ソウル・アリンスキー(1972)『市民運動の組織論』長沼秀世訳、未来社。
※「第11章ラディカルよ、目覚めよ」が印象的。アメリカの民主主義は知的には受け入れられてきたが、感覚的には拒絶されてきたこと、指導者たちが民衆への信頼を持たなかったこと、4年に一度の選挙に参加が限られることによって民衆の社会的関心が党派的、利己的な関心に取って代わられたとされています。解決のためにはラディカルが組織活動家となり、民衆組織を建設し、民衆の参加を達成すること、参加を通じた民衆の教育が必要とのこと。組織活動に関しては、コミュニティ・オーガナイジングの議論によっておおよそカバーされているとみられます。
6 months ago