々、知らないことばかりで面白かった。

「ビンラディン実家訪問記」(旅野そら) 高野秀行さんが現地の人より食べまくって引かれてたカートだ！煉瓦都市シバームだ！ラクダだ！ 産油国でありながら国家が崩壊して国交のないイエメン。そんな国を中から取材した写真集。 抑制した文章も良い。 でも別に旅行記も読みたい。沢山ネタありそう。

万博トラブルで帰れなかったのか～ いやー、行きたかったー

作成したCGをUnityで正しく表示されるよう、使用マテリアルや出力プログラムを修正。(知識が無いので時間が掛かる) Unityの画像を紹介用にきれいに作成する方法とか、お金払うので教えて欲しい。(2枚目) 紹介用画像・動画を作りたいので、ゲーム作りたいわけじゃないのよ、こっちは…

「ヨーロッパを読む」(阿部 謹也) 1983～1992年に行われた講演のまとめで、口語体で読みやすいが「阿部史学のエッセンス」と帯にある通り、凄いボリューム。(500p) キリスト教による考え方の転換が中世を作り、それが日本と欧州の違いとなった、というのが阿部史観だが、それを多角的に説明する。 30年を経て読むと、「日本的」という互恵の事例(中元など)が古く感じる部分もあり、日本もヨーロッパ的な考えが浸透したのでは？と思ったら 「日本では『社会』より自分の周囲の『世間』の方が重要」 という指摘を感じさせるニュースも流れてきて、まだまだ「日本的」な物は残っていると感じさせる。

「姿としぐさの中世史」（黒田日出男） 中世日本の絵巻物や絵図から、当時の生活や人々の考え方を読み取ろう、という一冊。 日本画の線の少ない絵から読み取るため複数の図版を参照したり、背景として何気なく書かれた服装や動物から、それがどれだけ一般的かを探るとかの分析が面白い。

「日本美術の鉱脈展」で良かったのは「笠木治郎吉」という作家を知れたこと。 震災でほとんどの作品が焼失し、海外に流出した作品をコレクターが買い集めることでようやく作品が知られるようになりつつある、とのこと。 確かにもっと有名になってほしい作品。 www.gallery-kasagi.com/j-kasagi-%E7...

大阪の中ノ島美術館「日本美術の鉱脈展」行ってきた。 良かった！ 「未来の国宝を探す」は、つまり 「次の若冲を見つける！」であると最初に宣言して、 「オレはいいと思うんだけど、今一つマイナーなんだよね」という作品を紹介する、というキュレーターの思いの出まくった展示の数々。

ボードゲーム「百怪夜行」を、本日8/9(土)～8/16(土)の期間限定で 4,000円→2,500円 の特別値引きセールを実施します！ この機会にぜひご検討ください！ pen-and-dice.booth.pm/items/366373

モデリングした「長遠寺本堂（兵庫・重要文化財）」のワイヤーフレーム画像。 全部モデリングしてるので、白黒でも見た目が変わりません。 ところでBlender でワイヤーフレームを出すと背景が灰色になるの、何でかな。 pen-and-dice.booth.pm/items/7274798

「瑠璃の宝石」でヒスイを取り上げた回が放送されたタイミングで、ヒスイから新しい鉱物発見の発表とかアツすぎる！ www.issp.u-tokyo.ac.jp/maincontents...

「長遠寺 本堂（重要文化財）」をモデリングしました。 江戸時代前期の洗練された造形で、装飾も多くなく、創作の舞台や背景としても使い勝手が良いのでは？と思って選定しました。 これで寺・神社・武家屋敷・民家と大体揃った感じです。 pen-and-dice.booth.pm/items/7274798

妹の子供が小さいときに贈った「BLOCK. BLOCK」、「今でも遊んでるよ」と写真を送ってくれた。 「子供から大人まで、何回でも遊べるゲーム」が作りたかったので、こうして今でも遊んでくれてるのは本当に嬉しい。 pen-and-dice.booth.pm/items/1108943

作ったモデルを、作業しやすいようにブロックごとにまとめる作業中。 屋根の内部構造（２枚目）もきちんと作ってるけど、埋まってしまうので見る機会が無いな、これ。 残念だけど仕方ない。 まぁ、ここまできちんと作ってますよということで、古この場で供養。

重要文化財・長遠寺本堂。 一部装飾以外をモデリング。 報告書にも仏像が無い状態の資料となっており、漫画やゲームの背景に使うにはむしろその方が使いやすい気もします。 ここからデータを整形。 今のパーツ数は387個を、数十程度までまとめて使いやすくしてから公開予定。（これだけで数日かかる）

色々試した結果、「ぼくのかんがえたさいきょうのアイスコーヒーの淹れ方」。 大きなボウルに氷水を入れ、ミルクパンにコーヒーを入れて急冷。 ガラスやプラ容器より金属の方が熱伝導が良く、注ぎ口があって後の処理が楽なのでミルクパンが最高。 ただしクソ面倒臭い。

作成途中も上げた方が良いのか実験。 お寺のモデリング。 たぶん進捗60％ぐらい。 扉と欄間、瓦のモデリングが出来たら大体完成？

「ビンラディン実家訪問記」（旅野そら） 届いた！VTuber旅野そらのイエメン取材記。 これから読むのが楽しみだけど、プロローグを読んだ時点でおなかいっぱいの怒涛のエピソード。 これはじっくり読まねば。 普通なら行くこともできない地域の写真記なので、市井の風景の一枚一枚が貴重すぎる。 背景のドア一枚だって、自分でモデリングしようと調べたらどれだけ大変か。

