文京スポーツセンター / 東京都文京区大塚3丁目 区営の公共施設らしからぬ個性的な外観の建物。西洋の教会建築風の尖塔が目を引く。設計者は丹下健三の筆頭弟子的な存在だった大谷幸夫。1986年竣工。 📷 Panasonic DC-G99M2 + Leica DG Summilux 15mm/F1.7 ASPH.

丸の内ブリックスクエア 📷 Nikon Df × AF-S Nikkor 35mm/F1.4G

丸の内仲通りに出ている露店の商品棚で見かけたマリア像。さすが聖母だけあって優しそうなお顔をしておられるけど、腹回りに値札を括り付けられていることに対して不服がありそうな表情にも見える。 📷 Panasonic DC-G99M2 + P.Angenieux Paris 90mm/F1.8 Type P1

雑司ヶ谷鬼子母神の境内社、武芳稲荷神社の鳥居と御神木の「大公孫樹」。高さ30メートル以上ある大きなイチョウの古木で、樹齢は約700年。 📷 Leica M10-P + Summicron-M 50mm/F2

岩淵八雲神社 / 東京都北区岩淵町 📷 Nikon Df + Ai Nikkor 28mm/F2S

アマプラで映画『あした晴れるか』(1960年/ 日活) を観る。主演は石原裕次郎と芦川いづみ。監督は中平康。 秋葉原駅前にあった青果市場、人形町界隈、佃島渡船場、新宿の旧赤線地帯、広大なゴミ集積場だった頃の夢の島... と、画面に映し出される昭和30年代半ばの東京のあちこちの光景が興味深い。 軽いコメディだが、中平康のアップテンポな演出が冴え渡っている。裕次郎と芦川いづみは終始凸凹コンビといった感じで、最後まで色恋話に発展しないところも良い。川島雄三作品では健気でひたむきな少女といった役どころが多い芦川いづみだけど、本作では黒縁メガネ姿で見事なコメディエンヌぶりを披露している。

横網町公園 / 東京都墨田区横網2丁目 📷 Nikon D700 + AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G

安青錦が琴櫻相手にまたもや内無双を決めた。これで豊昇龍との優勝決定戦。

髙安が義ノ富士を破って勝ち越しを決めた。ロンドン公演を終えてから腰の状態が悪くなり、場所前は稽古も満足に出来なかったという話だったけど、蓋を開けてみれば連日気合い入りまくりの猛ファイト。今場所は勝ち星以上の内容の良さを見せてくれたと思う。

大の里が休場。どうやら昨日の相撲で故障した様だ。これで優勝争いは安青錦の結果次第ということになった。安青錦が勝てば決定戦。負ければ豊昇龍の優勝がそのまま決まる。最後の最後になって何とも残念な話だが、こればかりは仕方ない。大の里だって無理を押してでも出たかったはず。

錦丸×京の里。錦丸が持ち前の巨体をフル活用して3勝目。京の里も相当な巨漢だけど、錦丸が相手だとスマートに見える。

婦人公論の玉鷲インタビュー記事後編。これだけ長く第一線で活躍し続けられるのは、趣味の手芸やお菓子作りで息抜きできるのも理由の一つということがよく分かる良記事。 「目標は三役に戻ること。それとできることなら3度目の優勝をしたい。でもこれは夢だから叶わくてもいい。夢を持つことが大事」という粋なコメントも素晴らしい。

審判部が明日の昼間に安青錦の大関昇進に関する会議を開くそうだ。もちろんまだ決定したわけではないが、これでほぼ昇進という流れになりそう。ただ少々気になるのは今回の安青錦は起点が平幕という点。平成以降、平幕起点で大関昇進したのは、照ノ富士と栃ノ心の2人だけ。

琴櫻が1年ぶりに大の里に勝利。右四つ十分の形となり、大の里が巻き替えにきたタイミングで見事に寄り切り。 豊昇龍も苦手な安青錦に良いところなし。迷いがあったのか、中途半端な立ち合いになってしまった。 これで両横綱と安青錦が3敗で並んだ。

豊昇龍×琴櫻。がっぷり四つの力の入る一番となった。琴櫻もよく堪えたが、やはりこういう展開になると豊昇龍の方が一枚上。 大の里×安青錦。過去2度の対戦は大の里の圧勝だったが、今日はそこまで一方的ではなかった。しかしパワーで劣る安青錦が立ち合いで当たり負けしてしまうのは相変わらず。弾かれる前にどうやって中に潜っていくかが今後の課題。

義ノ富士×時疾風。昨日は熱海富士相手に劣勢からの逆転勝ちを決めた時疾風だが、今日は義の富士を左四つに組み止めて優勢な形になったものの力及ばず黒星。残念ながらこれで優勝争いからは脱落。とはいえ、今場所は本当によく頑張っている。あと一つ勝てば、三賞獲得の可能性あり。

