淳水堂
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主に情報収集用です。SNS不慣れなためご無礼ありましたらすみません。 本の感想をブクログに置いています。
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#映画
『八犬伝』1️⃣ 滝沢馬琴は偏屈絵師の葛飾北斎に戯作「南総里見八犬伝」の構想を語る。 こうして馬琴を中心とした「実の世界」に、八犬伝の「虚の世界」が組み込まれてゆく。 「実」は創作者たちの心持ちなどが語られとても良かった。 馬琴:悪が勝つ世の中だからこそ、勧善懲悪を書く。 (原作者山田風太郎も「戦争、戦後の鬱屈に生きたので、創作では自由奔放な想像力を働かせる」と書いていた) 鶴屋南北:この世は実なのか。本当はこの世こそ虚なのではないか。 渡辺崋山:正しいことが虚であったとしても、それを貫き生きれば人生は実になるのではないか。
6 days ago
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#読み聞かせ
3年生以上 「えほん寄席」より「寿限無」 こちらの「えほん寄席」シリーズはNHKアニメを本にしたもので、5分程度なので事前練習もしやすいです。 寿限無寿限無…は四回繰り返されて、これを読む私が大変かと思ったのですが、さすがリズムも良くてあまり苦労せず読めました。 そして教育テレビ「にほんごであそぼ」の影響なのか、たいていの小学生が「寿限無」を言えますね。二回目からはクラスでの大合唱になります。 楽しかった😆
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの桂文我『えほん寄席 奇想天外の巻 (CDつき おもしろ落語絵本)』についてのレビュー:「寿限無」読み聞...
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6 days ago
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#海外文学
アンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人』 脚本家で作家のアンソニー・ホロヴィッツの元に、彼が担当する警察ドラマのアドバイザーのダニエル・ホーソーンが訪ねてくる。元刑事の彼は今ではロンドン警視庁の顧問として事件捜査に協力しているらしい。 そして経済的な理由でホロヴィッツに「俺の捜査に着いてきて推理小説を書いて、利益は折半にしないか」と持ちかけてきたのだ。 「自分が関わった事件の真実」と言いつつ由緒正しい探偵小説になっていて、さらにホロヴィッツ自身が書いたドラマや小説、実在の芸能関係者も出てきて創作者の内情も見えます。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアンソニー・ホロヴィッツ『メインテーマは殺人 (創元推理文庫)』についてのレビュー:『カササギ殺人...
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6 days ago
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#海外文学
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マルカム・ラウリー『火山の下』① 手こずったーーー😵💫 イギリス人作家がメキシコを舞台にした物語。 一章は1939年11月の死者の日で、二章以降はその一年前。 主要人物はイギリス人で元クアナワク領事ジェフリー、彼の元妻イヴォンヌ、ジェフリーの異母弟で革命家を目指していたヒュー。 出ていったイヴォンヌが、やはりジェフリーとやり直そうと戻ってきたが、ジェフリーはイヴォンヌを愛しているけれどすんなり戻れずより一層酒浸りになる。 アル中ジェフリーの見る世界は現実か幻想か入り混じってかなりの迫力で面白い、んだけど、小説全体が理解できない😓
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのマルカムラウリー『火山の下 (エクス・リブリス・クラシックス)』についてのレビュー:<二つの山脈が...
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6 days ago
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#海外文学
#読書
フレドリック・ブラウン「さあ、気ちがいになりなさい」1️⃣ 翻訳者が星新一!!日本のショートショート作家にも影響を与えていそうなSF短編集。 日常を書いていたかと思ったら、宇宙規模の危機へ話が飛ぶ。そして何事もなかったように日常に戻る。そんな感じのすっとぼけたような、恐ろしいような短編集です。 『みどりの星へ』 未開の惑星に不時着した飛行士は、この惑星の優しい生物を心の支えにして、危険生物を倒しながら生き延びてきた。なんとしても緑の地球に帰るのだ。 そんな彼の前に、救助の宇宙船が現れ…
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのフレドリック・ブラウン『さあ、気ちがいになりなさい (ハヤカワ文庫SF)』についてのレビュー:題名が...
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12 days ago
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#翻訳文学試食会
#海外文学
イプセン「野がも」 読書会の準備。 こちらの版は訳注が細かくて背景や言葉の意味も解説してくれます。
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ネタバレしています。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのヘンリック・イプセン『野がも (近代古典劇翻訳〈注釈付〉シリーズ 005)』についてのレビュー:製材工...
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15 days ago
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#翻訳文学試食会
#海外文学
サガン『赤いワインに涙が…』1️⃣
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サガンはずっと以前に『悲しみよこんにちは』を読み、映画も見たことがあります。思春期少女の現代的な軽い生き方、少しの残酷さ、そこからかなしみを知って成長するような繊細な感覚でした。 こちらの短編集は主人公は中年男女が多く、恋愛で傷ついたり不倫したりもありますが、ふとしたことでふっきれる力強さ、かっこよさがありました。サガンお見事です!