重要文化財 法蔵寺鐘楼のモデリングの詳細。 組物も屋根の反りも本瓦もどれも設計に工夫があり、モデリングは大変ですができた構造には迫力があります。

鐘とか火の見櫓をモデリング。 一個だとインパクト足りない…といじってるとこんなことに。 重要文化財 法蔵寺鐘楼から、明治の鉄骨アングル櫓まで、一応テーマは「鐘」です。 枓栱(組物)と瓦を完全にモデリングしてるの、なかなか頑張った。 BOOTHにて販売しています。 pen-and-dice.booth.pm/items/7233863

「ブリューゲル 民衆劇場の画家」（ギブソン） 中世欧州の民家を調べてるとブリューゲルの絵画作品をもっと知りたくなって購入。 日本のブリューゲル研究の第一人者 森洋子さんが、訳だけでなく何十pも解説を追加。もう、ほぼ合作。 絵から西洋文化の解説のみならず、当然美術史も分かって面白かった。

【宣伝】 「鬼滅の刃」の新劇場版が大ヒットおめでとうございます。（まだ見れてない） 「あの時代を描いてみたい」と思った方、ちょうど良いモデルを色々作ってます。 よろしければご覧ください。 pen-and-dice.booth.pm/item_lists/r... pen-and-dice.booth.pm/item_lists/m...

近世（江戸）と近代の火の見櫓をモデリング。 作ってみたはいいけど、これでBOOTHに出すのも中途半端なので、どうするか考え中。 江戸時代の描写をするときに遠景にあると雰囲気が出そうですが、遠景ならモデルまで要らんだろうという気もする。

「職人たちの西洋建築」（初田 亨） 明治になり、「建築家」という新しい職業が生まれる中で職人はどう対応し、変わったかの分析。 「擬洋風建築」が「西洋モドキ」ではなく、「和洋折衷建築」であるという分析や、その背景に「西行」と言われた職人の渡りがあったこと等、興味深い話にあふれた一冊。 「株仲間」や「出入りの大工」が無くなることで従来の大工棟梁の伝統は失われたけど、それにより技術の囲い込みがなくなり、道具の発展はむしろ明治から昭和にかけて隆盛したとか面白い話も多かった。 変わって消えることは悲しい面もある反面、ちゃんと新しい物も生んでいると感じられる話だった。

万博会場でデモしてたのはJR東日本の壁面・天面検査ロボット。 技術的にも面白いけど、 「無人化ではなく省人化で20倍の効率化、災害地でも動けるようガソリン駆動可で人が持てるサイズと重さ」と、現場を理解しつくした仕様。 流石JR。 これは世界で頑張ってほしい技術。

万博行ってきた（8回目）。 「未来の都市」内のコマツの水中建機が格好良い！ 水中の作業を遠隔で作業できれば省力化できるし、安全に作業もできる。 ダムの浚渫ができれば寿命を延ばすこともできる。 すでに7mの深さまでは実証できているそうで、砂防ダムなら実用できるのでは？ このコンセプト素晴らしいわー

ハーフティンバーの建築って中世ヨーロッパ風のお話だと人気だと思ってたので、反応が薄くて悲しい。 外観写真はいくらでも手に入るけど、民家なので古い時代の内部図面自体がほぼ無く、あっても現在残っていない建物（資料が足りない）とか、実はモデリングには鬼門だと分かった。

西洋建築のモデルと言えばやっぱりハーフティンバー（木骨造）ですよね？ね？（圧） ということで、ドイツの中世ハーフティンバー建築のモデルが完成しました。 向きによって城壁に、ハーフティンバーにと表情を変える面白い建築です。 pen-and-dice.booth.pm/items/7142188

4枚目は下半分が石造りですが、これは市の外壁（市壁）。 石の壁は高価なので外壁を壁にする建築は欧州では良く見られます。 街が拡張すると壁を取り壊して一回り大きな壁を作りますが、その際にこの家の部分だけは残されたよう。 そういう町の歴史も建物から分かります。

独 pfullendorf の古い家（現在は市の博物館）。 4面の表情が全て違う面白い建築。 現状通りにモデリングできたが、扉も台所もトイレも無い不自然な造り。 100年前の絵葉書には煙突があるし、古い図面ではフロア構造から違う。西洋の建築はここまで改築するという基準の勉強になった。

米現地ニュースはテキサスの洪水一色だけど、日経サイエンス8月号はちょうどアメリカの治水についての記事が。 氾濫原という考え方が無くコンクリ堤防一筋だったため、大雨の勢いが増幅され被害をむしろ拡大させていた、という話。 「自然共存工事」の記事だったけど、これを機に導入が進むかどうか…

万博6回目。 12時前IN→16時前OUT。 1時間屋外→10分室内ぐらいのペースになりがちなので、どれだけ対策してても長時間は厳しい… 特にオランダ館。 日本の気温を全く想定できておらず、メインのドーム以外の空調は天井扇のみ！ スポットクーラー増設してたけど、全然足りてねぇ！ あと、なぜか定礎があった。これオランダ館でしか見かけなかった気がするけど、なんであったんだろうか…

勧められて「トラペジウム」見た。 ジャンルは「青春サイコサスペンス」だな。 若者らしく倫理観の欠如した主人公が最短経路でアイドルでの成功を目指すアイドル版「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。 電話からの解決編は主人公の夢で、本人は再起して成功しても、絶対和解は無いよ、あれは。 「主人公を好きそう」と言われたけど、「サンキューピッチ」の古堀君は好きだけど、トラペジウムの主人公は人を人と思わない加減が微妙に昔の自分を彷彿させて、楽しむより怖さが勝ちましたね。 元トップアイドルが書いたそうで、それもまた怖さに迫力を出してる。