一意が竜翔を下して幕下優勝。デビュー場所での大怪我で少々遠回りになってしまったが、これで来場所の新十両昇進は間違いなし。膝の状態さえ良ければ、幕内にもすぐに上がってくるはず。

義ノ富士が琴櫻に敗れて4敗に後退し、優勝争いはいよいよ両横綱と安青錦の三つ巴といった様相を呈してきた。 【2敗】大の里、豊昇龍、安青錦 【3敗】時疾風 もちろん今場所ひじょうに好調の時疾風だってまだ目はある。尤も当の本人はそんな大それたことは全く考えていないだろうし、余計なことが頭にチラつき始めるとロクなことはないので、明日も自分の相撲を取り切ることだけに集中してほしいと思う。

安青錦が珍しく上体を突き起こされ、あっけなく土俵を割って2敗目。対する義ノ富士は最後まで攻め手を緩めず、安青錦に反撃の隙を与えなかった。 大の里はここにきてまさかの連敗。隆の勝の喉輪が効いたというよりも、足を滑らせたか蹴躓いたかして前に倒れたといった感じ。

義ノ富士が大の里を破って金星。立ち合いで左を差し勝って、そのまんまの一方的な相撲。大学時代に何度か対戦経験があるので、昨日の豊昇龍戦よりはやりやすかったのかもしれない。

日本相撲協会公式YouTubeチャンネルが先ほどアップした昭和42年十一月場所の動画 (メンバーシップ限定) で、力士時代の大位山勝三さんの取組映像を初めて観た。 大位山さんは1970〜80年代に国際プロレスで活躍したレスラーで、そっちの印象の方が強い。地味なレスラーではあったけど、鶴見五郎との悪役ユニット「独立愚連隊」でプチブレイクしたこともある。 力士時代は三保ヶ関部屋に在籍。横綱北の湖や大関増位山は弟弟子にあたる。一場所のみだが幕内経験もあった。古い相撲雑誌などで写真は見たことがあったけど、本場所の取組映像はかなりレアだと思う。ちなみに大位山さんは今もお元気。

豊昇龍×義ノ富士。まだ大銀杏さえ結えない若手注目株が初めての横綱戦。ひょっとしたら金星あるかも... と密かに期待したけど、さすがにそんなに甘くはなかった。豊昇龍が余裕の貫禄勝ちで2敗キープ。

安青錦が1敗キープで先ずは今場所の勝ち越しを決めた。平戸海はなんとか中に入ろうと懸命に攻めたが、それだけで精一杯。勝った安青錦は顔色一つ変えることなく、いつも通りの前傾姿勢に徹した。

欧勝海が2日目からの8連敗で負け越し。今場所唯一の新入幕力士だが、まさに幕内のレベルの高さにはね返されているといった感じ。どうも固くなって動きが悪くなっている様に見えるけれど、明日からは勝ち負けなど気にせずにもっと伸び伸びと相撲を取った方がよいだろうと思う。

現在都内でデフリンピック開催中だが、事前申し込みなしで無料観戦できるということもあってか予想を上回る盛況ぶりらしく、一部の競技会場では入場規制が行われているそうだ。 射撃競技の会場はうちから近く、徒歩で行ける距離にある。そんなわけでせっかくだから行ってみようかと思ったものの、ここだけは何故か最初から一般人の入場一切禁止。正式な禁止理由はよく知らないが、おそらく流れ弾による事故が起きないともかぎらない為ではないかと思う。

九州場所でお馴染みの中洲のスナック「田じま」のママのインタビュー記事。大相撲観戦の魅力について語っておられる。 記事中にもある通り、今年は東方の花道沿いの席で観戦する姿がテレビ中継で確認できるが、以前は向正面の花道寄りの席にいらっしゃることが多かった。ごくたまに国技館でお見かけすることもある。 2〜3年前には「テレビ中継を通して全国に福岡の魅力を発信して頂いている」ということで、福岡商工会議所から表彰されていた。尤もご本人は「大好きなお相撲を見に行っているだけで、福岡の宣伝をしているわけではないんですけどね」と仰られていた。

葛の錦が入門から2年半にして、ついに初めての勝ち越し。師匠の錦戸親方やおかみさん、引退した兄弟子の水戸龍はもちろんのこと、静岡のご両親もさぞかし喜ばれていることだろう。 たまに稽古見学に行ったときに挨拶する程度の関係でしかない私も自分のことの様に嬉しい。というわけで、さっそく御祝儀を用意しておこうと思う。