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのフランソワーズ・サガン『赤いワインに涙が...』についてのレビュー:サガンはずっと以前に『悲しみよ...
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15 days ago
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#海外文学
エラリー・クイーン『チャイナ蜜柑の秘密』
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切手収集家カーク氏を訪ねてきた正体不明の男がいる。エラリー・クイーンがカーク氏と共に事務所に行くと、その男が殺されているではないか。しかも男の死体の着衣は全て裏返され、服には二本の槍が固定されていて、その控室にある動かせるものは逆向きに細工されていたのだ 作者による「登場人物一覧」に遊び心があります。ある人の説明を「病人と希望を抱えている」みたいな 表紙のエラリーは耽美的ですが、朝寝坊だし、起きてもベッドでゴロゴロしてるし、「女性は苦手😑」とか言うし、永遠の少年の印象になってきてる
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのエラリー・クイーン『チャイナ蜜柑の秘密 (角川文庫)』についてのレビュー:エラリー・クイーンの国名...
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15 days ago
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#海外文学
#バルザック
『ゴリオ爺さん』1️⃣ 時代はナポレオン敗戦(1815年)後の王政復古のころ。貴族、ブルジョワ、産業革命に乗っかった資産家たちが時代を読みながら上昇したり、破産したりしている。 小説の冒頭で1819年のパリ下町の安っぽい下宿屋ヴォケール館と、その住人が紹介される。この部屋や台所のこびりついたような薄汚さ、安っぽいものを積み重ねた感じがよくわかる。 ヴォケール館に住んだり来たりする人たちはそれなりに仲良く付き合っていて、言葉遊びをしたり、それぞれが自分の近況を話すので、場末感はあるけれどもお互いをよく知っている。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの中村佳子『ゴリオ爺さん』についてのレビュー:読書会に参加しました。みなさまありがとうございまし...
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21 days ago
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#海外文学
#読了
ベン・ラーナー『トピーカ・スクール』1️⃣
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精神科医師のジョナサンとジェーンは、カンザス州トピーカの精神療養施設にやってきた。この土地は同性愛攻撃、人種差別、人種や性別の役割が決まり、逸脱しようとすると攻撃に晒される。やがて二人の間に息子のアダムが生まれる。 そして1997年。 攻撃的なディベートを得意とする高校生のアダムの成長物語?に、母ジェーンが女性や同性愛者権利を訴え攻撃されてきた過去、「話を聞いてもらえると感じさせる医師」である父ジョナサンの女性への不誠実さ(-_-;)、知的障害者ダレンの逸話が混じり合い語られる。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのベン・ラーナー『トピーカ・スクール』についてのレビュー:精神科医師のジョナサンとジェーンは、カ...
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22 days ago
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#読書
町田康『口訳古事記』
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古事記を関西弁にして勢いが良い! 現代人には馴染みのない風習などの説明も入れて、和歌も意訳のため(私のように和歌が全くわからない者にも)人間の感情そのままだ!と感じた。 そして戦につぐ戦。 すぐに「なめてんちゃいますか。しばこ」「どりゃーー!!」「死んだわ。おもろ」というノリで戦争に😅 全体的に人間味が溢れて身近に感じられる分、生々しさも… 神話のような書き方だと物語として読めるが、本書では非常に身近に感じて、なんというか、同じ人間として辛い場面も😨 古代の感覚を生かしたまま現代語訳でとても良かったです。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの町田康『口訳 古事記』についてのレビュー:古事記を関西弁(河内弁?)にした翻訳で、とにかく勢いが...
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25 days ago
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#海外文学
#読書
アンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』上巻
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編集者のスーザンが「さあ推理作家アラン・コンウェイが書いた名探偵アティカス・ピュントシリーズ最新作『カササギ殺人事件』の原稿を読むぞ🥰」と楽しんでいる。しかしこれを書いているのは未来のスーザンで「この読書で自分の人生が変わった」ことも語る そしてアラン・コンウェイの『カササギ殺人事件』が始まっていく …この小説は、現実の編集者と小説とが重なるのかな? アティカスは、田舎町のパイ屋敷で家政婦が転落死し、その数日後、同じ屋敷では殺人事件が起きたことを知り、捜査に乗り出す
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアンソニー・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件<上> (創元推理文庫)』についてのレビュー:「一羽なら悲...
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25 days ago
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#読書
『バッタを倒しにアフリカへ』
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「大量発生し人々の生命を脅かすバッタを抑えるぞ」思い、実はそれよりも「バッタにまみれたーい!」と、サバクトビバッタ研究のためにアフリカに渡った体験記。 生物生態、アフリカ生活、日本人研究者のシステム、経済事情も。 研究者の声を聴くと「国はこういうところにもっと支援してほしい」って思いますよ。 文章の口調も写真に添えた一言も軽妙でユーモラスでちょっと皮肉的で楽しく読めます。 しかし研究生活には過酷なことも。好きなことをするためには、過酷であっても明るく進むこと、色々な方面に知り合いを作ることが大事だなあ。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』についてのレビュー:表紙と著者名のインパクトが強く...
