調子が悪かった壁掛け時計
自分の誕生に合わせて両親が買ったもので、一人暮らしの時も持っていったからそれこそ何十年もずっと一緒だった
家の建て替えに合わせて修理に出そうとしたが、地元の時計屋では古すぎるとサジを投げられ途方に暮れていたところ、運良く隣隣町の小さな時計屋さんが快く修理を引き受けてくれた
それが昨日戻ってきた
リビングの1番高い位置に掛ける
やっぱり、落ち着く
いつか自分がさよならする時まで、いや、出来ればその後もずっとこの家で時を刻んでいって欲しい
自分が見ることが出来ない家族の未来を静かに見守りながら
about 1 month ago