いかにも玉鷲らしい立派な敗戦の弁。ミスがあったとすれば、あと一歩というところで足が揃ってしまったことだけだろう。しかし現状ほぼ敵なしと言って間違いない横綱をあそこまで追い込んだのは天晴れ。勝った大の里も今場所初めて肝を冷やしたのではないかと思う。

玉鷲、史上最高齢バースデー金星ならず。だけど惜しかった。大の里を凄まじいパワーで土俵際まで追い詰めただけでも驚異というほかなし。一方の大の里はなんとか逆転勝ちしたけど、内容的には良いところなし。

豊展観守像 / 東京都千代田区神田錦町1丁目 神田橋公園の入口脇にひっそりと設置されている奇妙なブロンズ像。作者は彫刻家の山下恒雄。 腕組み&立て膝で偉そうなポーズを決めているが、なんでも黄金虫が擬人化して千代田区の豊かさと更なる発展を見守っている... という設定らしい。

琴風さんが今朝のコラムで、コロナ禍時にコンプライアンス部長として朝乃山を事情聴取した一件のことを書いている。朝乃山はこれで1年間の出場停止処分を下されて大関の地位から陥落し、それまでの苦労と努力が一瞬にして水の泡となってしまった。 あのとき琴風さんは悪役扱いされたりしたけど、あれはさすがに朝乃山が悪かった。平時ならば「ずいぶん元気がいいな。だけど程々にしておけよ」と注意されるぐらいで済んだ話だが、コロナ禍中にやらかしたのはマズかった。さらに琴風さんに対して嘘をつき通したのは致命的。アッサリ認めて謝っていれば、2〜3場所の出場停止で許してもらえただろうと思う。

自身初の勝ち越しにリーチをかけている葛の錦だけど、今日は残念ながら負けてしまった。相手は高田川部屋の大野城。体格も力量も差があり過ぎるので仕方ない。まだ残り3番あるので、気持ちに余裕を持って次の一番に臨んでほしい。

豊昇龍×玉鷲。激しい突き合いから見合う形となり、玉鷲が突っ込んで来たところで豊昇龍がまわしを引いて勝ち確定。 しかし玉鷲も大健闘した。41歳の誕生日となる明日の対戦相手は大の里。ここはぜひとも史上最高齢バースデー金星を期待したい。

安青錦×髙安。内容そのものは立ち合いから猛攻を仕掛けた髙安ペース。しかし安青錦は粘りに粘ってなんとか耐え凌ぎ、髙安がやや強引に上手投げを打ちにいったところで切り返しを決めて逆転勝ち。

某スポーツ系ジャーナリストがラジオ番組で「今は四股名に川の字が付く力士が少ない。だから藤ノ川には頑張ってほしい」と語っていた。 少なくなった理由については、以前に先代の木村庄之助が「川は流れるから縁起が悪いということで嫌う親方や力士が多い」と述べているけど、ある親方は「海や山に比べると何となく弱々しいイメージがあるので避けられる様になったのではないか」と言っていた。 ちなみに「藤ノ川」は、伊勢ノ海部屋で代々受け継がれている伝統的な四股名。現在の藤ノ川は6代目で、4代目だった先代伊勢ノ海親方の「私が元気なうちに継承してほしい」というたって希望で、元の若碇から改名する運びとなった。

昨日は若隆景が安青錦相手に立ち合いの変化を見せたが、今日は兄貴の若元春が横綱相手に変化して金星ゲット。豊昇龍としては大の里が無双状態なだけに、この段階での2敗目はかなり痛い。

安青錦×宇良。ひじょうに見応えのある一番だった。あの手この手で安青錦を翻弄する宇良。そうは問屋が卸さないとばかりに必死に宇良を掴まえにいく安青錦。勝った安青錦も負けた宇良も見事。これぞまさしく銭の取れる相撲。

熱海富士×一山本。熱海富士が当たってすぐに右を覗かせて、あっという間に勝負を決めた。今場所は無駄な動きがなく、なんだか急に相撲が上手くなった様に見えるけど、もしかしたらようやく現師匠や先代師匠の教えを理解できるようになったのかもしれない。

昨日の豊昇龍の横綱土俵入りでは一門違いの霧島が太刀持ちを務めていた。日刊スポーツが記事の見出しに「超レアケース」と書いている通りに珍しいことではあるけれど、過去に全く例がなかったわけではない。 白鵬 (伊勢ケ濱一門) の土俵入りは一時期、太刀持ちと露払いともに一門外の時天空と豊ノ島 (時津風一門) が務めていたことがある。 古いところでは寺尾 (時津風一門) が、千代の富士 (高砂一門) の太刀持ちや露払いを務めたこともあった。