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29 days ago
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#翻訳文学試食会
#海外文学
#読書
『母娘短編小説集』1️⃣
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母と娘の物語って、子供を理解せず押さえつける母!頭の硬い親世代!みたいな短篇が多いかな、そんなのが続いたらきついよなあと思ったんだけど、そんな偏りもなかったです。 『自然にもとる母親』 町で女性たちが集まり、最近子供を残して死んだ女性のことを悪様に言い合っている。 読者からすると「いい子じゃん」としか思えないんだけど、旧世代の女性たちには全てが気に入らない。一番許せないのは自分の子供よりも村人達の命を優先させたこと!母親とはどんな場合でも自分の子供を優先しなければいけないのに!
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのフラナリー・オコナー『母娘短編小説集 (964) (平凡社ライブラリー)』についてのレビュー:<翻訳文学...
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about 1 month ago
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#海外文学
#読書
『水脈を聴く男』ザフラーン・アルカースィミー オマーン作家。
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井戸に呼ばれて死んだ女のお腹から取り出された男の子は、成長し地下を流れる水の音を聞く。 「死人の子」「ジンの取り替え子」と呼ばれていた彼は「水追い師」となり近隣の村からも水脈探しを依頼される。 愛しい女性とも結ばれたが、哀しい出来事により、水探しを辞めると誓う それでもなんの財産も持たない彼は妻との生活のためまた水を求めることに… 水は恵みでもあるし、すべてを流すものでもある。 イスラム社会、村の掟、経済の差、土着の呪術などがまじりあっています。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの⼭本薫『水脈を聴く男』についてのレビュー:オマーン作家。井戸に呼ばれて死んだ女のお腹から取り出...
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about 1 month ago
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#海外文学
#読書
#ウィリアム・トレヴァー
以前翻訳文学試食会で取り上げられたアイルランドのウィリアム・トレヴァー。良いですね。 『ラスト・ストーリーズ』 1️⃣ 『ピアノ教室の生徒』 女性教師には繊細そうなその少年が天才だと分かった。素晴らしい演奏。 だが必ず物がなくなる。 この才能を思えば些細なことかもしれない。 しかし彼女は自分が見てきたものを見直すことに。 数年後再会した少年に繊細さはもうない。 演奏は相変わらず素晴らしい。 理解した。神秘とは、その人間の外見とは結びついていないのだ。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのウィリアム・トレヴァー『ラスト・ストーリーズ』についてのレビュー:アイルランドの作家『ピアノ教...
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#海外文学
#翻訳文学試食会
『寝煙草の危険』マリアーナ・エンリケス 1️⃣
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ホラー短編集だが、アルゼンチンの社会情勢、貧富や人種の格差、児童売買、暴力などがあり、呪術や悪霊の存在が混じり土着的な物語になっている。 時代背景として、1976年から83年の軍事政権時代に、警察や軍による市民弾圧がおこなわれ、3万人もの人々が姿を消したことがある。 グロテスク描写、問題は解決していない、弱者は酷い目にあう、などの話が多いが、表面は整備された社会で、そこにあった悲しみや苦しみ、霊となって戻っきた者たちを再度表面化させて、鎮魂するような物語だと思った。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのマリアーナ・エンリケス『寝煙草の危険』についてのレビュー:1973年ブエノスアイレスで生まれたアル...
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about 1 month ago
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#読書
阿刀田高『シェイクスピアを楽しむために』
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困ったときには阿刀田高、困る前にシェイクスピア、原著読んだつもりで阿刀田高😁 ●ギリシャ古典劇を「運命の悲劇」、シェイクスピアは「性格の悲劇」と言われるのだそうだ。 ●「この設定必要か?」と感じることがある。おそらくシェイクスピアが元ネタから推敲の途中で、そのまま入れちゃったんじゃないか? ●劇団付きの劇作家は、俳優を思い浮かべて「あの人にも出番を」としているうちに、話の本筋とは関係ないことが増えてゆく。それで話がとっ散らかるんじゃないだろうか。 (続く)
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの阿刀田高『シェイクスピアを楽しむために (新潮文庫)』についてのレビュー:困ったときには阿刀田高、...
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about 1 month ago
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リチャード三世の遺骨は、2012年に発掘され、歴史の悪評「簒奪者」ではなく正当な王だと「英国国王室」にも明記されて再埋葬された。 その発掘と、名誉回復の中心となった女性が発掘を成し遂げた事実を元に映画化されたもの。 この女性は舞台『リチャード三世』で彼に惹かれた。自身が筋痛性脳脊髄炎を患い会社でも正当な評価を得られず「病気の人」扱い。リチャード三世も障害のために不当な扱いを受けてきたのではないか?と、自分と同じものを感じたのだ。 でも今でも「歴史の悪役」扱いですよね。「不当な評価でも自分を貫き…」のような自分探し映画って感じです。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの『ロスト・キング 500年越しの運命 [Blu-ray]』についてのレビュー:シェイクスピアの戯曲で有名なリ...
