国立西洋美術館でルネッサンスからバロック期の素描ばかり集めた展覧会を観た。スウェーデン国立美術館のコレクションによるもの。
ひとくちに素描といっても、大作の下絵として描かれたものからほぼ完成品といったものまでさまざま。多様な線描の種類や表現のテクニックなど並べて眺めてこそ分かるものもある。
イタリアからフランス、さらにスイスやドイツからオランダへ、土地柄を反映したモチーフの移り変わりも興味深く思いのほか楽しめた。
若者の美術館離れ的なポストを見かけたが、この展示では4割近くが20代以下といった客層だったのにも驚いた。趣味でイラストを描いている人たちなのかな?真剣に観ている姿がよかった。
2 months ago