いつか描くメモ刀さに 元軍人で正式な審神者のはずの婚約者より霊力も能も優秀だったために政府からも男士からも本丸の実質頭領とされた娘、怨讐と劣等感に憑かれたその婚約者が初期刀本体でもって無理心中未遂を謀ったあの日以来彼女は壊れてしまって、審神者としての執務指揮は全く問題がなく誰ともコミュニケーションは取れているのに、顕現した源清麿を見た瞬間優しかったあの人が帰ってきたと思い込み その男の名で呼び当然戦にも出されず睦む恋仲として見つめられ手を取られせがまれれば同衾もしてやり、初期刀と親友と仲間の情けで彼女の眠る隙を抜けて夜戦に加わることで刀の矜持と自我を何とか保ちながら
9 months ago