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about 1 month ago
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#翻訳文学試食会
#海外文学
#読書
『特別な友情 フランスBL小説セレクション』① フランス文学の中からBL耽美描写アンソロジー。長編の一部分を抄訳したものが多いです。 男性同士の恋愛だけでなく、性別崩壊のようなものも含まれます。 しかし年下の思春期少年少女が積極的なものが多くて、年上にあたる主人公格が「お互い合意で楽しんだよね☆」って感じなんですが、私としては「思春期入口の子供の冒険心虚栄心を利用するなよ…😓」と思う。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアンソロジー『特別な友情 フランスBL小説セレクション (新潮文庫)』についてのレビュー:<翻訳文学...
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about 1 month ago
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リチャード三世関連で、映画『リチャードを探して』
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「アル・パチーノが映画『リチャード三世』撮影のためにイギリスに行った」という設定で、アル・パチーノと撮影隊がシェイクスピアとかリチャード三世について徹底的に考えていくぞ!というドキュメンタリー風の映画。 戯曲に沿って演技をしてゆく合間に、映画関係者の討論・考察、専門家の解説、町の人々へのインタビューが入る。 シェイクスピアを読む時には、翻訳者さんによる「解説」がたくさん付きますが、この映画は、その「解説」を映像で見ている感じ。 わかりやすいですねこの手法。他の難解な小説でもやってほしい。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの『リチャードを探して [DVD]』についてのレビュー:「アル・パチーノが映画『リチャード三世』撮影の...
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about 2 months ago
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「時の娘」を読むために、シェイクスピア戯曲を。 歴史上「薔薇戦争」と呼ばれるヨーク家とランカスター家のイングランド王争いの一部にあたる。 戯曲は、この時の国王、エドワード四世の弟リチャードの高らかな「悪党宣言」で始まる。 「おれは醜い、世は俺に目を背ける。それならおれは悪党となってこの世の中の虚しい楽しみを憎んでやる」 リチャードは自分が正式な王になるために、敵対する相手に誹謗中傷を流したり、暗殺者を差し向けたり処刑したり、血筋確保のために結婚したりと、ありとあらゆる奸計を弄する。 史実とは違うとしても、ここまでやると悪として華々しい
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのウィリアム・シェイクスピア『リチャード三世 (新潮文庫)』についてのレビュー:歴史ミステリー『時の...
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about 2 months ago
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#読書
#海外文学
ジョゼフィン・テイ『時の娘』 入院中の警部は歴史上の人物たちの肖像画を眺めていた。一枚の写真(この本の表紙)を見て「責任のある立場にいた完璧主義者。裁判官か、軍人か、王子」と検討をつける。 肖像画の主は「リチャード三世」。これが?醜いせむし男。王位につくために幼い二人の甥を殺した悪逆の王位簒奪者? 警部は、退屈しのぎも兼ねてリチャード三世の歴史資料を集め、彼の悪評が本当なのか、本当でないなら甥殺し真犯人は誰なのかを探ることにした。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのジョセフィン・テイ『時の娘 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』についてのレビュー:入院中のグラント警部は...
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about 2 months ago
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#翻訳文学試食会
予習で『特別な友情 フランスBL小説セレクション』を読んでいるんだけど、とりあえず冒頭の「特別な友情」が長編の抜粋のため読みづらい読みづらい😵 原作の物語が数ページ⇒[ ]書きで途中のあらすじ紹介⇒そのあとまた原作の物語を数ページ⇒[ ]であらすじ…って感じです。 原作全部読めば細かい心理描写とかされているのかもしれないけど、あらすじ説明だけなので、主人公が移り気で勝手なやつとしか思えない😓 他の収録作品も抜粋のようだけど、こんな感じなのだろうか…
about 2 months ago
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#海外文学
#読書
エラリー・クイーン「ローマ帽子の秘密」 わーい、国名シリーズ、まずは一作目から! 冒頭で書かれる物語の設定は「NY市警の元名警部リチャード・クイーン氏と、息子のエラリー・クイーンはイタリアに移住している。彼らを訪問した著者は、過去の事件を小説化する許可を得た。」ってこと。 移住後のエラリー・クイーンは結婚して子供もいる! 私が最近読んだエラリー・クイーンシリーズでは30過ぎのエラリーはまだ独身だったよ、いつ結婚するんだ!? (続く)
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのエラリー・クイーン『ローマ帽子の秘密 (角川文庫)』についてのレビュー:わーい、国名シリーズ!akik...
