観劇初めはミュージカル『ワイルド・グレイ』でした!
『ドリアン・グレイの肖像』、『サロメ』等で知られるオスカー・ワイルドを初めとする、芸術と愛を求めた3人の男達が描かれた作品。オスカーは俳優、ボジーは観客と明言されていたのに、ロスだけ結局どの立場なのか曖昧なままであるが、カーテンコールで主役的立ち位置に置かれていたのが気になる。美術は、どう動かしてもピッタリハマることのない段違いな背丈のセットが印象的。最後の裁判の場面、ずっと嫌な奴として描かれてたボジーがオスカーの恋人か?と聞かれて「いいえ」と言うのも、オスカーをどう評するかでオスカー自身が言葉を発していたのも救済と伏線回収が上手い。
10 months ago