チャイコ (@chaiko0716.bsky.social)

ハァ、ハァ…そんな息遣いが聞こえて来るのは、乱雑に乱されたシーツの上。ベッドの下に退魔の剣とオオワシの弓、二人の獲物が落とされていて。上に乗り、先に息を整え終えた彼が…まだ呼吸の定まらない、潤んだ翡翠の瞳を持つ彼の嘴に唇を寄せる。「んっ…まっ、て…まだ、だめっ」「…待てない」どうにか制止しようと試みたが、それは失敗に終わって。諦めて、目線を床に寄せると…。オオワシの弓が、退魔の剣に組み敷かれている様で…まるで自分達みたいだ、そう思い付き…抵抗はできないと。再度、受け入れる為に…意識を飛ばさぬ様、気を引き締める。結末を知るは、床に放られた退魔の剣とオオワシの弓のみ。