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about 2 months ago
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#海外文学
#読書
ダニロ・キシュ『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓 』①
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ボルヘスの『汚辱の世界史』(悪として記録された人々の資料から、その人物を再構築した短編集)への「対本」として書いた、ダニロ・キシュによる七人の無法者列伝。 ダニロ・キシュにとってボルヘスの取り上げた人物は「汚辱の悪党」というには軽い、ダニロ・キシュから見た悪党(でも意地も見せた)列伝となったってことらしい。 本書は、スターリン時代に反政府活動をしてかなり暴力行為も行っていて、逮捕・収容所で拷問されたり、でも意地を通した人々が取り上げられている。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのダニロ・キシュ『ボリス・ダヴィドヴィチのための墓 一つの共有の歴史をめぐる七つの章』についてのレ...
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about 2 months ago
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#翻訳文学試食会
#海外文学
#読書
『11の物語』パトリシア・ハイスミス ①
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『かたつむり観察者』 かたつむり観察を趣味とする男。 交合の様子が微に入り細を穿つように書かれます。 男が様子を見ないうちにかたつむりは爆発的に増殖していた!!! まず。「飼育が無責任すぎる!!」 そしてひらがなで「かたつむり」って書かれていると、どこにでも入り込むヌメヌメした感じが出ますね。 『恋盗人』 恋人からの手紙を待ちわびる男が、隣の部屋に届いた恋文に返事を出して…。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのパトリシア・ハイスミス『11の物語 (ハヤカワ・ミステリ文庫) [電子書籍]』についてのレビュー:この...
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about 2 months ago
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#海外文学試食会
#読書
#海外文学
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『タイム・マシン』ウェルズ 1️⃣ 『タイム・マシン』 時間旅行に初めて科学説明をしたということでSF原典のような一作 しかしウェルズは「このままの生活をしていたら人間の未来はこの様になる」を書きたく、科学や、小説の設定は二の次って感じでした(時間旅行者準備不足すぎ、未来で「野蛮人ども」とか言ってるがあんたが一番野蛮人😨) タイムマシンから外を見るとものすごい速さで太陽が昇ったり沈んだりの描写、マシンを止めたが急ブレーキだったので倒れちゃった、などは芸が細かい 有名な小説、そうか、こんな話だったのか。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのH.G.ウェルズ『タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫 赤276-1)』についてのレビュー:<翻訳文学試食会>...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4003227611
about 2 months ago
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#海外文学
#翻訳文学試食会
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ルシア・ベルリン「楽園の夕べ」 評判通りすごい作家だなあ。色や光が感じられる。 作者は自分の経験を元にして、編集し、拡大したり縮小したりして、物語にしている。 解説や小説からは、精神的に幼いまま世界に出て、自由奔放、といえば聞こえは良いが無茶苦茶とか自堕落と言われるような生活で人生を渡ったみたい。 でも小説からは恨みも強がりも感じない。ただ、生きている。 長男によるあとがき「母の思い出」も小説のようで、ルシア・ベルリンが飲んで歌って踊っている姿が目に浮かんだ。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのルシア・ベルリン『楽園の夕べ ルシア・ベルリン作品集』についてのレビュー:ポットキャスト<翻訳文...
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about 2 months ago
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#読書
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塚本康浩『ダチョウはアホだが役に立つ』 京都府立大学ので「ダチョウ博士」塚本康浩学長による研究者物語。 ダチョウの持つ力は「地球を救う」!? ダチョウ研究・実用化のような科学説明もありますが、科学の本というよりも、ダチョウのアホっぷり、著者がダチョウ研究するようになるまでの「好きを突き詰める」お話、どのように研究を行っているかなどを関西弁で語る「研究者トンデモ物語」って感じです。写真や図もたくさんあります。 ダチョウは系統樹的に仲間がいないんだそうです。それでも滅びなかったのは「アホ」だから!? 人間も「てきとー」を大切に☆
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの塚本康浩『ダチョウはアホだが役に立つ (幻冬舎文庫)』についてのレビュー:読書知人が面白い、と言っ...
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2 months ago
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#海外文学
#読書
#ドリトル先生アフリカゆき
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読み返したいなと思っていたドリトル先生シリーズ。 まずは初めの『アフリカ行き』は昔からの井伏鱒二翻訳で。 井伏鱒二の翻訳版の挿絵が懐かしい!!😆 翻訳の口調は「ドリトル先生は〇〇をなさって」のように丁寧です。 そして巻末が豪華! 翻訳者井伏鱒二や、井伏鱒二に紹介した石井桃子のあとがきからは、戦後に子供たちに豊かな児童文学に触れてもらいたい!という真摯な気持ちが感じられます。 さらには登場人物・動物紹介、二巻以降のあらすじ紹介も! さすが岩波少年文庫、解説までとても誠実。 本っていいなあ。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのヒュー・ロフティング『ドリトル先生アフリカゆき (岩波少年文庫 021)』についてのレビュー:読み返し...
