次のアルバムのタイトルを"一人の道が暮れて来た"としてみたいと思う
これはご存じの通り尾崎放哉(1885~1926)の俳句である
放哉の句は静まり返っている
放哉は無音の音を聴いている
放哉の声は誰にも聞こえぬ無言の声となる
この放哉の世界を音楽で表現するのは難しい
また音楽で表現すること自体、放哉の世界とは全く別の次元のことの様に思われる
だから私は循環する音の変化に任せるままにしようと思った
それを聴いても、聴かなくとも、ゆっくりと軌道を描きながら変化していく音の流れに囲まれながら
一人の道が暮れて来た
という放哉の句をつぶやいてみたいと思った
配信は12月27日の予定である
4 days ago