錦戸部屋の葛の錦が一番相撲から負けなしの3連勝。ついに初めて勝ち越すかもしれん。残り4番、今の調子なら一つぐらいは勝てるはず。

序盤を終えて勝ちっ放しは、大の里と藤ノ川の2人だけ。ここまではやはり大の里が頭一つ抜けているといった感じ。2日目の伯桜鵬戦の様に得意の右差しを封じられても慌てなくなったのは大きい。ちょっと前までならああいう状態になると泡を食ってバタついていたが、先場所あたりからそういう場面は殆ど見られなくなっており、技量面は確実に上がっている。この調子で更に進歩し続けると、しばらくの間は大の里の黄金時代になりそう。

安青錦×若隆景。いま一つ調子の上がらない若隆景が立ち合い変化して一瞬で勝負を決めた。安青錦としては相当に悔しい黒星となってしまったが、ここはすっぱりと気持ちを切り替えて明日の相撲に臨んでほしい。

草野改め義ノ富士が初顔となる同郷の大先輩正代を下して4勝目。立ち合いから攻め込んだのは正代。右を差して得意の形にもなっていたので、こりゃあ一気に勝負が決まるなと思ったものの、義ノ富士が土俵際でうまく体を入れ替えて逆転勝ち。

富岡八幡宮の巨人力士身長碑。1983年建立なのでそれほど古いものではないが、裏側に長い相撲の歴史の中でも飛び抜けて大きかった力士12人の名前と身長が刻まれ、実際の背の高さの位置に印が付けられている。 いちばん大きいのは江戸時代の人気力士生月鯨太左衛門。約230cmあるのでアンドレ・ザ・ジャイアントよりもデカい。当時の日本人の平均身長は男性が155cm、女性が145cm程度だったそうなので、実物の生月を目にした江戸庶民はさぞかしぶったまげたことだろうと思う。 📷️ Leica D-LUX 8

八角理事長が師匠北の富士さんの思い出を語っている。 当時の相撲部屋の指導法といえばビンタをかまして怒鳴りつけたり、竹刀や竹箒でぶっ叩いたりするのが当たり前だったけど、北の富士さんはそういうことは一切しなかった。基本的には若い衆の自主性を重んじる放任タイプで、ときには弟子に対して甘すぎると言われることもあった。 これについて北の富士さんは「怒鳴りつけて弟子が強くなるなら苦労しませんよ。結局は本人のやる気次第だからね。やる気のない者にガミガミ言ったところで余計にやる気なくすだけでしょう。ある程度放っておいた方が自分からやる気になるもんですよ」と仰っていたことを思い出す。

今日は昨年亡くなった北の富士さんの命日。だからというわけでもないだろうが、相撲協会が「北の富士カレー」の再発売を発表している。 何年か前には山崎製パンとコラボして「北の富士カレーランチパック」まで登場した協会が誇る大人気商品だが、今夏にいったん販売終了となっていた。商品担当の高崎親方によれば、味はそのままで遅くとも来年の5月までには再発売するとのこと。

豊昇龍×若隆景。初日こそ余計なことをして失敗した豊昇龍だが、2日目以降は危なげなし。今日の立ち合いもしっかり踏み込んでいたし、終始落ち着いてもいた。妙な小細工などせずとも十分に強いのだから、常に正攻法の相撲を心掛ければ何の問題もないと思う。 一方の若隆景は初日からの4連敗でちょっと心配。もともとスロースターターの傾向があるとはいえ、先場所あたりからどうも動きが悪い様に見える。もしかしたらどこか調子を崩しているのかもしれない。

玉鷲が右腕一本で平戸海をひねり潰して3勝目。毎度のことながら、40歳過ぎても衰え知らずのパワーには驚くばかり。

琴風さんの今朝のコラムの題材は昨日の前相撲でデビューした「旭富士」。幕内以外の話題、ましてやまだ番付に名前さえ載っていない新弟子をネタにするのは稀なこと。 新旭富士の相撲内容の評価はさておき、琴風さんも自身の四股名の門戸を開放しているそうで「継ぎたいという力士がいれば喜んで譲る覚悟はある」と書いている。 俺はなんとしてでも2代目琴風になりたいんだという奇特な力士はおそらくいないと思うが、仮にいたとしても、頭に「琴」の字が付いているだけに対象者は佐渡ヶ嶽部屋の力士のみとなってしまう可能性が高い。

貴闘力のYouTubeチャンネルに琴光喜がゲスト出演して今場所の展望を語っている。今まで公の場には出たくないと言っていたのに急に登場する気になった理由は不明だが、さすが元大関だけあって相撲に対する洞察力は鋭い。貴闘力みたいにあることないこと吹かすことはなく、注目すべき力士の特徴を的確に解説している。