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2 months ago
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#翻訳文学試食会
ヴェルズ『タイム・マシン』予習 私は、タイムマシンの作動は「ドラえもん」のように「正当な時間の横道を通る」と漠然と思ってました。 しかしこの小説では、マシンはずーっとそこにあり続けて、周りの時間を進めたり戻らせたりなんですね。 …八十万年間マシンをそこに保管しておいてくれたのか!?😅 「ヴェルズのタイムマシン」というと、初の科学的説明のSF、という認識でしたが、確かに時間移動や惑星の動きの科学的説明はありますが、小説の目的は、格差社会が突き進んだ先のディストピアだったんですね 行き着いた終末は、毒々しく荒涼としているんだが、戻るところに戻ったような安定感もあるんだよなあ
2 months ago
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#デカメロン
#長編文学試食会
取り掛かりました。まずは概要メモ。 <これから始まる本書は『デカメロン』別名を『ガオレット公』という。 本書では百の物語が十日の間に七人の淑女と三人の貴公子によって語られる。>(引用) 冒頭は著者ボッカッチョによる説明です。口調が「〇〇でございますが/報恩のほど」なので、舞台が上る前に幕の前で燕尾服の案内人が口上を述べているような印象です。 「私はかつて苦しんだことが合ったけど、友人が楽しい話を聞かせてくれて立ち直れたんだよ、だから世の皆様にも面白い話をして御恩返しをしたいんだ」ってことを述べてます。 題名の「デカメロン」はギリシャ語で「十日間」です。
2 months ago
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#海外文学
「ポー短編集ミステリ編」 ①
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探偵小説の元祖たるデュパンものをちゃんと読もうと思って。むかーし簡易版で読んで犯人などは知っていますが、やっぱりちゃんと読むと違いますね。現代感覚とは違った当時の社会の雰囲気とかが感じられます。 『モルグ街の殺人』 文学初の名探偵と言われるオーギュスト・デュパンが、モルグ街の屋敷で起きた惨殺事件を解決する。 探偵小説の原型がある! 作者は、探偵の推理方法や、事件や証言のすべてを読者に示しておく 名探偵と、書き手のコンビ 警察と名探偵の関係 名探偵は、推理の理由をきちんと読者に説明する
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのエドガー・アランポー『モルグ街の殺人・黄金虫 ポー短編集II ミステリ編 (新潮文庫)』についてのレビ...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4102028056
2 months ago
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#海外文学
#翻訳文学試食会
「ヘミングウェイ全短編集1」 予習① 【われらの時代】 16篇の短篇の合間に、1ページに満たない断章が差し込まれる。 この断章は、避難民の様子、敗戦のドイツ兵やギリシャ人の処刑、命がけの闘牛、戦場の一場面など。血生臭く、文章を削ぎ落としているが生命を感じる。 短編は突然始まって、人々の日常の一片だけ切り取ったものが多いですが、余計な技工は使わず文章で直球勝負!という感じで作家としての凄みを感じます。 私も色々凝った小説を読んできましたが、この「始まる。時間通りに進む。現実的なことばかりおきる。」という真っ向勝負は気持ちいい!
2 months ago
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#海外文学
#マルグリット・デュラス
『ロル・V・シュタインの歓喜』
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「私」がロル・V・シュタインの娘時代のことを語る。「私」は、自分とロルの出会いはまだ先だと言う かつてロルの婚約者マイケルは、ストレッテール夫人との出会いにより去っていった ロルは、寄り添う二人と、それ見る自分に官能を感じたのだ 10年後。旧友と、その愛人を目撃したロルは、あの時間を再現するために二人に近づく 冒頭、誰だかわからない語り手が当事者となる描写の流れに痺れた。 色々難解なんだけど語り口が心地よい 精神不安定、叫び、徘徊、眠り、など、いかにもデュラス。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのマルグリット・デュラス『ロル・V・シュタインの歓喜』についてのレビュー:最近マルグリット・デュラ...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4309202802
2 months ago
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#海外文学
#翻訳文学試食会
『フランス短篇傑作選』1/7
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試食会課題作は【大蛇(ボア)(マルグリット・デュラス)】 デュラス好きなんですよ。難解なんですが、漂うような文章、濃厚さ、情念、主人公たちは主体的には開放されているのがいいのかなあ。それが狂気であっても。 フランス植民地の学生寮に預けれた少女は、週末に寮母の老女バルべさんに連れられて植物園に行く。そこでは大蛇に生きた鶏を飲み込ませる見世物をやっている。 そして寮に帰るとバルべさんの部屋に呼ばれる。バルべさんはピンクの下着を付けた75歳の体を少女に見せて、人生を嘆くのだ。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの山田稔『フランス短篇傑作選 (岩波文庫 赤588-1)』についてのレビュー:【ヴェラ(リラダン)】ダトー...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4003258819
2 months ago
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#読書
#横溝正史
『金田一耕助の冒険』 NHKで池松壮亮を金田一耕助にした『横溝正史短編集』がとても面白い。
www.nhk.jp/p/ts/PNKM3G3...
原作の一つがこの短編集に入っているので読んでみた。 表紙の金田一耕助が古谷一行っぽいなあ。こちらの珍映画
eiga.com/movie/36046/
から表紙を作ったんだろうか?笑 金田一耕助と、等々力警部のコンビの「女シリーズ」短編集で、短編の題名が「◯の中の女」となっています。 短編なのでサクサク人が死に、迷いながらも金田一耕助も間違いなく解決します。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの横溝正史『金田一耕助の冒険 (角川文庫)』についてのレビュー:NHKで池松壮亮を金田一耕助にした『横...
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3 months ago
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#翻訳文学試食会
『オイディプス王』
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放送での精神分析の話、koyomiさんの当時の社会のことの書き込みなど、話が広がりがすごいです👀 私は単純に物語として。 私は蜷川幸雄・野村萬斎で舞台を観たことがあったが、戯曲ではオイディプス王の人間らしさを感じました。 舞台だと演出が気になったり、「オイディプス(あまり)悪くいのに運命に翻弄されて」などと思いましたが、読んでみたら「これだけ怒りっぽいならトラブル呼び込むよ😓」 そして「コーラス」も戯曲で読むと面白いですね。私も一緒に「王よ♪済んだことはそのままにいたしましょう〜♪」とか歌いたい😁
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのソポクレス『オイディプス王・アンティゴネ (新潮文庫 ソ-3-1 新潮文庫)』についてのレビュー:<翻訳...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4102209018
3 months ago
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#海外文学
#読書
#サーデク・ヘダーヤト
『盲目の梟』 梟大好き。アイコンも梟です。題名が格好いい。 イスラムの女性の立場の低さが見える。しかしヘダーヤトの男性たちは威張ってくるのに情けない。 作者はイランの貴族階級・フランスカトリック大学に留学・学位を取れない。どれにもなれなかったことで、皮肉さが小説に現れているかもしれない。 【変わった女】 語り手は、インドに浪漫を感じる旅人フェリシアと知り合う。彼女は西洋の価値観でインドを判断してるんだけど、語り手は彼女に振り回される。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのサーデク・ヘダーヤト『盲目の梟 (白水Uブックス 257 永遠の本棚)』についてのレビュー:題名がかっこ...
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3 months ago
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#海外文学
#読書
#翻訳文学試食会
『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集」 リフアト・アル=アルイール パレスチナの詩人で英文学教師リフアト・アルアライールが、本人や学生たちが書いたパレスチナの日常、思い。 物語の背景は主にイスラエル軍による「キャスト・レッド(Cast Lead)作戦」で、ガザの民間人居住区に侵攻し、農場、住居、工場など、軍事施設ではない場所を破壊した。 収録されている短編で、家族が殺された、農場が破壊された、立ち退かされた、というのはこの作戦下においてのもの。 そして2023年にリフアトも爆撃されて亡くなった
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのリフアト・アル=アルイール『物語ることの反撃 パレスチナ・ガザ作品集』についてのレビュー:ガザ生...
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3 months ago
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#海外文学
#読書
#エヴァン・ダーラ
『失われたスクラップブック』 冒頭は19歳の「俺」の語りなんだけど内容がどこか奇妙、いるはずの場所もおかしい?? 読み進めていって気がついた。この小説は主人公が入れ替わっていく書き方なのね。 その次の語り手は映像作家の仕事に同行する「俺」と、映像作家たちの話。 このように、それぞれ関連はない「俺・私・僕」の語りで繋いでいでいきます。 親子や友人の切ない話、珍妙な人々、音楽・アニメ・ラジオの話など、印象的な話もあり短編集みたい。 そして大体において対話が通じない一方通行の発信。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのエヴァン・ダーラ『失われたスクラップブック (ルリユール叢書)』についてのレビュー:読書会参加しま...
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3 months ago
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#読書
梅子さんに紹介いただきました! 『戦地の図書館』 アメリカが戦争中に図書活動を推奨して、書物を守り、兵士の精神的健康を保った「兵隊文庫」の記録 良かった: 本を読むことで、前線兵士も自分を保てた、自分に価値があると思えたなど、本の効果! 書籍を大切にしたアメリカは、戦後世界中に書籍を復活させる基となった。(直接街を攻撃されなかったのは強い…) うーん: 日本の描写はちょっと胸が痛い ドイツの文化破壊を批判しているけれど、アメリカも戦後日本の出版物を規制検閲したよね… 日本でも軍隊に文庫を送っていたのだそうだ。この話も知りたい
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのモリー・グプティル・マニング『戦地の図書館 海を越えた一億四千万冊 (創元ライブラリ)』についての...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4488070787
3 months ago
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#海外文学
#読書
#エラリー・クイーン
『十日間の不思議』 推理小説家で素人探偵のエラリー・クイーンは、夢遊病に悩まされる旧友ハワードから相談を受け、彼の邸宅のあるライツヴィルを訪問した。 エラリー・クイーンは、ハワードの父で包容力のある実業家ディードリッチの歓迎を快く感じ、ハワードの若妻サリーに魅力を感じる。 だが何かが起きそうだ。 そしてハワードから、さらに相談を受ける…。 探偵小説としての犯人探しだけでなく、探偵が直面する問題、探偵が常に考えなければいけない問題に向かい合っている。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの越前敏弥『十日間の不思議 新訳版 (ハヤカワ・ミステリ文庫)』についてのレビュー:ハワード・ヴァン...
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3 months ago
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上野恩賜公園 蓮池 8月のほうが咲いていると思うけど、これ以上暑いと出かけるきがしなくなりそうあ😅
3 months ago
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#海外文学
#読書
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#サン=テグジュペリ
『戦う操縦士』 第二次世界大戦、フランス空軍操縦士のサンテックス大尉は偵察飛行に任じられた。 …飛行機の規模がわからない…。縦に三人乗り?サンテックスが操縦、デュテルトルが通信・経路確認、機銃員が攻撃? 物語は、基地を飛び立ち基地に戻るまでの数時間。しかしその飛行の中でサンテックスは、いろいろなことに思いを馳せるので精神的には半生。 「現実⇒思考⇒現実⇒過去⇒現実⇒思考」となるので全体的に浮世離れしているような、常に生死の境にいるとこんな「時間が止まった感覚・心は彼岸へ」になるのだろうか。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアントアーヌ・ド・サン・テグジュペリ『戦う操縦士』についてのレビュー:❐1939年・1940年ごろ 『戦...
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3 months ago
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#海外文学
#サン=テグジュペリ
『星の王子さま』翻訳比べ 内藤濯: 対象年齢が小学6年生から中学生向け ですます調 外国語を知らない日本人向けっぽい 児童に直接お話している印象 王子さまは大人びている印象 河野万里子: 大人が読んでも普通の小説っぽい である調 大人が日記を記している印象 谷川かおる: である調 口調は柔らかい
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ『星の王子さま (岩波文庫 赤)』についてのレビュー:子供の頃...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4003751310
3 months ago
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#海外文学
#読書
#翻訳文学試食会
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#サン=テグジュペリ
『夜間飛行』 【夜間飛行】 1920年代、アフリカや南米への郵便飛行ルート、特にまだ危険だった夜間定期便の開拓時代。 ブエノスアイレスの空港から郵便飛行機が発着している。会社の全航空路総支配人は、この仕事にすべてを捧げてきた50代の支配人リヴィエール。 ある夜、パタゴニアから帰路についているはずの操縦士ファビアンの機からの通信が途絶える。事故か? だがリヴィエールは、その夜の郵便飛行をそのまま続行させる。
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんのアントワーヌ・ド・サン・テグジュペリ『夜間飛行 (新潮文庫 サ-1-1)』についてのレビュー:海外文学...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/410212201X
3 months ago
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#読み聞かせ
『私がテピンギー』ハイチの昔話 少女のテピンギーは、あたらしい母親と二人で暮らしています。この母親は、テピンギーにはとっても意地悪なんです。 ある日、母親は通りかかったおじいさんに「手伝ってくれたら、テピンギーって女の子をあんたの召使にやるよ」って言います。 でもテピンギーはその話を聞いていたので、学校のお友達に「お願い」をしにいきます 次の日おじいさんは、七人の赤い服を来た女の子を見ます。 「どの子がテピンギーなんだ?」 「わたしがテピンギー♪」「わたしもテピンギー♪」「みんなテピンギー♪」って踊りだすではありませんか!
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの中脇初枝『わたしがテピンギー ハイチのおはなし (女の子の昔話えほん)』についてのレビュー:読み聞...
https://booklog.jp/users/junsuido/archives/1/4039604202
3 months ago
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#読書
『百年の孤独を歩く ガルシア=マルケスとわたしの四半世紀』 田村さと子 南米文学研究者で翻訳者田村さとこが、ガルシア=マルケス(以下ガボさん)一家との交流や、小説の土地を巡った旅行記。 『百年の孤独』を読んだ時は、マジックリアリズムを表現方法と思ってたんだけど、南米を舞台にしたドキュメンタリーや映画で「南米文学が脅威なのは、書かれていることが全部本当のことだからではないか…」などと思っている。。(経験はないのでわかりませんが) …そして田村さんは、ケンジくん(中上健次)をガボさんに引き会わせられたのかな?(^_^;)
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淳水堂さんの感想・レビュー
淳水堂さんの田村さと子『百年の孤独を歩く ガルシア=マルケスとわたしの四半世紀』についてのレビュー:ラテンア...
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3 months ago
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